2007年07月02日

東京スタミナホルモン酒場「はなけん」八千代緑が丘店

先日、八千代ナビライフでNankotsuさんから「八千代緑が丘駅の北口にあったラーメン屋さんが東京ホルモンという焼肉やさんに変わりましたね。」という話を聞きました。
北口??バス停側かしら。
向こう側にあるラーメン屋で思い当たるのは「東京らーめん一鉄(こちら)」か、都市公園プラザ1階にある「ラーメン拾藩家」。拾藩家は無料の餃子がうけて結構いつ行っても人がいるし、潰れるにはあまりにも早すぎるし・・・ま、まさか!一鉄ですか??

「そうそう一鉄です!5月一杯で閉店したみたいですね。」と、Nankotsuさんからのコメントが・・・。

なんと一鉄、なくなってしまったんですね。
最近向こう側に行く機会がなかったので、全然気付きませんでした。さらに新店舗が既にオープンしているなんて、それはちょっと確認しに行かねば!

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こちらのお店、新宿や池袋にもあるチェーン店だそうですが・・・「やっぱり今回はやめとこうか・・・。」となび夫さんと顔を見合わせてしまうほど、あまりに怪しすぎるその外観。

遠巻きに様子伺いしている私たちに、レトロな看板が誘ってきます。
『明日のスタミナ、旨いホルモンを食べなはれ』
さらには、ガラス越しに見えるファミリー客が背中を後押し。なーんだ、小学生の女の子もいるんじゃないの!美味しそうにコンロを囲むその光景に、何だか入店しても大丈夫な気がしてきまして、思い切ってドアを開けました。

フロア内には仕切りなどもなく、ほぼ以前の一鉄のまま。正面にレジ、左側のフロアに7卓ほどの簡易なテーブルと、カウンター6席が配置されています。
そんなことよりも、この店内!!何じゃこりゃー!
壁一杯に貼られた70〜80年代?の昭和なレトロポスター、さらにスタミナをイメージしてなのか、レジ周辺にはプロレスラーのポスターが!天井には赤・白・青の縦シマちょうちんが通路上を余すところ無くぶら下がり、そのスキマを埋めるようにお店のお品書きがばばばーん!と勢い良く貼り並べられています。

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席には小さめなおつまみメニュー的なものしかなく、基本は周囲に貼られたお品書きを見て注文するようです。が、何か異国の言葉でも眺めているような気分に・・・。
マルチョウ?シロ?てっぽう??
焼肉は食べますが、あまりホルモンを注文したことがないので、品名を見てもどこの部分が運ばれてくるのかさっぱり想像もつきません。

注文を書こうと待ち構えている店員さんを前に、とりあえず上はらみ(630円)を注文したっきり固まる二人。そうです、こんなときは最終手段。
・・・あの、何がオススメですか??
『今日は牛の第1胃にあたる「上ミノ(630円)」がオススメですよ。』

店員さんのお言葉通り、上ミノを注文し、さらになび夫さんはテッチャン(580円)をチョイス。
何?テッチャンってどこの部分??と尋ねたその答えは・・・。
「え?分からない。でも何となく名前が気になって・・・。」
何よそれー!大丈夫なの??

さらに勢いでホルモン白盛り(1,280円)も注文。隣りにホルモン赤盛り(980円)というメニューもありますが・・・聞けば、赤盛りはレバーやタンなど内臓上系、白盛りは腸などの内臓下系の盛り合わせだとか。

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とりあえず、生ビール中(480円)で乾パーイ!冷たいジョッキにキメ細やかな泡!!うまーい!!
(そんな至福のひとときを味わう私の横で、緑茶をすするなび夫さん・・・。)
テーブルに置かれた小さめなコンロを前にして、さてどんなお肉が登場するのか?期待と一抹の不安を抱えながらも、お通しの「鰹節と梅肉で和えたザーサイ」と、酸味少な目ほど良く辛い「白菜キムチ(330円)」をつついておりますと、まずは親しみ深い「上はらみ」が運ばれてきました。

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盛られた銀色の器は、大人の手をパーにしたくらいの小振りなサイズですが、肉は赤身部分がキレイで見た目にも新鮮そう!柔らかそう!!
昔家にもあったなぁ・・・と思うような、ガスコンロの網へと肉を並べ、煙と飛び散る油を避け避け焼き上がりを待ちます。炭火焼きの店が増えてきている中で、この感じがなんともレトロで懐かしい。
そうそう、テーブルの幅があまり広くないため、手元とコンロまでの距離がかなり近いので、油が飛んでも気にならない服での来店をオススメします。ただ、煙は上手に排気されているようで、周りにもポツポツお客さんが座りだしている割には店内中モアモアすることなくスッキリした空気です。

火力が強く、あっという間に焼きあがったお肉はとってもジューシー!甘ダレで頂くのですが、肉も割と厚めで柔らかく、新鮮な赤身の肉々しさが舌中を駆け巡ります。
ここですかさず、まだ冷えたビールをぐいぐい。

立て続けに運ばれてきたのは、オススメ上ミノと謎のテッチャン。

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ミノは胃とのことでしたが、右写真のテッチャンというのは、大腸のことだそうです。この縦に入ったシマシマがものすごく気になりますが・・・。小腸をそう呼ぶこともあるようですが、どちらにしてもホルモン界ではポピュラーな品とのことでした。(“こてっちゃん”は、ここからきたのかしら??)

このホルモン、どの位が美味しい焼き上がりなんでしょう?焼きすぎれば硬くなるし、焼きが甘いと中りそうで不安だし・・・。
結局焼きあがりの決め手は、お腹が我慢できなくなってきた頃。もう大丈夫でしょう!えい、食べちゃえ!!と、イカのように丸まったホルモンをやっぱり甘ダレで頂きます。

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うまー!!
コリコリしてて、臭みは全くありません。はらみのようなジューシーさまでは至りませんが、もぐもぐしているとジワジワと旨みが広がってきます。
焼き上がりが分からなければ、飲み込み頃も分からないこのホルモン。全然噛み切れませーん!!ハードなベーグルを食べ進めて、顎が疲れてきた感じになってきました・・・。
「このホルモン、まるで顎を鍛えるビリーバンドや〜!」
これはもう、好きな頃合いで各自楽しむしかありませんな。

さらにコンロの上を賑やかにしてくれるメインが登場。白モノ系ホルモンのオンパレードです。

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さて、どれが何なんだ・・・?
というか、テッチャンの正体は白系のホルモンだったし、きっとこの盛り合わせの中に入っているんじゃない?赤身ははらみだけなので、もう網の上は色んなサイズのイカの切り身がゴロゴロしているような感じです。
味や弾力感、脂加減の違いで、「あ、さっき食べたのと違う種類だ!」と分かる事後報告的な食卓。見えているはずなのに、すっかり闇ナベ状態です。

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ホルモンの良いところは、じっくりゆっくりと箸が進むところですね。ただでさえこちらのお店はかなり良心価格なのに、普通の焼肉よりも品数が抑えられるので、お会計は5,000円行きませんでした!
サイドメニューには海ぶどう(480円)や島らっきょう(300円)なんて変わりどころも顔を出しており、ホルモン以外にも色々楽しめそうです。
ここは、普通にご飯を食べに来るのはもちろんですが、友人とゆっくりお酒を堪能しながら、尽きない話をホルモン噛み噛み楽しむのに持ってこいのお店かも!

とはいえ、折角のホルモン店だったのに、どれが何だか分からず食べるのは勿体無かったなー。なかなか家では摂取できない「鉄分たっぷりタイプ」な赤系を、もっと注文すればよかった!
とりあえず、まずはホルモンを勉強して再チャレンジってことで。

●東京スタミナホルモン酒場「はなけん」八千代緑が丘店 047-459-8188
千葉県八千代市緑が丘1-2-22(地図
営業時間/ (定休日)
駐車場/有り


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2007年06月14日

東京豚骨拉麺「ばんから」八千代店

最近めっきり足が遠のいてしまったラーメン屋でしたが、なび息子を早めに寝かしつけて・・・こっそりなび夫さんと行ってきました!4月にオープンした島田台の新規ラーメン店「ばんから」です。

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日中はかなり並んでいる様子だったのですが、さすがに21時も過ぎるとお客さんもまばら。お店を囲むように用意されている広めの駐車場にパパっと車を停めて、いざ入店!
入ってすぐ目の前にあるチケット販売機で、何を食べようかと足をとめるや否や、店内から威勢の良いおばちゃんが出迎えてくれました。
「いらっしゃいませー!うちはね、この“角煮ばんからラーメン(880円)”が一番オススメだよ。ボタンがピンク色なのが醤油ベース、こっちの白色が白濁した豚骨ベースのスープ。」

つい、その明るい気さくな雰囲気に乗せられ、見ていて気になった“秘蔵”の付くメニューが何なのかも尋ねてみることに。

「これはね、各種ラーメンの上からねぎ油をかけてあるんですよ。え、つけ麺はどうかって?つけ麺はねー、山椒系のちょーっと辛めなスープですけれど、太麺で美味しいですよ。」

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秘蔵タイプや豚骨系メニューも気になりましたが、やっぱりオススメは外せません!私は「角煮ばんからラーメン(880円)を、そしてつけ麺好きのなび夫さんは、「ばんからつけ麺(680円)」をチョイスです。
チケットを手に、さらに扉の奥にある店内へと入りましたが、外観以上に広々としたその客席にビックリさせられました。すぐ前には20名ほどが座れるカウンター席、その左側に6人掛けの長テーブルが5卓、さらにラーメン屋には珍しい座敷まで!6〜7名が囲めるその座敷も、5卓ほど用意されていますし、禁煙席(といっても、囲いはないのですが)も設けられていました。

一番窓寄りの長テーブルへ着席すると、すぐに店員の方が駆け寄ってお水を置いてくださり、購入したチケットを回収しに来ました。
「うちは、何でもお客様の好みに味を合わせます!背脂の量はもちろん、あっさりとかこってりとか、辛さの調節などもご希望に沿うようにいたしますので、ぜひおっしゃってくださいね。」
好みは・・・とお答えしたいのはヤマヤマでしたが、今日は初回。とりあえず、どちらもスタンダードでお願いします。

そして、まず到着したのがこちらのラーメン。
見た目、透明な油層が表面に出来ていますし、大きめな背油のカタマリがなんともコッテーリな印象を醸し出していますが・・・。

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上に乗っているのは、海苔、輪切り長ネギ、普通のチャーシュー1枚に、大きめな角煮がひとつ。そしてところどころに、少しスパイシーに味付けされたメンマが入っていました。
麺は細すぎず、太すぎずのストレート麺。縮れてはいませんが、スープがかなりとろっとしていますし、麺自体にも色が付いているほど濃厚そうな感じなので、麺に絡むも絡まないも関係なさそうな濃い味を想像させるその見た目。
相当パンチの効いた味なのでは?・・・とドキドキしながら口に含みましたが、思いのほかあっさりした印象です。とはいえ、透明感のある澄んだ醤油のそれとは異なり、ダシの何かが舌や喉の奥につっかかるようなコテコテ感が。
目玉の角煮は、甘さほどほどに仕上げられたジューシーなトロ肉です。が、肉の部分は結構噛みごたえしっかりタイプ。うーん、私的には、普通に乗ったチャーシューの方が味も食感も好みかしら・・・(脂身がニガテなので・・・って、ならただのばんからにすれば良かったんじゃ?!)。

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そしてこちらがなび夫さんが注文したつけ麺です。
太麺だけあって、かなりしっかりした歯ごたえのもっちりタイプ!これを、おばちゃんが辛いよ!と言っていた山椒ベースのスープにつけていただきます。

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細切れのチャーシューと輪切りの長ネギ、白ごま、そして底にたまった大量の鰹節。一口目は少し甘めの風味にスイスイといただけますが、二口、三口・・・と食べ進めていくうちに、後からくる刺激的な辛みにヒーヒー!この辛みも、もっと強くだとか弱めに・・・だとかも注文できるそうですが、私はスタンダードタイプで丁度良く感じました。
逆に、ばんからラーメンの方は、もう少しコッテリに仕上げてもらえば良かったかな?なんて思いながら完食するかしないかあたりで、突然きました。・・・喉の奥に焼け付くような、背脂の逆襲が!!

「あ・・・胸焼け。」

だめだ!味的にはもう少しコッテリが良いかと思ったけれど、内容物的には私にとって十分すぎるほどのコッテリ加減だった!
帰りのクルマの中で、ちょっぴり苦しんでしまった私・・・。

「こんな時間に、こっそり食べに行ったりするからじゃなーい?(by なび息子)」

●東京豚骨拉麺「ばんから」八千代店 047-488-0887
千葉県八千代市島田台997-2(地図
営業時間/11:00〜翌2:00(年中無休)
駐車場/有り
ホームページ/http://www.hanaken.co.jp/bankara/index.html
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2007年05月18日

アジアンダイニング「ケイズカフェ」

※平成20年10月1日、「Kei's cafe soi99」と店名を改めリニューアルオープンされました!移転先は同じく八千代台で、駅からさらに近くなりました!(レポートの店舗写真は旧店舗のものですが、引き続き同じメニューが楽しめるそうです。)

“食わず嫌い王決定戦”に出ることになったらどうしよう?
と、いらぬ心配をしたくなるほど、食べる物に関しては好き嫌いのない私。
そんな自分にも、飲み込めないほどダメな食べ物があったんだ!と思い知らされたのが、タイ料理だったんです。パクチーの胸焼けしそうな匂いと、タイ料理独特の酸味が鼻の奥でミックスされたあの感じ・・・!もう、二度と食べるまいと心に誓った瞬間でした。
その記憶が薄れかかった頃、友人に連れて行かれたタイ料理店でパクチーと再会。果敢にリベンジを図るも、あえなく撃沈。「恐らくこれから先、口にすることはありませんな」、と人生最後のタイ料理に別れを告げたのでした・・・というはずだったのに!!

先日「グルメレポートにぜひ来て欲しい」と、昨年12月にオープンしたタイ料理店“アジアンダイニング ケイズカフェ”から、お問い合わせをいただいてしまったんです。折角のお話でしたが、食べられないのにレポートが書けるはずもなく、速攻お断わりを入れた私。
「すみません、私はタイ料理がどうも苦手でして。パクチーとか香草が入っているんですよね?今回は申し訳ないんですが・・・。」

そんな逃げ腰の私に、ぜひそういう方にこそ一度食べていただきたい!とケイズカフェのオーナーさん。
「そうおっしゃらずに!本場タイの一流シェフですが、6年間日本のレストランにいましたから、日本人好みに仕上げている部分もあるんです。恐らくタイ料理が苦手な方というのは、“辛い!酸っぱい!匂いが強い!”というイメージをお持ちだと思うのですが、辛さは調節しますし、パクチーが入っていないお料理も沢山ご用意しています。
きっと、お食事していただければ、タイ料理に対するイメージが変わると思いますよ。とにかく一度、食べにいらっしゃいませんか?」

タイ料理嫌いの目を覚ます、日本人向けのタイ料理?!
・・・ってホントデスカー??
実は2回目に食べた時、「ここのタイ料理は日本人向けで大丈夫だから」と言われて口にしたんです。ちょっとやそっとの“騙し”だったら、この私は落とせないわよ、なんて思いもありつつ・・・それでも熱心なお話振りに興味が湧きまして、八千代台駅の西口から徒歩2分というこちらのお店へと足を運ぶことになりました。

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赤白青のカラフルな旗や、建物側面の黄色いカラーが目を引く外観です。すぐ右隣が100円パーキングになっているので、こちらに車を停めて店内へ。

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「元々パブだった場所を居抜きで使用したので・・・」とおっしゃっていた通り、青紫のふっくらしたソファーやカラオケセット、バーカウンターなどの配置がそれらしさを感じさせないわけではありませんが、アジアン系のインテリアや小物などで彩られた内装は、間違いなくタイ料理屋さんそのもの。
4人掛けテーブルが左側に2つ、右側手前に5〜7人掛けが2つ、そして右奥のバーカウンターに5〜6席ほどのこじんまりとした店内には、アジアン風の香料が漂います。

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テーブルに置かれたメニューと、ボードに書かれた“本日のオススメ”からお料理を選びます。現地での呼び方でしかメニューに記載されていないこともあり、運ばれてくるまでどんな料理か分からない・・・ということがしばしばありますが、きちんと料理名が日本語で表現されていますし、さらにお料理の写真も付いているので安心して注文ができます。
単品は600円〜1,200円程度と思ったよりも手頃な価格で、タイ料理っぽすぎないメニューもちらほら。
鶏手羽揚げ、イカ焼き、春雨と卵の炒め物・・・って、これは間違いなくタイ料理ではないですよね??
「いえいえ、これらもタイ料理ですよ!もともと中華料理だったものが、タイに伝わってアレンジされたケースも少なくありません。言わば“中華風タイ料理”ですね。ちなみに、当店のシェフは中華料理の出身!もちろんタイ料理の腕前は一流ですが、日本人の口に合う調理方法や味付けを考える上でとてもプラスになっているようですよ。
ポピュラーなタイ料理から中華風なものまで色々ご用意はしておりますが、今日は是非とも食べていただきたいお品があるんです。」

といって、オーナーにオススメされたメニューというのが・・・何てこった!トムヤムクンでっかー!?
「1人前(900円)もありますが、やはり鍋で召し上がっていただいた方が良いと思いますので、2,3人前(1,500円)をお持ちしますね。」

え・・・いや、1人前で良いです。ていうか、本当に、トムヤムクンばっかりは勘弁してください!!
そんな心の叫びは届くことも無く、オーダーにイン。
ちなみに辛さはお好みで調節してもらえるとのことでした。並の辛さだと相当辛いそうなので・・・かなり抑えめでお願いします。

さらに、タイではポピュラーな夏野菜で、今まさに旬に入ってきているという「空芯菜(くうしんさい)のみそ炒め(1,000円)」と、タイではパッタイと呼ばれる「タイ風焼きそば(850円)」、さらに海老味噌ソースで味付けがされたお店オリジナルメニュー「K-CAFEチャーハン(1,000円)」の、計4品がイチオシ料理とのこと。

タイ料理っぽすぎないものを注文しようと企んでいただけに、私も一緒に来たなび夫さんも不安一杯。
「どうしよう、おれ絶対食べられないよ・・・。」と口走る彼の偏食っぷりは、食わず嫌い王に何度と無く出場できそうなほど。残したら失礼だけど・・・だめだ!なび夫さんには頼れそうもない!!

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そんな暗雲漂うテーブルへ最初に運ばれてきたのは、「空芯菜の味噌炒め」。空芯菜の名は、茎の中が空洞になっていることが由来だそうですが、空洞になっていることで火を通してもシャキシャキ感が楽しめる青菜だとか。
青菜といっても、独特の苦味は全くありません。生で頂いてもそれほど青臭さくないというだけあって、ニンニクとタイ味噌による味付けが前面に押し出されているものの、空芯菜そのものの印象は「食感を演出してます」という程度。これは、小松菜やほうれん草、チンゲン菜とも違う・・・初めて出会う青菜だわ!
シンプルに青菜と飾りのトウガラシだけが盛られたこの一品、火が通ってしんなりしているので量が少ないようにも見えますが、実際に食べてみると思いのほか2人でシェアして丁度良いくらいボリュームがあります。味付けも中華っぽいので、身構えていた私たちは肩透かし。
なんだ!“タイ味噌”ってオイスターソースっぽいんじゃん!むしろクセがなくて普通に美味しい!こういう青菜の炒め物が大好きななび夫さんは、もう一皿いけるんじゃないか?と思うような食べっぷり。

負けじと私も空芯菜に手を伸ばしているところへ、来ました来ました・・・トムヤムクンが!!

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テーブルに置かれるなり、香りが漂います。
そうそう、この匂いが耐えられないのよねー、と言おうとしましたが、想像していたようなキモチワルさが全く感じられないんです。
「エビの酸っぱ辛いスープ」と和訳されているように、具材はエビに玉ねぎ、ネギ、トマト、そして多分ブナピーが大きめに切り入れてあり、風味付けのための生姜輪切りや月桂樹、そして間違いなく・・・パクチーもしっかり一緒に煮込んでありました。
お玉で取り皿によそい、すするために口元に持ってくるも、やっぱり匂いはきつくなく、タイ料理独特の香りだけが心地よく鼻を伝います。口に含んでもそれは変わらず、舌先に残るピリッとした辛みはあるものの、鍋ならではの凝縮された旨みがぶわーっと口中に広がります。
酸味があるといっても、お酢やレモンなどの刺激的な感じではなく、トマトの酸味が近いでしょうか。スープの味を例えるなら、ミネストローネみたいな印象です。具材はエキスが出切ってパサつく感じというわけではなく、エビなんて適度にほっくり!しかもたっぷりと入っているのがウレシイところ。

さらに、この専用鍋にも秘密が。
丁度中央の出っ張っている中に、ロウソクの火が入っているんです。このおかげでいつまでも湯気の立つ温かい状態が保たれているので、冷めて美味しさ半減・・・ということにはなりません。

しばらく食べ進めていくと、残り1/4量くらいでお玉が鍋の途中に当たってすくえなくなってしまいました。生姜や月桂樹の葉っぱが浮いてきたし、この程度で終了するような食べ物なのかしら?
そこを通りがかったオーナーが一言。
「最後に凝縮されたスープが勿体無いですから、鍋を傾けて直接お皿へ移してお召し上がりくださいね。」
なるほど・・・。

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念のため、本当にこれってパクチーですよね?と箸先でつまんだ葉っぱを見せて確認。
「そうですよ。本場タイのパクチーは、もっと香りや味が強いんですが、お店で使用しているのは風味が柔らかい日本産のものなんです。」

確かにこのトムヤムクンを頂くと、タイ料理に対する印象が変わるというのがすごくよく分かります。冷やし中華ダレの酸味でさえ嫌がるなび夫さんが、目の前で「うまい、うまい!」とおかわりしているんですから、見事なものです。

まさか食べれるなんて思わなかったトムヤムクンで勢いがつき、次の料理にも期待がかかります。
「こちらが、パッタイと呼ばれているタイの焼きそばです。そのままでしたら全く辛くないのでお子様でもお召し上がりになれますが、こちらの香辛料や調味料をお好みで加えていただくと、全く違ったお味を楽しめますよ。」
一緒に4種類の調味料が運ばれてきましたが、まずはそのままでいただきまーす。

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甘めの優しいお味は、甘酢あんかけ野菜などを思わせるような感じです。細く切られた甘いおあげに、ニラ・卵・もやしといったスタンダード具材、それに甘エビのような小エビと、さらに大きめの干しえびも混ぜ込まれています。ところどころに砕いたピーナッツ、そして麺の下の方から出てきたのが・・・こりゃ沢庵?しかも、甘く黄色い東京たくわん系の・・・。
「そうなんです。たくわんなんですが、違和感ないでしょう?タイでは似たような漬物が用いられているんですが、日本でなかなか手に入らないので、代用品として使いました。」

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4種類の調味料は、お酢、砂糖、唐辛子、ナンプラーだそう。
とりあえず全種類を適当にかけていただいてみましたら!これはまた・・・随分と印象が変わるものですね。
甘酢の優しい味から、一気にパンチの効いたしっかり味付けに!
あまり馴染みの無いナンプラーですが、粉チーズっぽいような独特の風味としょっぱさをプラスしてくれます。どうも、このナンプラーとお酢の組み合わせが、アジアンな風味を醸し出すポイントのよう。

最後に出てきたのが、タイ米を使ったチャーハン「K-CAFEチャーハン」です。米不足のときに食べたタイ米のイメージが、いまだに色濃く記憶に残っている私、きっとぽそぽそっとしているんだろうなーと思って食べたせいもあり、その予想外な食感にまたしてもやられました!

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チャーハンのパラパラふんわりはしっかり表現されているものの、口の中では水分がきちんと残って日本のお米のようです。
「これはジャスミンのかおり米といって、白いご飯で頂いても十分おいしいタイ米なんですよ。お値段も日本のお米と変わりません。タイ米の印象を悪くしてしまった米不足ですが、あの時出回ったものは、本当に最低ランクのものなんです。」
チャーハンには、豚肉の薄切りやインゲン、そしてぐじゃっと水っぽくならず適度に歯ざわりを残したナスが入っています。色みが茶色なんですが、これはアミエビの味噌炒めをからませているからだとか。辛さ的には一番直接的に来る感じでしたが、このピリピリ感がまたクセになりそう!一方、まわりに彩りを添える半熟ゆで卵を一緒にいただくと、まろやかさがプラスされて違った美味しさも楽しめました。

和食とか中華など、ポピュラーなジャンルだったら月に何度も足を運びやすいけれども、こういった馴染みの薄い料理だと、年に1回・・・下手したら人生で数えるほどしか食べに行かない傾向にありますが、ここだったら身構えることなく普通に食べに来れそう!
しかも、そう思えたお料理ジャンルが、あんなにも毛嫌いしていたタイ料理!!
オーナー・・・すっかり私、ここのタイ料理に魅了されてしまいました。まさかパクチーが口に出来るなんて、思いもしなかった!!
他のメニューも色々試したくなりましたし、今度はもう少し大勢で来て、シェアしながら色々食べてみよう!

そうそう、このお店はランチ(月〜土11:00〜14:30)がとてもお得なんです。
ご飯プラス炒め物のような定食タイプのほか、日替わり本場タイカレーやチャーハン、タイラーメンなどの単品に、サラダ・スープ・デザートも付いて700円〜850円!
まずは気軽にランチタイムから・・・というのもいかがですか?

●アジアンダイニング ケイズカフェ(Kei's cafe) 047-752-2199
※新店舗の情報です
千葉県八千代市八千代台北1-9-3コーポ総1階(ラーメン店“パンケ”さん隣り(地図)京成線八千代台駅西口すぐ
【営業時間】月〜土/ランチタイム 11:30〜14:30(LO 14:00)、18:00〜24:00(LO 23:30)
日・祝/16:30〜22:30(LO 22:00)
【定休日】水曜日
【駐車場】近くにコインパーキング有り
【ホームページ】http://www.keis-cafe.com/
※ランチ有り 830円〜
※忘年会・新年会・パーティー等承ります

〔関連レポート〕
2007年11月29日 からだポカポカ!タイ風しゃぶ鍋「タイスキ」体験
posted by やちなび子 at 00:00 | 千葉 ☁ | Comment(0) |  > アジアン料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月08日

四季食彩de「ビストロ・ピエロ」

やちなびに番組表(こちら)を掲載している関係で、しばしばやり取りをさせていただいている“J:COM YY八千代”さんから、一緒にグルメレポートをやりませんか?という共同取材のお話をいただきました。
「J:COMチャンネルのなかで、街のグルメ情報を発信する“四季食彩”という10分番組があるんです。千葉県内の各局で持ち回りなんですが、丁度3月16日〜31日の放送分が八千代の担当でして、近々市内にある飲食店を取材する予定なんですよ。よかったらぜひ一緒に取材してみませんか?」

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この番組は、J:COMのスタッフさんや視聴者の方が美味しい!と推薦する飲食店をひとつピックアップして紹介するというコーナー。過去には天ぷら屋さんや村上にあるトレインカフェなどが取り上げられています。
いつもはお店の方がメインで登場し、お料理の説明やコンセプトなどを語っていただくというスタイルで構成されていたそうですが、今回は市民レポーターさんがお料理を実際に食べて、その感想を交えながらお店を紹介していく予定とのこと。
なんと、そのレポーターを私が!
・・・というわけではありませんで、あくまで番組はいつものとおり作成し、J:COMさんがつつがなく取材。その傍らで、ひそやかに同じメニューを実食レポートさせていただくわけです。どこらへんがコラボかと言いますと、『文章だけでは伝えきれない部分を映像と音でカバー、10分という短い時間で伝えきれない情報を文章で補完!』という共同取材ならではの良さが生かせるあたりでしょうか。
なかなか、今までありそうで無かった新企画!

ということで、今回のグルメレポートは、J:COM番組「四季食彩」とセット組みでお送りすることになりました。3月16日〜31日の期間限定放送なので、ぜひぜひお見逃しなく!毎日4回放送されます(詳しい放送時間はレポート末尾へ)。

さて、そのレポート先となるオススメ飲食店はというと、村上フルルの向かいあたりにあるイタリアン「ビストロ・ピエロ」。このお店、実は以前やちなびでも紹介させていただいているんです(レポートはこちら)・・・が、そのときは普通に食べに行っただけでお店の方にお話を伺う機会も無かったので、今回はより詳しく、そしてさらなる追加メニューをご紹介いたしましょう!

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このお店、つい先日オープンしたばかりのヤマダ電機とフルルのお向かいにある三菱自動車の裏にあります。イタリアン一店舗のものにしては結構広めな駐車場と、店名通り賑やかなピエロが描かれている大きな看板、そして見た目にも可愛らしい欧風の建物。
外観の印象以上に、店内はさらに落ち着いた雰囲気です。背丈ほどある白い塗り壁のパーテーションで各テーブルが囲われ、全席個室さながらのレイアウト。個室っぽさは、各コーナーに上着などちょっとしたものが掛けられるフックがさりげなく用意されていたり、席を立つことなくブザーやベルで店員さんを呼べるような配慮によっても演出されています。

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外側は白い壁なんですが、内側はナチュラル色のウッドが施されており、避暑地にあるオシャレなレストランを彷彿とさせます。これをさらに引き立たせるのが、BGMのジャズと、適度に抑えられた暖色系の照明。
女性のお客さんが多いようですが、これなら周りを気にすることなくゆったりと過ごせるので、男性や色々な世代の方も利用しやすそう!

さて、来店後すぐに撮影・・・とは進まず、まずは今回番組に登場する市民レポーターさんや、“四季食彩”の構成担当さんなどを交えての、軽い打ち合わせから始まりました。

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番組は、企画から製作までを全てJ:COMさんだけで作り上げる場合と、制作・編集の部分は専門の製作会社さんにご協力いただく場合とがあるそう。“四季食彩”は、お店の選定をJ:COMさんが行い、番組を担当している制作会社さんが取材や撮影・編集の工程に加わります。本日も、その会社の構成担当さんが同席し、取材するポイントや番組のイメージなどをJ:COMさんとすり合わせした上で、実際の撮影へと進むことになりました。

市民レポーターさんは、こういった体験は初めてとのことで「どんな感想を言えばいいんですか?料理の名前は覚えておいたほうがいいんですか?」などなど、疑問一杯&不安一杯のご様子・・・。
そこへ緊張をほぐすように、構成担当さんが丁寧にアドバイスで返します。さらに、レポートの声を集音するための小さなマイクをセッティングし、本番に向かって着々と心の準備が整えられていくようフォローする様子はお手のもの!

この構成担当さん、番組で紹介するお料理の味を確認するため、いつも取材前にお店へ足を運ぶんだそうです(しかも自腹で!)。
「品数もあるので一人では・・・と思い、実は彼女と一緒に食べに来たんですけれど、いやぁ!なかなかボリュームもあるし、本当に美味しかったですよ。創作イタリアンというだけあって、どの料理もどこか和風なテイストが感じられて、新鮮な感じでした。食後にデザートも頼んじゃったんですが、これがまた美味しくて。僕はティラミスを、彼女はアイスを注文したんですが、アイスなんて器一杯によそわれてボリュームも満点!それで350円ですから、価格も良心的です。
価格といえば、ランチも前菜や包み焼きなど7品もついて1,500円!今回はディナーメニューとなる単品(ランチ時でも注文可)を取材するんですが、ランチもお得で良さそうですね。」

聞いているだけで、すごくお料理に対して興味が高く、色々な視点で味やその見た目を感じ取っているのがよくよく伝わってきました。こうした感性が、番組の内容に反映されていくんですね。
そうした感想も、レポーターさんはじっくり聞き入り、実際にコメントする際の参考にしているようでした。

打ち合わせ後は、カメラマンさんが店内の様子を別で撮影。それから実際にお料理をレポートすることになるテーブルへ移動となりました。引きの映像が取りやすい席・・・ということで、場所はお店の一番奥にある6人掛けの一角をチョイス。

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「今回は番組でナレーションを入れて、お味はどう?とか質問を投げ掛けつつ進行します。実際に食べていただいている間もこちらから質問をするので、このカメラをナレーターだと思ってコメントを返してくださいね。」

調理場ではいよいよ本日の紹介メニューの準備が進められている様子。どのお料理をレポートするかは、事前にお店のシェフと打ち合わせを行い、おすすめのものや人気の商品をピックアップします。その中でも、メインに紹介するお料理と「こんなのもあるよ」的に軽く紹介する料理とに分類し、番組に収まるように構成するそうですが、レポーターの方はその扱いに関係なく全て同じように食べて、コメントしていきます。

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ほどなくして、「まずは“アボカドと海老のHOTサラダ”です。かき混ぜて召し上がってください。」と、お料理が運ばれてきました。

いきなりレポーターさんが食べるのではなく、まずは「物(ぶつ)撮り」と呼ばれるお料理の撮影を済ませることに。パッと写して終わるのかと思いきや、何回か料理の向きを変えて撮影。さらに私の感覚で15〜20秒ほど、ただひたすらじーっと撮影。料理は静止しているのにそんなに必要なの?!と思いましたが、よくよく考えればHOTサラダなだけあって湯気が出ていたり、料理に微妙な変化があると、やっぱりそのくらいは撮影しておかないとベストカットが得られないのかも。
写真では伝えきれない臨場感溢れるお料理の様子は、やっぱり映像ならではですね。

その美味しそうな料理を“おあずけ!”状態で眺めて眺めて、やっとレポーターさんが実食するお時間に。
「じゃあ、まずはサラダを軽く混ぜあわせてから、手元の小皿へ取り分けてみましょう!」と構成担当さんが指示を出します。初撮影が始まったレポーターさんは、「え!・・・どれくらいよそえば良いんだろう?このアボカドも取ったほうがいいですよね?」などなど口走りながら、緊張の面持ちでトングを手にサラダと格闘。フォークの先にアボカドと海老、頑張ってレタスまで何とか刺し押さえ、「頂きまーす!」のコメントとともに一口でパクリ!

「あ!早すぎ早すぎ!カメラが追いつかないから、もう一回ゆっくり口へ運んでー!」
「ええ?!すみませーん!」

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ちゃんとレポーターさんはコメントできたのか?
どんな感想と映像がカメラに収められたのか??
その模様は、J:COM番組「四季食彩」のお楽しみにとっておきましょう。

そんな和やかなムードで着々と撮影が行われている一方、同じテーブル(のカメラに移りこまない片隅)で、実食レポートの取材を進めるやちなび班(1名)。

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最初に運ばれてきたのは、こんな白色のオーバル皿に盛られた2、3人前はある「アボカドとプリプリ海老のHOTサラダ」(735円)です。お皿の幅が30cm弱はある大きめな器には、お店特製のイタリアンドレッシングで和えられたレタスが敷き詰められ、上から大きめのボイル海老が6〜7個、カットトマトとアボカドがほど良く盛り付けられています。さらに多めの小ネギとマヨネーズが、彩り良くデコレーションされていました。
頂くと、ふーっとガーリックの風味が鼻に伝い、マリネっぽい酸味がほど良くマヨでクリーミーに抑えられたイタリアンドレッシングの味わいが口に広がります。後味は玉ねぎ風味が強いかしら?見た目洋風なんですが、散らされた小ネギから和風色が感じられるので、単なるイタリアンサラダに留まらないほど良い創作感が出ているのも印象的です。

このサラダのポイントは「温度差」と「アボカド」の2つ!
下に敷かれたレタスサラダは冷やされているのですが、上に盛られた食材は温かく火が通されたもの。そのせいか、海老とアボカドの香りがひきたてられているし、また火を通して柔らかくなっているので、よりレタスのシャキシャキ感を楽しむことが出来ました。
そしてこのアボカド、一般的なサラダでは生のまま使用しがちですが、HOTサラダなだけにソテーしてあるんだそう。そのため特有の濃厚さが更に増し、一方で熱を通したことにより独特の青臭さが抜けて、食感と旨みだけが絶妙に引き出された仕上がりに!
それこそよく例えられる「マグロのトロ」という表現がピッタリですし、舌で簡単につぶせるこの食感はどこかで・・・ハ!これは離乳食中期の見本?!
そうそう、このサラダ、はじめによく混ぜないと油分がどんどん下に溜まっていってしまい、食べ進めていくうちにマヨの柔らかな風味が欠けてしまうのでご注意を!ちゃんと混ぜれば、マヨ味すぎたり酸味が強くなったりせず、最後まで味が均等に馴染んで美味しくいただけます。

次に運ばれてきたのもサラダです。こちらは番組中ではサブ的な扱いになる予定だそう。品名が「カリカリポテトと生ハムのサラダ」(840円)で、メニューには食感が楽しいサラダですとコメントされています。
まだ構成担当の方も口にしていない一品なだけに、「きっと太めで皮付きのフライドポテトがかなり揚げられたりして、周りがパリパリなんだよ。」なんて、カリカリの正体を勝手に想像し合っていたのですが、実際目にしてビックリ!
・・・さっぽろポテト???

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いえいえ、そんなサクッとしたふんわりスナックではなく、ちゃんとお店で細長くスライスしたじゃが芋を、カリカリにローストしたものが目一杯振りかけられていました。
この下には、先ほどのサラダと同じイタリアンドレッシングで和えられたレタス、そしてそれをまんべんなく覆い被せる何枚もの生ハム!仕上げにマヨネーズとパセリが彩られています。
生ハムは見た目通り柔らかくてしっとりした口当たりですが、噛み切るというよりもぐもぐ一口で食べたほうがキレイにいただけるしっかりしたタイプ。
ここへ、軽い食感で端っこに少し焦げ目のある香ばしいポテトが、生ハムに絶妙な歯ごたえをプラスしてくれるわけです。生ハムはそのまま頂くか、チーズなど結構柔らかいものと一緒に頂くことが多いので、口に入れたときの歯ごたえとその余韻が何とも新鮮!
下の葉物部分は先ほどと変わらないのかと思いましたが、あまりガーリック風味はせず、もう少しイタリアンドレッシング独特の酸味が前面に押し出された、サッパリしたお味です。恐らくアボカドのようなまろやかな素材が足されていないからかしら?生ハムのほど良い塩味とパンチの効いた玉ねぎの後味が、より一層サラダらしさを演出している印象でした。

サラダ2品のあとは、本日のメイン紹介メニューとなるパスタ2品の登場です。番組ではパスタの調理風景も放送するようですが、ジュー!とか湯気がブワワー!とか、文字にしてもあまり凄さが伝わらないので、やちなびではお料理のみのご紹介に。
ぜひ“四季食彩”の番組内で、シェフの腕前をじっくりご堪能くださいませ。

まずはお店の人気メニュー「プリプリ海老と長ネギのアメリケーヌソース」(Sサイズ630円、Mサイズ880円、Lサイズ1,100円 パスタはどの商品も同じ価格設定)から。

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この鮮やかな橙色のソース、前回レポートした際には“バターの風味溢れるクリームとも言い難いソース”と表現したのですが、シェフにお伺いしたところ、やっぱりバターが入っていました!更に言えば、この色は海老の殻なんですって。トマトソースに生クリームを加えたのかな?とも思えるその見た目、にしては酸味が感じられないし・・・と正体不明な品でしたが、シェフ曰く多めのバターと醤油をベースに、なめらかに仕上げた海老の殻を使ったオリジナルソースなんだそうです。
ここへ、サラダのときよりもうひとまわり大きい海老が7〜8個、斜め切りの長ネギが具材として盛り込まれ、その上から青々しい小ネギが彩られている一品。
細めの乾麺は、舌触りがとてもなめらかでつるつる。少々固めの茹で加減ですが、芯が残っているほどではありません。火を通して十分甘みの引き出された長ネギの食感は、ドロッとしているのかと思いきや適度にシャキシャキとした歯ざわりが残り、全体的にトロリとしたパスタの良いアクセントに。
鷹の爪のピリっとした刺激が舌に残るものの、しょっぱい!とか甘い!とかストレートな表現がしにくい、深みのある、でも決してくどくない後味サッパリのパスタでした。

もう一種類はクリーム系パスタからのチョイスで「辛いカルボナーラ」。普通のカルボナーラもお店には置いてあるのですが、こちらの方が人気メニューなんだとか。

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カルボナーラと聞くと少し黄色みを帯びたソースを想像しますが、こちらのお店のものは真っ白。卵黄の量が少ないからなんだそうで、その代わりパルメザンよりも濃くない種類のチーズでこっくりとした味わいを引き出しています。
この真っ白なソースと対照的な、上からこれでもか!と振りかけられている赤い粉末・・・まさか?
「ええ、全て鷹の爪の粉末です。その黒い粒もコショーではなく、鷹の爪を焦がしたものですよ。」
脂身と赤身が交互に並んだ厚切りベーコンと同格に混ぜ込まれた丸のままの唐辛子・・・このパスタ、まさか面白ネタで置いているメニューじゃないですよね?
不安一杯ながらもフォークで一口分取り分けようとしたところ、細めの麺にねっとりとした濃厚ソースが絡む絡む!全然一口分じゃない、かなりボリューミーな量を口に運ぶと、確かに濃厚には違いないのですが嫌なしつこさが無く、後に引きずることのないスッキリした感じです。このあっさり感は、生クリームだけではなく牛乳を使って伸ばすことにより表現されたものなんだとか。
さらにここへ、スモークしたしっかり歯ごたえのベーコンが加わり、適度な塩味がクリーミーさを引き立てます。

それより何より、あれー?全然辛くないじゃないですかー!なんだ、見かけ倒しなんですねー、なんてのん気なコメントを口にしてしまった私。飲み込んでから6秒後・・・あ、嘘です、きました。舌の先に刺激が走り始め、喉の奥には唐辛子のジワジワした辛みが・・・!
喉が痛い!舌が痛い!でも手が止まらない!
なんなんだ、このカルボナーラは!?こんなにポピュラーなパスタなのに、今まで食べたことの無い癖になる味わいに出会えるなんて・・・。こだわりソースとスパイシーさが、クリーム系パスタにありがちな「飽き」をちっとも感じさせません。

このソース、お店で人気の自家製パン「おかわり自由の焼きたてパン」(315円/1人)につけて頂いても!

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小ぶりながらもしっかりした食感、ふんわり感を堪能できる人気のパンは、バターが添えられたカゴに3つ盛られてやってきます。種類も、多いときは10種類以上と豊富に用意されていますし、お食事とは別腹で完食間違いなし!ぜひお試しあれ。

最後に用意されたメニューは、男性客ファンが多いという隠れた逸品!「鮮魚と小ネギの石焼丼」(1,050円)です。

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石焼丼というネーミング通り、アッツアツの器でジュージューと音を立て、お醤油の焦げた良い香りを漂わせつつのご登場。この音、残念ながらやちなびではお伝えしきれませんわ。
でも大丈夫!今回は“四季食彩”が付いているんですもの。さあ皆様、右手にマウス、左手にリモコンのご用意を!3月16日〜31日の限定放送ですが、本当に香ばしい湯気が漂ってきそうな映像をじっくりご堪能くださいませ。

で、その山盛りの細切り海苔の中身はと言いますと、自家製の秘伝ダレに漬けられたお刺身タイプの白身魚と角切りトマト、フレッシュ感溢れる水菜に所々でタラコがお目見えしています。スプーンで混ぜ込むと、醤油ダレとマヨネーズがさらにジュージュー!香りが立ち込めます。
相当濃厚なお味なのかと思いましたが、海苔の風味が前面に押し出された和風炒めご飯といったところでしょうか。それほどパンチの効いた味付けではありませんが、逆にそれが繊細な白身や野菜のサッパリ感を生かし、まとまりのある丼に仕上げている印象を受けました。
かなりスパイシーなパスタを頂いた後なだけに、舌がボケてもっと濃い味を求めてしまいがちになってましたが、この丼をはじめに食べていたらもう少し違った味わいを感じることが出来たかも?
ちなみに、このライスメニューのほかにも「ピエロ風とろとろ角煮丼」や「海老とアボカドのガーリックライス」といったイタリアンらしからぬお料理も用意されていますので、パスタはちょっと・・・という方とお店に来ても大丈夫!

“四季食彩”用の取材も無事取り終え、レポーターさんもひと安心!・・・というより、満腹ー!といった表情。実は本日の計5品、はじめにコメントを交えながら食べ、さらに食べている様子をしばらくカメラに収めるべくひたすら口に運んでいたんです。グルメ番組のレポーターさんは、毎回こんな感じなんでしょうか?これじゃ、彦麻呂も仕事やめない限り痩せれないですわね。

今回レポートしたお店を紹介するJ:COMチャンネル“四季食彩”は、こんなスケジュールで放送されます。
●「四季食彩」 街のグルメ情報〜うわさのお店をご紹介〜
日程/3月16日(金)〜3月31日(土)
放送時間/@10:15〜 A13:15〜 B19:15〜 C22:45〜(10分)
※J:COM番組はチャンネル2番でご覧になれます。

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番組の中では、「ビストロ・ピエロ」がレストランとしてだけではなく、サークル活動の場として店内の一角を開放しているという“サークル活動情報”や、お店からの『番組をご覧になった方限定!』の“お得なサービス情報”も紹介予定です。

レポートではお伝えしきれない情報が満載!
ぜひJ:COM番組「四季食彩」もチェックしてみてくださいね。

●イタリアン「ビストロ・ピエロ」 047-480-7525
千葉県八千代市村上南3-8-10(地図
【営業時間】ランチ/11:00〜14:30、ティータイム/14:30〜17:30、ディナー/17:30〜22:30(LO 21:30)
【定休日】月曜(祝日の場合は翌日)
【駐車場】有り(14台)
【ホームページ】http://www.just.st/?in=304879

〔関連レポート〕
2013年07月18日 間もなくリニューアルオープン!「ビストロ・ピエロ」
posted by やちなび子 at 00:00 | 千葉 ☁ | Comment(6) | ◆共同取材de実食!グルメレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月20日

オーブン亭 八千代台店

※早耳掲示板でうさぎさんから情報を頂きました。
H19.7月には閉店してしまっていたようです(なんと!!)。次はサイゼリアが出店予定だとか。
最近大食いタイプが流行っているだけに、ざんねーん!


一昔前はよく見かけた食べ放題!とか大盛!とかのお店。最近は、美味しい量を・・・という傾向にあるようで、なかなかそうしたサービスにも出会わなくなった気がします。
そんな世の流れに逆らうかのような“安くて満腹!”を前面に押し出した洋食屋を発見!そこはユアエルム2階のレストラン街にある「オーブン亭」八千代台店。

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店頭の見本が並んだウィンドーには、赤字で書かれた“スパゲティ全種類・全サイズ 580円〜”の文字がデカデカと貼られ、見るからに面白そうな雰囲気。
今日はここで早めのお昼をいただきましょう、と11時の開店と同時に入店しました。

店内は喫煙席と禁煙席が完全に分かれているので、煙が気になる方やお子様連れの場合でも安心して座れます。4人掛けテーブルが9ヶ所ほど、扉付きの部屋と店内右奥の喫煙席も見た感じでは合わせて6テーブルほどあるようでした。
ドリンクバーも中央に配置され、通常280円のところセール中なのか15時までは半額の140円!
お子様セットを注文すると必ずおもちゃがついてくるそうで、レジ前には色んな景品が用意されています。子供用のイスもありますし(ベルト等は付いていません)、取り分け小皿&子ども用フォークも持ってきてくださいます。お手拭も店内左隅にセルフサービス状態で置いてあるので、お子様連れファミリーにはオススメのお店です。

さて、こちらのお店ではデュラム小麦粉を100%使用したこだわりのスパゲティの量を、M(100g)・L(150g)・LL(200g)の3タイプから選ぶことが出来るんですが、なんと価格は同じ!しかもかなりの低価格で、ナポリタンや和風きのこスパゲティなどは580円、ミートソースや明太子スパゲティ、海老クリームスパゲティなどは680円で頂けます。

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ただし、LLタイプを複数人で取り分けるのはNG!ちゃんと一人ひとつずつ注文するのがルールとのこと。今回は3名で入店しているので、きちんと3品注文しなければなりません。そうそう、パスタだけではなくオムライスやサラダ、ラザニア、さらには食パン一斤を丸ごと使ったデザートなどもあります。サイドメニューには、鶏の唐揚げやフライドポテトなどもあるのですが・・・折角来たんだから、LLサイズにチャレンジしてみよう!という大食いなムードになってきたので、各自パスタ単品のみをチョイスすることになりました。

私は甘いケチャップ味が美味しそうな「昔ながらのナポリタン」も物凄く惹かれたのですが、メニューのあちらこちらに“当店イチオシ!じっくり煮込んだこだわりのミートソース。シェフこだわりのミートソースはお肉の旨みと野菜の甘み!丁寧に煮込んだ当店自慢の味です。”と書かれているのを無視することが出来ず、ミートソースに・・・でもなぁ。「トマトとモッツァレラのタリオリーニ」も麺の感じが気になります。
そんな迷いに迷っている私を見かねて、じゃあ私がミートソースにするよ、と一緒に来た友人が一言。ほんとに!?じゃあ、心置きなく私はタリオリーニにするわ!交換しようね、と約束している2人の傍らで「たらことヤリイカのスパゲティ」を注文するなび夫さん。
ちなみに、ミートソースは680円、のこり2品はどちらも580円です。サイズはやっぱりLに抑えておこうか?と相談する私たちに、店員さんから「男性ならLLくらい結構ペロッと食べれちゃいますよ。お値段はどれも一緒ですし、いかがですか?」との一声。結局ミートソースだけはLで、なび夫さんに負けじ!と私もLLにチャレンジ。
そう、何を隠そう私は授乳中。
食い気だけはものすごいことになってるのです・・・。

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それほど待たずして、ミートソースLサイズが到着。
Lサイズ(パスタ150g)でも十分大きく見えるので、LLサイズに大きな期待が・・・。
細めのスパゲティはつるつるとした口あたり。お店イチオシというミートソース、少し頂いてみましたところ、玉ねぎのせいか割と甘めな味わいで、ひき肉の粒が細かいせいかかなりさらっとしたソース。そこへ適度にマッシュルームのスライスが混ぜ込んであります。パスタの量に合わせてミートソースがたっぷりかかっているので、最後に麺だけ余ることはなさそう。

なび夫さんの前には、期待のLLサイズパスタがお目見え!
ひー!
皿でか!

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よくテレビで大盛りの品が紹介されてビックリするシーンを目にしますが、きっとああいう時は料理よりもまず、それを載せる器に驚くんだわ!
ミートソースと同じ細めのパスタにからまるたらこは透き通る生タイプ。パスタ全体にまんべんなくピンクの粒が和えられて、そこへプリプリっとした柔らかい食感のヤリイカリングが所々に登場。200gもの大盛パスタの頂上には、細切りの青じそと海苔が添えられています。
結構オイルが効いていて、味にコクもあります。大量の麺ながらもたらこがしっかり塩味を引き立てているし、思いのほか味付けがしっかり!このお値段でこの量・この味なら、かなり納得のいく満足度!

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続けて私の注文したトマトとモッツァレラもやってきました。色合いがはっきりしているので、たらこよりもさらに大量に見えます・・・。見てください、お水の入ったグラスと皿のなんとアンバランスなことか。

タリオリーニというのはパスタの種類のことで、フィットチーネよりも細い平らな麺です。断面が丸い普通のパスタよりもモチモチとした食感が楽しめるということなんですが、細いせいかそれほど歯ごたえはありません。他の2品のようなつるつるとした口当たりではなく、どちらかといえばペタペタしたような弾力が少ない蕎麦タイプ。生麺っぽいのかしら?
ですが、これがトマトのみずみずしいソースと好相性で、さらっとしたソースをしっかりからめとってくれます。ここに大きめにカットされたモッツァレラチーズがミックスされて、ボリューム感も増大!
しつこさがないので、思ったよりも順調に食べ進むことができまして、さすが産後ママ!・・・見事に完食。

イタリアン好きでパスタを食べなれている方なら、もっともっと奥の深い、こだわり素材のものを舌が知っているかもしれません。ですが、このお値段でこの量、このレベルのお味だったら、きっと納得できるはず!
折角なので、最低Lサイズ、出来ればLLサイズをチャレンジしてみてはいかがですか?
思いのほかペロリ!間違いなし、です。

●オーブン亭 八千代台店 0474-86-3110
【H19.7月 閉店】
千葉県八千代市八千代台東1-1-10ユアエルム京成2階(地図
営業時間/11:00〜22:00
ホームページ/http://www.via-hd.co.jp/foodream/oventei/index.htm
posted by やちなび子 at 00:00 | 千葉 ☔ | Comment(2) |  > 洋食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月03日

手打ち蕎麦 松屋

つなぎを使わず蕎麦粉だけで作る“十割そば”というのは、打つのも茹でるのも、とても技術が必要なんだそうです。
特に茹でるのがなかなか難しいらしく、うっかりするとブツブツぼろぼろと切れてしまうんだとか。これは蕎麦粉のたんぱく質が水を加えても粘りが出ないためらしいです。そこで、つなぎとして“粘りの素”グルテンに変化するたんぱく質を含む小麦粉を使って、生成した形を維持しやすくした、いわゆる“二八そば”や“七三そば”などが一般的に出回っているわけですが、蕎麦粉自体はお湯を注いでかき混ぜる?だけで口に出来る“そばがき”なんて食べ方があるくらい、長く茹でる必要のない食材。逆に、小麦粉はしっかり茹でないと消化に悪い食べ物・・・。つまり、つなぎを使った蕎麦を生煮えじゃなくお腹に優しい状態で提供するためには、蕎麦粉の適正茹で時間は当然超えてしまうわけです。ということは、蕎麦粉のうまみや風味を最大限に引き出すには、やっぱり十割そばが最適ってこと?
ただ、つなぎ無しの十割そばは、モノによっては口当たりがボソボソしたりして万人受けしないとも聞きますし、二八そばくらいが喉越しが良くて美味しいと言う声もあります。
十割そばと二八そば、どう違うんだろう?あんまり気にして食べたことは無かったけれど、こういうことを聞くと急に食べ比べてみたくなるなぁ・・・なんて思ってはみたものの、この“十割そば”を扱っているお店自体がなかなか見当たらない!八千代市内には“やちよ蕎麦の会”があるくらい、蕎麦屋さんの数は結構あるんですが、ようやく見つけたのはわずか1軒のみ。
しかも毎日限定10食!
そんな貴重な十割そばを食しに、勝田台駅南口方面にある手打ち蕎麦「松屋」さんを訪れました。

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いかにも蕎麦屋さんらしい昔ながらの店構え。のれんをくぐると、すぐ左手にはガラス越しに手打ちコーナーがあり、正面には厨房とレジが、右手に伸びる通路を挟んだ左右にテーブル席と座敷が並んでいました。片側が長椅子になっている4人掛けのテーブルが5卓、4〜5人で囲める座敷が2つと、決して広くはないながらも、天井が割と高めなせいか、圧迫感はなく逆に落ち着いた雰囲気です。
鰹節っぽいそばつゆの良い香りが立ち込める店内、各席には上からぼんぼり?がぶら下がり、年季の入った柱や壁紙、外観同様趣きのある和風な造り・・・なのに流れてくるBGMは朝のホテルのロビー?と思ってしまうような洋風チックなイントロ。

さてさて、気になる十割そばは・・・あった!
十割そば(並)800円、これを今日は食べにきたのよ。“こだわりの手打ち”と書かれていますが、どうやらこちらのお店は石臼挽きで用意した自家製粉の蕎麦粉を、入口左のコーナーで手打ちしているようです。さらに、“当店のそばつゆは化学調味料を一切使用しない自然食です”とあり、かなり食材にこだわっている様子・・・。
おすすめのメニューを伺ったご主人から、こんなお話を耳にしました。
「蕎麦はね、最近の食材には珍しいとっても安全な食べ物なんですよ。米や麦なんかは風媒花だけど、蕎麦は媒虫花だから蝶やミツバチといった昆虫の力を借りないと受粉できませんからね。農薬を使うと昆虫が死んじゃいますでしょ?だからどこで作っても蕎麦だけは無農薬で栽培されてるんです。
栄養面でも優れているし、食の安全ということからももっと蕎麦を食べて欲しいと思っているんですよ。」

そんなご主人、“やちよ蕎麦の会”に所属しご自身でも蕎麦を栽培していらっしゃいまして、普段は北海道産の蕎麦を仕入れているそうですが、今月12月8日から3日間(12月8日(金)、9日(土)、10日(日))と、年末31日は八千代産の新そばをお店で提供されるんだとか!
八千代市内でも何店舗かで販売されますが、剥き身(蕎麦の殻を取った状態)で仕入れてお店の石臼で挽いた蕎麦が食べれるのは、松屋さんを含めても数店舗のみ。八千代の新そばで年越し・・・なんて、オツだわね。
ちなみに蕎麦を持ち帰り用に販売はされないとのことでした。

話がかなり脱線しましたが、おすすめメニューを伺ったところ「最近はよく鴨せいろが出てますねぇ。蕎麦好きな人はあんまり油っこいのは選ばないんだけれど、やっぱり若い人は脂っけが欲しくなりますからね。」とのことでした。
鴨せいろ?
先日、成田街道沿いのコアラマークが気になって入った蕎麦レストラン「セイジ」で初めて注文しましたが(そのときのレポートはこちら)、結構ポピュラーなメニューだったんだ!
私もなび夫さんも“脂欲しい世代”ということで・・・鴨せいろ(1,200円)をひとつ。

あと、メニューを見ていてとっても気になったのが“舞茸”シリーズ。
普通に海老やら野菜が揚げてある天ぷらそばはあるんですが、あえて単品の舞茸天ぷらが用意されていたり、舞茸天せいろ、天ざる・・・など、舞茸が妙にとりだたされてます。
なぜ舞茸?
「舞茸ねー、10年くらい前からやっているんですよ。え?特別な産地から取り寄せてるか?いやいや、普通にスーパーで買ってくるんですけどね。結構歯ごたえもあって美味しいでしょう。」

そんな、スーパーで買ってくるなんてバラさなくても・・・!その何とも言えない回答に惹かれ、ついつい舞茸天せいろ(1,200円)もチョイス。はじめザルにしようとしたんですが、「いやいや、ザルは海苔がかかるからせいろがいいね。海苔はいらないよ、海苔は。」と待ったがかかったので、海苔分安いせいろに転向。

ちなみに、鴨せいろも舞茸天せいろも、両方二八そばでお願いしました。どのお蕎麦も100円増しで十割そばへ変更できるそうですが、これは冷たいメニューに限ります。温かいかけタイプだと、そばがくしゃくしゃになってしまうんだとか。

しばらくして、一番気になっていた十割そばが到着!

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見た目しっとりしていて、そばが気持ち太めな印象です。ご主人が「食感を良くするために、蕎麦の真ん中を使って粉にしている」とおっしゃっていましたが、外皮が入っていないせいか色合いも白めです。
口に含むとき、唇に当たる感じが一般的なお蕎麦より少しざらついた感じがありますが、ちっともボソボソした食感はなく、逆に歯ごたえがしっかり。まずはつゆを使わずに戴きましたが、そばにほんのり甘みがあり、そこまで強くは無いですが蕎麦独特の風味が鼻へ伝う、かなり上品なお味。

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そばつゆは、鰹節ベースの甘さのないしょっぱめタイプです。蕎麦自体やさしい印象なので、甘みのないキリっとしたつゆが好相性!量は少なからず多すぎずといった感じですが、大盛りは200円増しで出来るそうです。

十割そばと比較したい、二八そばの先行は舞茸天せいろ。思いのほか盛りの良い舞茸に、おー!と、つい声を上げてしましました。

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本当にスーパーで買ってきたんですか?と思いたくなるような、大ぶり・肉厚そうな舞茸が5〜6個と、しし唐がひとつ揚げてあります。その隣には、先ほどの十割そばより見た目ツヤツヤしていて、若干細めの二八そばがお目見え。やっぱりこちらの蕎麦も、外皮が含まれてないので白っぽいような、クリーム色っぽいような感じです。

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確かに喉越しというか、口当たりがツルッとしているのは二八そばの方です。噛んだときの弾力も、こちらの蕎麦が若干強いような気もします。
ですが、やっぱり蕎麦の風味がより強く感じられるのは、十割そばでしょうか。単品で食べていたら恐らくあまり差が感じられないと思いますが、逆にそれだけ十割そばで二八そば位の食感を再現できるというのは、すごい技術なんじゃ・・・?

舞茸は、割と薄衣タイプで周りパリパリ、中ジューシーな丁度良い揚げ加減。この独特の歯ざわりと香りが、強調しすぎない上品な蕎麦の風味と喧嘩せず、逆にアクセントになってすごくよく合います!
さすが10年続いているだけあって、舞茸はベストチョイスですわね。

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最後に運ばれてきたのが、冷たい二八そばをアツアツのお汁でいただく鴨せいろ。ふーっと柚子の香りが漂います。斜め切りにした長ネギ、しめじ、三つ葉に、一口サイズの半分くらいにカットされた鴨肉が、具だくさんに入っています。鴨は合鴨を使っているそうですが、かなり鉄分風味がしっかりしている赤身タイプ。汁は鰹ダシの効いた醤油味で、甘みがあまり無く塩気強めの濃い味です。脂はわりと控えめ、柚子が利いているせいか風味は東京のお雑煮を彷彿とさせるような感じで、同じ鴨せいろでもお店によって随分違った印象に。ラーメン食べ歩きじゃないですが、“鴨せいろ食べ歩き”をしたらかなり面白いかも・・・。
この鴨せいろ、そばをしっかり汁に沈めて、具と一緒に食べるのをおすすめします!だんだん汁の濃さが調整されて、最後の方は塩気も丁度よくそのままスープとして頂けるほどに。シメにここへそば湯を注すと、さらにまろやかなお味が楽しめました。
ちなみに、蕎麦に含まれるミネラル成分やビタミンB1、B2、さらに血液サラサラ成分としてお馴染みのルチンなどは、茹でるときに溶け出してしまうので、このそば湯もしっかり頂くのが良いらしいですよ。

しっかりお蕎麦を堪能した私となび夫さん。お腹も満足!さて、帰ろうか・・・と思った矢先、これからご主人が午後分の蕎麦を打つとのこと。折角なので、入口左の蕎麦打ちコーナーでご主人が打つ姿を、ガラス越しに見学させてもらうことにしました。

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既に蕎麦粉は捏ねてあるので、延ばしの工程からの見学になりました。
台に打ち粉を敷き、その上に1kgほどあるタネを置きます。さらに上からも打ち粉を振りかけてから、両手で体重を乗せながら周囲を時計回りに押し付けていきます。

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分厚いかたまりだったものが、十数回押し広げただけであっという間に倍ほどの直径に!

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さらに後ろに掛けてあっためん棒を一本持ち出し、薄く延ばしていきます。めん棒の扱い方も、単に手を手前にまっすぐ突き出すのではなく、イメージ的には“平泳ぎ”で水をかくような動作。シュッシュッとリズミカルに動かすと、どんどん生地は薄く均一に広がっていきます。

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ある程度広がってきたところで、生地を端からめん棒に巻き付け、また元に戻すという作業を何度か繰り返します。

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あれ?さっきまで楕円形だったはずなのに、いつの間にか生地が四角に変形している!しかも均一でキレイな薄さ、そして巻物のような整った形。
この工程まで、実はわずか数分の出来事です。

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もう一本めん棒を使って、巻いてない部分を左右前方に向かってさらに延ばしていきます。この作業に一番時間がかかっていまして、念入りに念入りに同じ動きを繰り返します。もう厚みが感じられず、すっかり和紙のよう・・・。

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かなり何度も繰り返しているので、ちょっぴり気がほかのことへ・・・。ガラスの下には、美味しそうな“手作り風”飴の袋が何種類もケースに並んでいます。結構大粒で13〜14個位入っているのに110円!その横には、最近流行りの“韃靼そば茶”が650円で販売されています。

この飴、ちょっと美味しそうだなぁー、味が13種類もあるんだー!なんてよそ見してましたら、生地が出来上がっていた!

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横に広げて2つ折りにし、その上へ打ち粉を振りかけてから4つ折りに。几帳面に端を揃えて、さらに手前へ2つ折りして生地は完成です。

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大きなまな板の上に打ち粉をたっぷり敷き、その上に先ほど折りたたんだ生地を乗せて、小間板をずらしながら機械かと思うような精密さで切り分けていきます。50回ほど切ったところで蕎麦に付いた打ち粉をほど良く振り落として・・・

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あっという間に、見慣れた茹でる前の蕎麦完成!

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大体1kgのタネで、10人前程度が出来るそうです。
これを毎日何回も何回もやるんですから、もう目をつむっても出来ちゃいそう・・・。
「いやいや、毎日やっててもね、同じものは2度と作れないんですよ。日によって湿度やら粉の質やら違いますしね、その時の状態で水加減を調節したりして。蕎麦だけじゃないですよ、つゆ一つとっても、素材が魚相手ですからね。同じ種類の魚を使っていても、その魚がどこを泳いできたかで随分と脂の乗りや味わいが違ってきます。
ほら、先日サンマが北海道で大漁に打ちあがっていたでしょう?あれは海水の温度が1℃上がっただけでああなったみたいですけれど、たかが1℃でも魚にとってみれば死活問題だからね。食べ物相手の仕事は、ほんとに、ちっとも易しくないですよ。
技術もそうですが、素材に良いものを使うとやっぱり出来上がりも良いですね。素材が悪いと、いくら技術を磨いてもダメ!だからうちは、ダシも蕎麦粉も、上位にランクされている質の良いものを使ってるんですよ。
蕎麦打ちの入口は簡単!誰でも気軽に始められます。でも、こだわればこだわるほど、だんだん難しくなってきますね。」

そんなこだわりを見せる気さくなご主人に、なんと蕎麦打ちを教えてもらえる機会が月イチであるんです!
その日は午前中の営業を14時で切り上げ、店内のテーブルにて蕎麦打ち教室が開催されます。木鉢を持ってきて、粉と水を入れて・・・という捏ねるところから、先ほど見学していた切り分けるところまで体験でき、お店で一人前茹でたものを実食!一人5人前ずつ打つので、残り4人前の蕎麦はお土産として持ち帰ることができます。

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松屋さんで開催されるそば教室の開催日時は、店頭の看板に貼り出してあるそうなのでチェックしてみてくださいね!
ちなみに一番近い日程は次の通りです。

〔松屋さん 第16回手打ち蕎麦教室〕
日時:12月5日(火)14:00〜16:30頃まで
料金:3,000円(税込み)
人数:5名(グループ、お一人様でも自由です)
持ち物:タオル、エプロン、頭にかぶるもの(三角巾など)
問い合わせ:TEL 047-485-0233
※打つのは二八そばです。
※試食後、各人が打った蕎麦はつゆ付きでお持ち帰りいただけます。
※詳しくは電話又は直接店頭までお問い合わせください。


毎月松屋さんで行われているものとは別に、千葉ガスさんとの共同イベントとして“千葉ガスリビング勝田台料理教室”でも時々ご主人が先生として蕎麦打ちを教えているそうです。
実は一番開催日の近いものは、11月30日で申し込みが締め切られてしまっているのですが・・・一応どういう感じかご紹介しておきます(次回の教室の問い合わせなどは、千葉ガスさんへお尋ねください)。

〔千葉ガスの体験教室 第5回手打ち蕎麦教室〕
※この回は、11月30日申し込みを終了しています。
日時:12月14日(木)10:30〜13:30
開催場所:千葉ガスリビング勝田台料理教室
 八千代市勝田台7-26-13(地図)/TEL047-483-2754
受講料:3,000円(税込み)※つり銭が無いようにお願いします。
持ち物:タオル(手拭用)、エプロン、筆記用具、受講料
問い合わせ:TEL 0120-397700(千葉ガス株ェ千代支社 平日9:00〜17:30)
※今回は八千代の新蕎麦で二八そばを作ります。
※参加された方には、松屋お食事券をプレゼント!
※食材を用意する関係上、10月27日以降キャンセルする場合はキャンセル料がかかります。
※申し込みは千葉ガスまで、電話にて参加される方全員の名前・住所・電話番号をお知らせください。ただし、応募者多数の場合はその後抽選となり、当選された方のみに案内状を送付します。

千葉ガスホームページ/http://www.chiba-gas.co.jp/hp/welcome/news.html

そうそう、最後にご主人からアドバイスしてもらった“蕎麦の美味しい食べ方”をご紹介しましょう。
「最初、つゆをつけずに2、3本つまんで、蕎麦そのものの風味を味わってもらい、その後つゆをつけて食べ始めるんです。食べ終わるまで15分以内!
蕎麦の命は15分なんです。蕎麦の風味や喉越しは、この時間に堪能しないとどんどん質が悪くなりますからね。うまい蕎麦を味わうためにも、おしゃべりは食べ終わってから!ですよ。」

今年もあと1ヶ月!
8日から3日間、あと年末31日に売り出すという八千代産の新そばで、年越しをしませんか?

●手打ち蕎麦 松屋 047-485-0233
千葉県八千代市勝田台3-3-43(地図)京成本線勝田台駅から徒歩15分
駐車場/有り(店隣に1〜2台、200m先に3台)
営業時間/11:00〜15:00(蕎麦教室がある場合は14:30まで)、17:00〜20:30
定休日/木曜日
予約/可
出前/無し
※「やちよ蕎麦の会」松屋ページ/http://www.fagi.jp/soba/kakuten/matsuya/index.html
posted by やちなび子 at 00:00 | 千葉 ☁ | Comment(0) |  > 和食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月17日

つぼ八でしっかり満足!の晩ご飯

※2011年7月31日閉店しました

飲酒運転の取り締まりがますます強化され、居酒屋の外では警察官が潜んでいるご時勢。そんな中、緑が丘イオン裏の61号線を成田街道に向かって走った右手にある「つぼ八 八千代緑が丘店」では、お酒が無くても十分食事で満足できる定食メニューを、先月10月23日から始めたんだそうです。
つぼ八緑が丘店といえば、すごーく努力家の店長さんがいる“チェーン店らしからぬ”お店。以前食べに行った際(そのレポートはこちら)も、「ここってつぼ八?!」と疑うほど、独自性に富んだメニューに驚かされたわけですが、やっぱりそういうお店は対応が早い!
どんな料理をご用意されているのか?
なび息子が生まれて、居酒屋にはすっかり縁遠くなってしまったなび家ではありますが、“アルコールを一切頼まない”のにあえての“居酒屋”へ、晩ご飯を食べに行って参りました!

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本日はなび夫さんとやっと首がすわったなび息子に加え、実家の母と妹もおりましたので、入って右奥の座敷に通してもらいました。ちなみに、こちらのつぼ八はお子様連れウェルカムタイプのお店ですから、心置きなく連れて行けます(さすがに大泣きしたら店外へ連れ出しますが・・・)。

テーブルの上には・・・ありました、ありました!
ズラリと並んだ美味しそうなおかずが目を惹く、噂のつぼ八定食メニュー。

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こんなしっかりしたメイン料理が用意されているとは!
煮物やちょっとした小鉢が並んだ“何とか御膳”を想像していただけに、これは予想外です。しかも、刺身系・肉系と合計7種類から選べるし、小鉢・お新香・汁物付きで980円〜1,480円とそこまで高くない値段設定。でも、写真写りが良いだけで、出てきたらアレ?みたいなことも予想されるだけに、この値段が妥当なのかどうなのか・・・まだ目にするまでジャッジは下せませぬ。

どれがいいか迷っているところに、店長さん発見。
オススメってありますか?
「どれもかなりこだわって用意した定食ですよ!10月23日からスタートしたんですが、その前に1ヶ月半かけて肉や野菜をどこから仕入れるかなど検討しまして。この“いくら丼”は、北海道・広尾産のいくらをお店で下ごしらえして、醤油漬けにした自家製なんですよ。
定食メニューでお出ししている刺身も、市場直送の鮮魚をお店で捌いています。刺身のメニューも最近別で用意し始めたんですが・・・。」

と、ご紹介してくれたのが、10月1日から始めたお刺身メニュー。

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「今まではお店で“魚を捌く”ということがありませんでしたから、まず9月から“サンマの刺身”をメニューに加えまして、捌く技術を身につけるところから準備してきました。
仕入れも時季の魚を市場から直送してもらってます。最近は金目鯛やカツオ、カンパチなどをオススメに載せたりしてますが、仕入れ具合によって毎日違うので、このメニューも毎日新しく作ってるんですよ。」

毎日ー!?
相当準備が大変なんじゃないですか?

「魚は少しでも早く下処理をしておかないと鮮度が保てませんから、開店は17時なんですが昼の12時にはお店に来てますよ。それでも、美味しいものを出せないとお客様に来ていただけませんし、なんとか頑張ってますよ!」

そんな涙無くしては読めない手書きのメニュー。裏には日本地図と一緒に書かれた「日本の漁港と季節の魚」の早見表?が挟まれていました。何月頃どの海で何が獲れるのか、その内容とメニューとを照らし合わせてみると、バッチリ時季のものが用意されてます。
定食と一緒にこの刺身メニューからも注文したくなり、どれがいいか聞いてみたところ断然「大漁刺盛り1,800円」がオススメだとのこと。
本マグロ・サーモン・カツオ・アジ(姿)・カンパチ・金目鯛の盛り合わせだそうですが、単品メニューを見ても、天津炙り金目鯛700円、気仙沼戻りカツオ650円、愛媛活〆カンパチ550円、宇和島アジ600円・・・。
単純に合計したって、1,800円は安すぎます。しかも、船盛りにしてくれるんですって!
もう、迷わず注文。

でも、こんなにお刺身が美味しそうだと、お酒を頼まずにはいられないですよねー。それでなくとも、日本酒のラインナップには力を入れているつぼ八緑が丘店さんなだけに・・・。

「ちゃんと飲酒運転対策も、抜かりありませんよ!
代行かタクシーを呼んでいただいたお客様には、次回ご利用いただける飲食代金1,000円引き券(八千代緑が丘店のみ利用可)をお渡しするサービスを始めました。さらに送迎バスもご用意し、11月13日から運用を開始する予定です。」

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「まずは送りがメインの運用になってしまいますが・・・週末は店を基点に5ヶ所を回ります。平日はなるべくご要望に答えられるようお迎えにも行く予定です。
当面は“送迎メンバー”を優先に始めたいと考えておりますので、ご利用の方はお電話若しくはぐるなび画面(こちら)から予約登録をしてくださいね。
初めてのことでノウハウもなく、ご迷惑をお掛けしてしまうかもしれませんが、自分が直接運転して、お客様のご意見やご要望を吸い上げることで改善を図っていきたいと考えております。
お車でご来店されたお客様にも、心置きなく美味しいお刺身とお酒を堪能していただければ幸いです。」

送迎ポイントは、
Aコース 八千代緑が丘駅
Bコース 船橋日大前駅
Cコース 高津団地リブレ京成駅付近
Dコース 京成バラ園付近
Eコース 古和釜十字路付近
の計5コースだそうで、利用する場合はオーダーする際に時間を店員さんにお伝えすればOK!ちなみに、お迎えについてはしばらくの間、予約された方との相談ベースで実施するとのことでした。

というか、店長さん自らバスを運転されるんですか?!
取り締まりが厳しくなったことで自然と客足が減っていて、ただでさえ居酒屋は厳しい状況に置かれている中で、こうやって飲酒運転対策のために予算をやりくりしつつご対応されているんですものね。
本当に、店長さんは大変だー!

さて、話はメニュー決めに戻りまして、船盛りをひとつ注文し、あと各自ひとつずつ定食を選ぶことに。
私は“自家製”と聞いてぜひぜひ食べてみたくなった「北海道・広尾産 自家製いくら御膳(1,180円)」。
なび夫さんは「麦とろご飯と牛ハラミ塩焼き御膳(1,200円)」、なび子母は「当店一押し人気メニュー!麦とろご飯と牛タン塩焼き御膳(1,180円)」、そしてなび子妹は「北海道・十勝名物 豚重(980円)」をチョイス。
さらに、全員分のウーロン茶を注文です。

ウーロン茶は注文後すぐにやってきました。
なんとピッチャーで運ばれてきたのにはビックリ!

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こういうちょっと気の利いたさりげないサービスが、嬉しさ倍増。いいですねー!つい、まぁまぁまぁ・・・なんて言いつつ酌み合いが始まってしまったなび子卓(されど完全ノンアルコール)。

前回来たときに、ここのつぼ八の“つぼ八らしからぬ”店内の雰囲気に、良い意味で軽く衝撃を受けたんですが、なび子母も「赤い絨毯とか飲み屋っぽいイメージでいたけど、ここは衝立で仕切られてたり、内装も清潔感があって、お母さん世代の女性でも気軽に入れそうな雰囲気の良いとこね!」と、やっぱり先入観とのギャップに驚いているようでした。
メニューを見ている時も、ここって“あの”つぼ八よね?!へー。お母さんが知ってるつぼ八とは随分違うわねー!とひたすら感動しきり。

そうなのよー。
ここのつぼ八、チェーン店と思って入ると驚かされるのよ!どっちかって言えば、1軒の独立したお店って感じでしょ?

うん、うん。そうだわね、とうなずくなび子母。

そんな会話をしている最中、お待たせしましたー!とテーブルに置かれたのは、店長おすすめの「大漁刺盛り」です。これぞ元祖船盛り!と言わんばかりの見栄えに、「ほんとにこれをつぼ八の店員さんが作ったんですか?!このアジの尻尾をピンと立たせるのも?!」と超失礼な質問をしてしまったほど。

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「そうですよー!捌いて盛りつけただけではなく、こちらの刺身醤油も自家製です。ぜひ使ってみてください。」

これは、多少時間がかかって出てきたとしても、かなり目で楽しませてもらえるハイレベルな仕上がりです。サーモンは花びらのようにあしらわれ、アジは活きの良さが存分に伝わるお目めと尻尾!
盛り付けだけじゃありません。さすがお店で捌いているだけあって、身のツヤや色合いが新鮮そのものといった感じで、どの刺身もキラキラしてます。
もちろん、半解凍で身が存そう・・・なんて状態ではありません。

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まずは本マグロから・・・。
3切れなんですが、かなり大きめに切り分けられています。
実際口にすると、赤身じゃなくこれはトロだわ!甘ーい!!
やわらかくて、醤油に浮いた脂がすごーい!でもトロすぎない中トロ程度ののり具合で、マグロの味わいがしっかり堪能できます。
さらにこの自家製の刺身醤油も、ただしょっぱいのではなくダシが効いていて、ほど良い醤油の濃さ加減!わさびも良い感じ!
もしやこのわさびも、何か特別な?
「・・・いえ、これは業務用です。」

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厚めに切られたカンパチは、ねっとりした甘い食感。カツオなんて全然臭みがなく、適度にのった脂のおかげでさっぱりしすぎず食べ応えがある感じ。金目鯛は煮付けのイメージしかなかった私ですが、こうやって皮目を炙って薄めに切ったお刺身はとっても甘くて美味しいですね。
さらにこのアジ。なび子父が釣り好きで、新鮮なアジの刺身を口にする機会が多かったんですが、そんな私が頂いてもちゃんと活きの良さが伝わりました。
この6点刺盛り、質・量ともにこれで1,800円じゃ安すぎるー!こんなしっかりした船盛りだったら、他のお店で3,000円は取りますよ。かなりお得です。

予想以上のお刺身が出てきたので、定食にも自然と期待が高まります。
あらかた刺盛りを頂き終わった頃、到着しました。トップバッターいくら御膳!

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器もステキなその御膳、メインのいくら丼に、大きめにカットされたごぼうのピリ辛小鉢、きゅうりとキャベツの浅漬け、インスタントなんかじゃないちゃんと手作りの豆腐&ワカメのお味噌汁、柔らかくて甘ーいカットキウイという内容です。
お店で醤油漬けにしたという自家製いくらだけあって、粒がひとつひとつハリハリしていて、口の中でプチっと噛んでも後に皮が残りません!
とても甘くてほど良い漬け加減。ダシが効いてます。
その下のご飯は甘めの酢メシになっているんですが、いくら・ご飯ともに量が多い!こりや、男性でも満足タイプですね。

残りの定食も立て続けに届きました。
まずはなび夫さんが注文した牛ハラミ塩焼き御膳です。

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牛ハラミ、一口もらいました。
肉の食感がちゃんとあるものの、かなりジューシーで脂分たっぷり!
小鉢とフルーツは一緒ですが、ご飯は麦メシにとろろ付き、そしてお味噌汁ではなく肉とネギが入った塩味系のおすましスープ。魚系にはお味噌汁、肉系にはそれに合ったスープを添えるなんて!普通はどの御膳にも同じ味噌汁(しかもインスタントだったり)を付けそうなものなのに、こんな手間はなかなか掛けられないですよね。さすが努力家店長、目の付け所が違うなぁー!

中でも気になるのは、麦とろご飯。
メニューに「当店の麦とろご飯は多古町産の大和芋、麦は国産胚芽大麦を使用したこだわりの麦とろご飯です」と書かれていたので・・・。

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刺盛りのお皿を下げにいらした店長さんが、とろろを手にしている私にアドバイス。
「この自家製刺身醤油を、とろろに入れても美味しいんですよ!とにかくそのとろろも力をいれていましてね、芋をおろしたあと、滑らかになるまですり鉢で30分すっているんですよ。」

なび夫さん、注文したくせに麦メシもとろろも好きではないらしい。麦は匂いが苦手で、とろろも口のまわりがチクチクするからだそうで、私にくれると言いました。
でも、折角だからこの刺身醤油でちょっと食べてみたら?と薦めてみたところ、本当に苦手だったのかと思うほどバクバクいけてます。
「舌触りがざらつかないし、すごいとろろがフワフワしててクリーミーな卵ご飯っぽい!麦ご飯も全然匂いが気にならないし、これなら食えるよ。」

なび夫さんたら、つぼ八で麦とろご飯克服?!

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牛ハラミをこちらの牛タンに変えたものが、なび子母が注文した牛タン塩焼き御膳です。“当店一押し人気メニュー”と謳っているだけあって、見るからに上等のお肉!丸くカットされた平坦な牛タンをイメージしていたら、この肉はどこの肉か分からないくらい。
仙台の本場牛タンを食べたことのあるなび子母が一言。
「これこれ、お肉が波打ってて脂があるでしょ?こういうのが仙台で出てくるのよ!まさかねぇ。つぼ八でこんなお肉が食べれるなんて、すごいわねー。」
牛タン特有の歯ごたえはあるけれど、簡単に噛み切れてジューシー!とっても大ぶりで割と厚めのお肉は、モンゴルの天然塩で調理されているんだとか。レモンも添えられていますが、そのままでも十分堪能できる一品でした。
ちなみに、牛タングリル単品は650円で頂くこともできますよ!

なび子妹が注文した豚重も、しっかり味見させてもらいました。

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厚みのある豚肉は、しっかりした歯ごたえで風味豊かな肉の味そのものが楽しめる丼ぶりです。白ご飯の上に、キャベツの細切りがわーっと盛ってあり、その上へ豚肉が6枚ほど惜しげもなく広げられています。
そこに青じそや白髪ネギも散らばっちゃったりして、薬味効果が脂のしつこさを感じさせることなく、さっぱりと頂かせてくれました。

普通の定食屋さんだったら、ここで終了となるわけですが、ここがつぼ八ならではの良いところ。最後にちょっと甘いのが食べたいなぁというワガママも、しっかりカバーしてくれます。

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前回来店時にも頂いた、超美味しい「豆乳揚げパンアイス(398円)」!カリカリのあったかいところに、冷たいバニラアイスが何とも良い具合にマッチして、もう絶品です。揚げパンも、「あらアナタ、給食で出会いましたっけ?」と声をかけたくなる懐かしーいお味。

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他にも、「りんごシャーベット(330円)」という表記なのに、アップルパイが2切れも付いてきてどっちがメイン?と見紛うお得デザートや、ダイスアーモンド&キャラメルソースが美味しそうな「キャラメルワッフル(450円)」なんかも注文してみました。

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私はというと、新しモノ好きなので“新”と書かれた「わらゆばこん(380円)」をチョイス。すかさずなび子妹に、わらゆばこんって何?と突っ込まれましたが、私もどんなものか分からず注文してしまったので、わらびもちとかかな?と頼りない回答。
店員さんに「この緑のもちっぽいのは何ですか?」尋ねたところ、湯葉こんにゃくなんだそう。それに、抹茶アイスとあずきが添えられた和風デザートでした。

ちなみに、緑が丘店独自で販売している「オリジナルソフトアイス(300円)」というのがあるんですが、これも色々季節によって味を数種類用意しているそうで、子供が注文したときには直接機械まで呼んでしまって、ソフトクリームを作らせたりもするんですって!
これはお子ちゃまにも大ウケでは?

バラエティ豊かな楽しいデザートや、つぼ八の通常メニューに載っているスナックおつまみ系など、子供が楽しめるつぼ八。

お酒の飲めない人でも本格的なお料理が堪能できるつぼ八。

美味しい鮮魚と豊富なラインナップを誇るお酒にどっぷり浸かっても、帰り道までフォローしてくれる安心つぼ八。

家に帰ってからも、母はあまりにイメージと違うつぼ八に感動しきり。
「今度お友達との集まりには、緑が丘のつぼ八を使おうかしら!」と、早速計画を立ててるほどでした。
なかなかチェーン店で、ここまで頑張れるってすごいですよね。やっぱり努力を惜しまないお店は、看板に関係なく美味しく楽しめるお店になるものなんだわ!店長、これからも頑張ってくださいね。

※今ならクーポン券をプリントアウトして持っていけば、なんとお会計から10%OFF!!
ぜひご利用くださいね。
〔クーポン券〕http://blog.livedoor.jp/chibafood/archives/cat_50020516.html

●楽食ダイニング「つぼ八」八千代緑が丘店 047-458-7508(予約可)
八千代市大和田新田1088-6(地図
営業時間/17:00〜翌01:00
定休日/なし
駐車場/80台(敷地内共有)
送迎サービス/有り(代行又はタクシー利用の場合は1,000引き券サービス)
※つぼ八ホームページ/http://www.tsubohachi.co.jp/
※八千代緑が丘店ブログ/http://blog.livedoor.jp/chibafood/
※最新メニューはこちら⇒http://r.gnavi.co.jp/a889307/(ぐるなび)
※店舗詳細はこちら⇒http://www.yachiyo-gourmet.jp/izakaya/izakaya2.html(食べるやちよ)
〔関連レポート〕
2006年6月27日 楽食ダイニング「つぼ八」八千代緑が丘店
posted by やちなび子 at 00:00 | 千葉 ☀ | Comment(6) |  > 居酒屋・鉄板焼き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月13日

元祖おやつショップ苺

※残念ながら閉店してしまいました。
(2007年9月から豚丼やさんがオープン予定だそうです。)


小さなお子さんがいらっしゃるご家庭には有り難ーい外食スペース、イオン八千代緑が丘の4階フードコートですが、この11月、2店舗の入れ替えがありました。

11月2日(木)から既にオープンしているのが、「元祖おやつショップ苺」です。

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このお店の売りは、有機豆乳を加えた生地で作った超ちっちゃーい“たい焼き”!「豆乳deプチたい焼き」3匹で100円というお値段です。味も、カスタードやつぶ餡、クリームチーズ、チョコレート、紫いも・・・などバラエティ豊かなラインナップ。

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「30匹(化粧箱入り)1,000円」という表示を見たときには「そんなに食べれないよ!!」と突っ込みをいれてしまった私ですが、実際に焼いている様子を見てみて納得。
わ、こんなに小さいんだ!!

頭からシッポまで、4cmくらいの小さな小さなたい焼きなんですが、ちゃんとお店の人は型に生地を流しいれて、餡を中央に乗せて、と作り方は通常サイズと同じです。ただ、型から抜くとどうしても生地が周りについてしまうらしく、後ろで一生懸命ハサミを使って切り抜いてる・・・。
この人件費が大変なのでは?とちょっと心配してしまいつつ、家のお土産用に15匹と、焼きたてを食べる用に3匹を別袋で注文。
味はカスタード、つぶ餡、クリームチーズにしてみました。
ちなみに、15匹までは袋入りで、18匹以上は化粧BOXに入れてもらえます。また、味を分けたいと伝えると、袋に「カスタード」とかシールを付けた状態で小分けしてくれますよ。

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実際手にしてみると、本当にちいさーい!!
ですが、ちゃんと中の餡はしっかり入っております。これはカスタードの写真ですが、生地とのバランスも良く、とてもなめらかな食感です。
こんなに小さいけれども、生地がぱさぱさしているわけでもなく、しっとりもっちりして満足できる一口!
3種類の中では、一番生地の味とピッタリきたクリームチーズがオススメかしら。

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自宅に持ち帰ると、やっぱり袋入りだけあって表面のパリパリがへなへなに・・・。トースターにそのまま並べようとしたら、隙間から次々と落下してしまったので、アルミホイルの上に乗せて温め直してみました。
すると見事にお店で頂いた時(以上かも!)と同じような食感が復活!
周りパリパリ、中しっとり。お持ち帰りする方は、絶対トーストしてから食べるべし!

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もう一店舗は、ちょっと変わったメニューの多い牛丼の「すき屋」です。
こちらは11月18日(土)オープンとのことで、どのくらいのメニューがあるのかはまだ分かりませんが、こういう牛丼やさんにはなかなか女性だけとか、子供連れだとお店へ入るのに躊躇してしまうので、ちょっと楽しみかも?!

●元祖おやつショップ苺 八千代緑が丘店 047-459-0771
千葉県八千代市緑が丘2-1-3イオン八千代緑が丘4階フードコート内(地図
営業時間/9:00〜23:00
posted by やちなび子 at 18:00 | 千葉 ☀ | Comment(2) |  > 洋菓子・和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月07日

沖縄料理 シーサーやっちーよ

沖縄料理って、テレビでもよく特集があったり、旅行に行った友達が面白おかしく説明したりしてくれるので、一度食べてみたいなぁとは思っていたんですがなかなか食べる機会もなく、ようやく初めて口に出来たのは緑が丘イオンにある沖縄家庭料理「ちゅら屋」(そのときのレポートはこちら)に入ったときでした。
読んでも想像不可能な、不思議なメニューの数々に驚かされたなぁ・・・。
あのとき食べたフーチャンプル、また食べたいなぁ・・・。
そんな思いを胸に、いざ緑が丘イオンへ足を運んでみたら・・・何ですと?

ちゅら屋、閉店ですか?!ありゃまー。

代わりに入るのは、村上フルルにもある「大戸屋ごはん処」だそう。そうなんですかー、ちょっとショックですが、大戸屋は好きだから仕方ない。
ちなみに、4階のフードコートには「長田本庄軒」の左隣あたりに牛丼のすき屋が入るみたいですね。緑が丘イオンもちょっとずつ店舗が入れ替わってます。

いやいや、そんな話ではなく、話題は沖縄料理。
もう、フーチャンプルのお腹になってしまったもんだから、どうしても沖縄料理屋へ行きたくなってしまったわけです。そんなときにふと思い出したのが、ゆりのき通りに忽然と姿を現した黄色い看板。
あれって確か、沖縄料理屋さんじゃなかったっけ?

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「シーサーやっちーよ」って、ネーミングからまず怪しすぎるのに、店の場所は地下1階・・・。踏み入れるのには相当勇気がいりますな。しかも、9月19日オープンだからまだ新しいはずなのに、看板の電話番号あたりが消えかかってるし。
でもなー。
どんな店なんだろうなー。

気になって、気になって、やっぱり行って来ちゃいました!

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ここは、「焼肉えびす」が改装工事中に仮店舗として営業していた場所で、急な階段を降りた右手に、お店の入口があります。焼肉えびす時代にも来たことがなかったので、どんな広さなのか想像がつかず。
店の前には沖縄っぽくシーサーの置物がしっかり座り、手前には電飾華々しいやしの木が飾られています。さらには、チャンカチャンカと沖縄民謡?がどこからともなく流れてきて、いかにも!って感じ。
本日はなび息子を見に来てくれた友人と、なび夫さん、そしてぐっすりおねんね中のなび息子を連れて、4名での来店です。
このままおりこうさんに寝ててねー、と願いつつ・・・入店。

店内は、大体想像どおりの広さです。入って正面に7席ほどのカウンター席と、広めの厨房があり、右側は4〜6人くらいが囲める座敷2つと、左側に4人掛けと2人掛けのテーブルが2つずつレイアウトされています。
この日は夜18時過ぎ頃でしたが、すでに座敷は一杯だったのでテーブル席へ座ることになりました。片側が長椅子になっているので、なび息子を座布団の上へ置いて・・・よし!まだ寝てる!

「いらっしゃいませー。お先にお飲み物をお伺いします!」
お揃いのTシャツを来た店員さんのひとりが、テーブルにお水を持って現れました。本日のメンバーは“飲まず”の人ばかりだったので、アルコール無しのドリンクメニューからチョイスです。
私は沖縄料理屋に来たから!と、シィークヮーサージュース(300円)を注文。他に、サンピン茶(ジャスミン茶)やうっちん(うこん茶)など、それっぽいドリンクもありました。
ちなみに、サワーは400円〜、ビール中は500円、オリオンビール中は600円で、泡盛も別メニューで沢山用意されています。

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シィークヮーサージュースは、超すっぱくて少し苦味もある本場のお味。アルコールではないですが、ちゃんとお通しも付いてきました。本日のお通しは太いマカロニのマヨ和えですが、特にこれといって沖縄っぽさはなく。

さてさて、何を注文するか?!
さすが沖縄料理屋と謳うだけあって、メニューは沖縄色満載。これでもか!ってほど種類の多い各種チャンプルーや、現地そのままの品名でどんな料理がくるのか検討もつかない単品料理の数々の中から、今回選びましたのはこちら。
・海ぶどうサラダ650円
・ラフティ900円
・フーチャンプルー750円
・ゴーヤチャンプルー750円
・ソーキそば900円
・三枚肉丼950円

店内には、結構子連れファミリーも多く、地下のお店ということで想像していた陰気なイメージはどこ吹く風。ちゃんかちゃんかの沖縄ミュージックと、壁一面に貼られた“泡盛のれん”に雰囲気も自然と盛り上がります。床やテーブルは木製で、壁は白色と、とってもスッキリした清潔感のある店内です。しかも蛍光灯のせいか明るく開放的な感じで、居酒屋だけれどファミリーで座ってても違和感がないですね。

そんなこんなで、一品目が運ばれてきました。
これは、初ご対面。海ぶどうサラ・・・だぁ?!

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ひぃ!
キモチワルイ!!
サラダは、レタスやキャベツ、細切りのきゅうりやにんじんが盛り合わさり、トマトが傍らにトッピング。もちろんメインの海ぶどうも、覆いかぶさるようにでーんとおいであそばしてよ。
それらに、酸味のあるドレッシングがかかっているんですが、イメージ的にはちょっとすっぱめのコールスローのような感じです。
最近めっきり虫系がダメになった私にとって、それはそれはキモチワルイ海ぶどう。でも、これも経験だ!と、口にしますと、想像通りプチプチした食感で、なんてことはない海草のお味です。見た目で勝負!って感じ?

お次はラフティ。
・・・ラフティ?って、どんな食べ物ですか?
「豚の角煮ですよ。皮と脂身と赤身が3層になっている部分を、醤油ベースのタレで煮込んだものなんですが、隠し味に泡盛が入っているんですよ。」

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肉の脂身って、食べてると喉の奥あたりが気持ち悪くなってきてダメなんですが、これは全然油っこくなーい!!しかも、超やわらかーい!!
お箸で切り分けて大人3人で頂いたんですが、もう1枚くらい注文したくなるほど、ばくばくいけるあっさりさです。これに添えられたマスタードをつけると、さらに味がしまってキリっとした深みのあるコクが楽しめました。

ちょっと混んできたからか、しばらく間をおいてチャンプルー2種類の到着です。
ここのフーチャンプルーは、どんな感じかしら?

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ニラ、ニンジン、玉ねぎ、豚肉、キャベツ、もやしの中に、卵かな?と思うような姿で車麩がごろっと入ってます。かつおぶしはかかっていませんが、それっぽい風味がし、味つけはコショウっぽい野菜炒め系。
この麩がなんともモチモチな感じで美味しいんですよね。麩なんてお吸い物くらいにしか使いませんが、こうやって炒め物にすると途端にメイン食材になるからおもしろい!

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ゴーヤチャンプルーは、最近コンビニ惣菜になるほどポピュラーな炒め物になってきましたが、ここのチャンプルーは沖縄らしくスパム入り!
ゴーヤ、スパム、豆腐、卵とシンプルな食材ですが、逆に薄くスライスされてシャキシャキ感たっぷりのゴーヤがしっかり楽しめます。ちょっとしょっぱめの味付けですが、ビールなんかと一緒に食べると丁度いいのかも。

最後はソーキそばと三枚肉丼がやってきました。

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紅しょうがは別で小皿に用意されているので、これを乗っけていただきます。麺はソーキそばらしく、うどんよりかは蕎麦に近い歯ごたえなんですが、結構もちっとしているタイプかも。太めの平麺で、つゆは豚骨ベースなんですが、かつおだし?が効いていてあっさり薄めの味付けです。むしろ濃すぎないおかげで、つゆを一緒に飲んでもしつこさがなく食べ続けられます。
乗っているスペアリブも、軟骨までつるっと剥ける柔らかさ!

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ちゅら屋でも見かけた島とうがらしが、このお店にも置かれていました。見た目はなにかのホルマリン漬けのようで怪しいんですが、これをちょっと垂らして食べると、薄めの味付けにパンチが効いてこれまた旨し!

最後に頂いたのがこちらのどんぶり。

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5枚ほど豚肉が乗っかり、その上にはとろーり半熟黄身の目玉焼き。さらにレタスが敷いてあります。
ラフティほどの柔らかさは無く、逆に結構固めでしっかり肉々しい食感。このお肉は甘すぎないタレで味付けされていて、下の多めによそってある白ご飯と一緒に頂きます。

ふー!
結構お腹一杯。
どのお皿も多すぎず、少なすぎず。でも、お値段が若干お高めな感じかしら?(100円ずつくらい安いと、もっと行きやすいかも・・・。)
最後お会計を済ませるときに、お店カードが置いてあったんですが、これによると西葛西に元々「沖縄料理&古酒泡盛の店 利葛西 レッツゴー沖縄」というお店を出されていた店長さんが、八千代に店名を変えて出店したのがやっちーよみたいですね。

帰り際、入口左側に色んな泡盛の酒樽?ツボ?が目に留まりました。

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へー。こういうのから頂くこともできるんだー・・・あ??

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ギャー!!
なんじゃこりゃー!!

うっかりなび息子を落としそうになりつつ、ブツは見なかったことにしてお店を後にしました。
沖縄料理、思いのほかデンジャラスなり。

●シーサーやっちーよ 047-483-4313
千葉県八千代市ゆりのき台4-7-5第1ニッコウビルB1(地図
営業時間/17:00〜24:00
※駐車場は京葉銀行駐車場を利用(2時間無料券有り)
posted by やちなび子 at 00:00 | 千葉 ☀ | Comment(4) |  > アジアン料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月11日

今年も到来!梨の季節です。(2006年・マル奈梨園)

八千代の特産と言えば、梨!
長い梅雨が明けて、ようやく梨園も本格的に直売シーズンを迎えました。
うっかりすると、すぐ幸水は時期を逃してしまいがちなので、今年もなび家が毎年買いに行っている「マル奈梨園」さんへ初梨を買いに行ってきました!

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↑ 2013年9月の様子。

昨年レポートした際は9月の初め頃で、終盤の幸水とピークを迎えた豊水、長十郎など種類も豊富で大玉も出揃ってましたが、まだ8月はじめだけあって幸水のみの陳列になっていました。
いつもどおり、袋入りで5〜7個(1キロ)入りで1,000円ほどのものと、箱売りが用意されています。Mサイズ20個入りで2,400円〜4Lサイズ12個入り3,900円と、豊水や新高など大玉に比べてもお求めやすい価格帯です。

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マル奈梨園のご主人によれば、今年の幸水は8月25日頃まで、豊水は8月末〜9月15日頃まで、新高は9月中旬以降に店頭へ並べられるとのこと。ちなみに、昨年のレポートでご紹介した幻の梨「長十郎」も、「欲しいと言ってくれれば袋詰めしますよー」とおっしゃってましたよ!
※長十郎はこれを書いた当時以降、全国各地からお問い合わせいただいているようで・・・予約完売してしまう状況だそうです。気になる方は、必ずお問い合わせください。

なび家では、お中元用に毎年箱売りのものから選び、ゆうパックの紙を書きながらテーブルに用意してくれている梨をいただくのが恒例になってるのですが、今年は出産の内祝い用にしようかなと思っています。ちなみに、ちゃんと“のし”もつけてもらえますよ。
もう少し価格の高い大玉系がお盆過ぎに出回るそうなので、その頃また来なきゃ!

そうそう、今年も「八千代ナビを見た」とお伝えしてくれれば、購入した梨のほかにおまけの梨をつけてくれます!どんな梨をおまけしてくれるのかはお楽しみ。店頭では通常販売していないレアものの梨をつけてくれるかも?!

〔梨園レポート〕
2005年09月11日/八千代市の梨〜マル奈梨園で幻の長十郎発見!
2005年10月03日/ジャンボ梨「新高」も販売開始!マル奈梨園の追加レポート

●マル奈梨園 047-484-2838 
千葉県八千代市村上1005(地図)千葉英和高校ひだり
営業時間/8:30〜9:00から18:30〜19:00位まで
posted by やちなび子 at 00:00 | 千葉 ☁ | Comment(0) |  > 果物・野菜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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