【追記】2011年9月 レポート末尾に追記しました!
2005年9月11日
わざわざ山梨まで「梨・桃・ぶどう食べ放題!」を体験しに行ってしまった自分ですが、こんな近くに、しかも超美味しいと日本各地に配送されている梨があるんですから、まったく灯台下暗しもいいとこです。
八千代市には77軒もの梨園があるそうで、特に村上の16号線から入った道沿いには、至る所に直売所が溢れています。この八千代市の梨の大半は、日本各国への配送向けか、直売所での販売になってしまうので、美味しい梨を求めるならばやっぱり直売所に出向くのが一番です!
スーパーや八百屋で買うのもいいでしょう。安く美味しい梨は沢山あります。しかし、あと数十円プラスすれば、もぎたて新鮮の美味しくて香り高い梨が手に入るなら・・・。
今回は、やちなびオススメ「マル奈梨園」で、直売所の魅力をレポートしてきました!
↓ 2017年9月現在の様子。のぼりが新しくなりました!マルナさんオリジナルキャラクターが描かれていてかわいい!
↓ 参考/2013年9月の様子。直売所にのれんがかかり、素敵な雰囲気に変わっています!
↓ 参考/最初に訪れたときの、2005年9月の様子。
このマル奈梨園は丁度千葉英和高校(村上)の向かってすぐ左側にあります。駐車場も5、6台は止められるので、車で行くにはとても便が良いところです。
今日は11時頃買いに行きましたので、まだまだ品数が揃っていました。(直売所ではその日に収穫したものが売り切れるとそれで終了ということもありますので、早めに行くことをオススメします。)
直売所に顔を出すと、この梨園を経営していらっしゃる宮崎さんご一家が温かく迎えてくれます。
※2013年9月現在 おばあちゃんは引退なさっていてお店にはいらっしゃいません。代わりに今は、マル奈梨園さんのお嬢さまお二人が“看板娘”として応対くださっています!
このマル奈梨園は、幸水・豊水・20世紀・新高などバラエティ豊かな品種を栽培していまして、400本以上の木が育てられています。(お店の詳細情報はこちらから)
今日はなび夫さんの実家に送る梨を選びに来たのですが、おばあちゃんの「食べてってねー!」の声掛けのとおり、ちゃんと味見させてもらえるので、美味しいと思った品種を納得して購入することができるのです。例えば、しゃきっとした幸水が好きな方でも、今の時期はもうだいぶやわらかめになっているので、今回は旬の豊水にしよう!などなど。
ちなみにこのマル奈梨園では、味見にとどまらず、「え?ここって梨狩りの食べ放題コーナー?」というほど、色々な梨を、沢山沢山食べさせてくれるんです!
今回も次々と切っていただきました。(すみません、写真撮ったときには食べつくしてしまって・・・)
ちなみに、こんなに味見が出来るのも、熟したものからどんどん収穫してしまうからということなんだそうですが、それだけじゃなくサービスの部分が大きいと思いますよ。
場所によってはスペースが狭くて落ち着けなかったり、あまり味見を勧めてもらえなかったりというところもありますし。でも、大抵八千代の直売所ではこうしたサービスが一般的です。
これも直売所の大きな魅力!
そんなこんなで、(食べつつ)いよいよ梨選び。
大体いつも豊水か新高あたりが出回るときに選びに行くのですが、今回はちょっと他では見かけない「長十郎」という梨を発見しました。
「長十郎?」「そうだよー。硬ーい梨だよー。食べる?食べてみる?」とおばあちゃん。
硬ーい梨というから、すごいのを想像したんですが、これがすごい甘いんです!!
食感も新高に近い感じでそんなに言うほど硬くなく、逆に私はこれくらいの歯ごたえがあるほうが好きかも。
ぜひ自宅用に買いますと告げると、「じゃあ、今から美味しそうなの採って来るから!」とはさみと袋を手に、おばあちゃんは奥の梨園に消えていきました・・・。なんて献身的!
この長十郎は、20世紀や幸水の元祖とも呼べる昔の梨です。
梨のザラザラ感は石細胞によるものですが、最近の梨は他の果物と同じように柔細胞の割合が多いので、とても食感が上品でジューシーです。なので、昔からの歯ごたえが強い長十郎は、今では全国の梨の収穫量の数パーセントに落ち込み、普通のスーパーではまず見かけることはありません。
そのため、若い世代にはものめずらしく、長十郎世代には懐かしさ溢れる「幻の梨」として最近注目されているようですよ。
そんな梨を、このマル奈梨園では超普通に購入できるところがすごい・・・。
※長十郎はこれを書いた当時以降、全国各地からお問い合わせいただいているようで・・・予約完売してしまう状況だそうです。気になる方は、必ずお問い合わせください。
配送用の豊水も選びました。大玉6個入り(3kg 2,500円)の箱を、とても明るいお母さんにお願いすると、「いいもの選んで送っとくからねー!」と爽やかな笑顔で返してくれました。(本当に、マル奈梨園は(梨はもちろん)接客がとても気持ちが良い!)
ちなみに、豊水は熟すと果肉が透明になってしまい、送られた先で痛んでいるように見えるのですが、なるべく早めに収穫して良いものを配送してくれますよ。
大体価格帯は2,500〜4,000円程度で、箱は3kgと5kgがあります。
もちろんご家庭用の袋売り(500〜1,000円以上)や、1個(200円前後)からの購入も出来ます。(新高で1個1kgのような立派なものになると、1,000円/個ほどになります。)
長十郎も買えたし、配送もお願いできたし、沢山梨も食べれたし!
超大満足で、マル奈梨園を後にしました。
このマル奈梨園さんから、八千代ナビをご覧いただいた方へ特典をいただきました!!
購入の際、「八千代ナビ見たよー。」と一言声を掛けてくださった方に、購入した梨とは別に、おまけで梨をプレゼントしていただけます!!!やったー!言ってみて良かったー!
みなさん、美味しい梨の時期はあっという間に過ぎます。
旬のこの時期に、ぜひ八千代市の梨を直売所で、お得に買うならオススメのマル奈梨園さんで、ぜひお買い求めくださいね。
【追記】2011年9月14日
このレポートを書いた2005年以降も、毎年のように幸水・豊水の時期にお世話になっているマル奈さん。今年の梨共進会では、2位の「千葉県園芸協会長賞」を受賞されました!
⇒第26回園芸農産物(なし・豊水の部)共進会のレポートはこちら
↑ 粒の揃った4Lサイズの豊水が12玉。八千代市内70戸の梨農家から、今年は48戸から出品された共進会ですが、その中から甘味・外観・食味が良いとされる梨が県の専門家によって決められます。
↑ 宮崎守良さんのお名前が!
長十郎のレポートを書いてからは、毎年のように各地から貴重な梨を求めて問い合わせが殺到するようですが、収量も限られているので事前にお電話などで確認するのが安心ですよ!
また、八千代市内では他にも長十郎を扱っている梨園が少しありますし(⇒梨園マップに掲載しています)、9月半ば頃になると道の駅やちよの直売所「クラフト」さん(⇒こちら)にも、直接梨農家の方が出品するケースもあります。
そうそう、長十郎はサブ的な種類でして、やっぱりメインは8月の幸水、9月の豊水!
特に今年は豊水の当たり年ということで、玉の大きさは最盛期前ですがかなり大玉に仕上がっていますし、何より今回受賞されたほど甘味の詰まった味わいは格別。
直売所の豊水は、本当に香りが良くて、酸味の少ない芯から離れた可食部をいただくと、何だか巨峰を頂いているような芳醇な風味が楽しめますよ!
また、こちらの梨園では珍しい品種が続々と店頭に並ぶことも一押しポイントのひとつ。
最近八千代市内でもかなり取扱い直売所が増えてきた「かおり」のほか、「夏娘」や青ナシの新品種「秋麗(しゅうれい)」なども手に入る貴重な直売所。
それぞれ収穫できる時期が限られているので、早めのお問い合わせがオススメです!
●千葉県八千代市の梨園「マル奈梨園」 047-484-2838
八千代市村上1005(千葉英和高校ひだり)
【営業時間】8:30〜9:00 から 18:30〜19:00位 まで
【ホームページ】http://maruna74en.wixsite.com/maruna74en
【ブログ】http://maruna74en.blog.fc2.com/
※八千代ナビ!八千代の梨園マップ
〔関連レポート〕
⇒2005年10月03日/ジャンボ梨「新高」も販売開始!マル奈梨園の追加レポート
⇒2006年08月11日/今年も到来!梨の季節です。