2017年09月27日

八千代市の梨〜マル奈梨園で幻の長十郎発見!

【追記】2017年9月 店舗写真を追加しました!
【追記】2011年9月 レポート末尾に追記しました!

2005年9月11日
わざわざ山梨まで「梨・桃・ぶどう食べ放題!」を体験しに行ってしまった自分ですが、こんな近くに、しかも超美味しいと日本各地に配送されている梨があるんですから、まったく灯台下暗しもいいとこです。

八千代市には77軒もの梨園があるそうで、特に村上の16号線から入った道沿いには、至る所に直売所が溢れています。この八千代市の梨の大半は、日本各国への配送向けか、直売所での販売になってしまうので、美味しい梨を求めるならばやっぱり直売所に出向くのが一番です!

スーパーや八百屋で買うのもいいでしょう。安く美味しい梨は沢山あります。しかし、あと数十円プラスすれば、もぎたて新鮮の美味しくて香り高い梨が手に入るなら・・・。

今回は、やちなびオススメ「マル奈梨園」で、直売所の魅力をレポートしてきました!

↓ 2017年9月現在の様子。のぼりが新しくなりました!マルナさんオリジナルキャラクターが描かれていてかわいい!
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↓ 参考/2013年9月の様子。直売所にのれんがかかり、素敵な雰囲気に変わっています!
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↓ 参考/最初に訪れたときの、2005年9月の様子。
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このマル奈梨園は丁度千葉英和高校(村上)の向かってすぐ左側にあります。駐車場も5、6台は止められるので、車で行くにはとても便が良いところです。

今日は11時頃買いに行きましたので、まだまだ品数が揃っていました。(直売所ではその日に収穫したものが売り切れるとそれで終了ということもありますので、早めに行くことをオススメします。)

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直売所に顔を出すと、この梨園を経営していらっしゃる宮崎さんご一家が温かく迎えてくれます。
「おいしいよー、沢山食べてってねー!」とおばあちゃん。とっても和やかで良い雰囲気なんです。そこも、この梨園の良いところ!
※2013年9月現在 おばあちゃんは引退なさっていてお店にはいらっしゃいません。代わりに今は、マル奈梨園さんのお嬢さまお二人が“看板娘”として応対くださっています!

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このマル奈梨園は、幸水・豊水・20世紀・新高などバラエティ豊かな品種を栽培していまして、400本以上の木が育てられています。(お店の詳細情報はこちらから

今日はなび夫さんの実家に送る梨を選びに来たのですが、おばあちゃんの「食べてってねー!」の声掛けのとおり、ちゃんと味見させてもらえるので、美味しいと思った品種を納得して購入することができるのです。例えば、しゃきっとした幸水が好きな方でも、今の時期はもうだいぶやわらかめになっているので、今回は旬の豊水にしよう!などなど。

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ちなみにこのマル奈梨園では、味見にとどまらず、「え?ここって梨狩りの食べ放題コーナー?」というほど、色々な梨を、沢山沢山食べさせてくれるんです!
今回も次々と切っていただきました。(すみません、写真撮ったときには食べつくしてしまって・・・)
ちなみに、こんなに味見が出来るのも、熟したものからどんどん収穫してしまうからということなんだそうですが、それだけじゃなくサービスの部分が大きいと思いますよ。
場所によってはスペースが狭くて落ち着けなかったり、あまり味見を勧めてもらえなかったりというところもありますし。でも、大抵八千代の直売所ではこうしたサービスが一般的です。
これも直売所の大きな魅力!

そんなこんなで、(食べつつ)いよいよ梨選び。

大体いつも豊水か新高あたりが出回るときに選びに行くのですが、今回はちょっと他では見かけない「長十郎」という梨を発見しました。

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「長十郎?」「そうだよー。硬ーい梨だよー。食べる?食べてみる?」とおばあちゃん。
硬ーい梨というから、すごいのを想像したんですが、これがすごい甘いんです!!
食感も新高に近い感じでそんなに言うほど硬くなく、逆に私はこれくらいの歯ごたえがあるほうが好きかも。
ぜひ自宅用に買いますと告げると、「じゃあ、今から美味しそうなの採って来るから!」とはさみと袋を手に、おばあちゃんは奥の梨園に消えていきました・・・。なんて献身的!

この長十郎は、20世紀や幸水の元祖とも呼べる昔の梨です。
梨のザラザラ感は石細胞によるものですが、最近の梨は他の果物と同じように柔細胞の割合が多いので、とても食感が上品でジューシーです。なので、昔からの歯ごたえが強い長十郎は、今では全国の梨の収穫量の数パーセントに落ち込み、普通のスーパーではまず見かけることはありません。
そのため、若い世代にはものめずらしく、長十郎世代には懐かしさ溢れる「幻の梨」として最近注目されているようですよ。

そんな梨を、このマル奈梨園では超普通に購入できるところがすごい・・・。
※長十郎はこれを書いた当時以降、全国各地からお問い合わせいただいているようで・・・予約完売してしまう状況だそうです。気になる方は、必ずお問い合わせください。

配送用の豊水も選びました。大玉6個入り(3kg 2,500円)の箱を、とても明るいお母さんにお願いすると、「いいもの選んで送っとくからねー!」と爽やかな笑顔で返してくれました。(本当に、マル奈梨園は(梨はもちろん)接客がとても気持ちが良い!)
ちなみに、豊水は熟すと果肉が透明になってしまい、送られた先で痛んでいるように見えるのですが、なるべく早めに収穫して良いものを配送してくれますよ。

大体価格帯は2,500〜4,000円程度で、箱は3kgと5kgがあります。
もちろんご家庭用の袋売り(500〜1,000円以上)や、1個(200円前後)からの購入も出来ます。(新高で1個1kgのような立派なものになると、1,000円/個ほどになります。)

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長十郎も買えたし、配送もお願いできたし、沢山梨も食べれたし!
超大満足で、マル奈梨園を後にしました。

このマル奈梨園さんから、八千代ナビをご覧いただいた方へ特典をいただきました!!
購入の際、「八千代ナビ見たよー。」と一言声を掛けてくださった方に、購入した梨とは別に、おまけで梨をプレゼントしていただけます!!!やったー!言ってみて良かったー!

みなさん、美味しい梨の時期はあっという間に過ぎます。
旬のこの時期に、ぜひ八千代市の梨を直売所で、お得に買うならオススメのマル奈梨園さんで、ぜひお買い求めくださいね。

【追記】2011年9月14日
このレポートを書いた2005年以降も、毎年のように幸水・豊水の時期にお世話になっているマル奈さん。今年の梨共進会では、2位の「千葉県園芸協会長賞」を受賞されました!
⇒第26回園芸農産物(なし・豊水の部)共進会のレポートはこちら

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↑ 粒の揃った4Lサイズの豊水が12玉。八千代市内70戸の梨農家から、今年は48戸から出品された共進会ですが、その中から甘味・外観・食味が良いとされる梨が県の専門家によって決められます。

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↑ 宮崎守良さんのお名前が!

長十郎のレポートを書いてからは、毎年のように各地から貴重な梨を求めて問い合わせが殺到するようですが、収量も限られているので事前にお電話などで確認するのが安心ですよ!
また、八千代市内では他にも長十郎を扱っている梨園が少しありますし(⇒梨園マップに掲載しています)、9月半ば頃になると道の駅やちよの直売所「クラフト」さん(⇒こちら)にも、直接梨農家の方が出品するケースもあります。

そうそう、長十郎はサブ的な種類でして、やっぱりメインは8月の幸水、9月の豊水!
特に今年は豊水の当たり年ということで、玉の大きさは最盛期前ですがかなり大玉に仕上がっていますし、何より今回受賞されたほど甘味の詰まった味わいは格別。
直売所の豊水は、本当に香りが良くて、酸味の少ない芯から離れた可食部をいただくと、何だか巨峰を頂いているような芳醇な風味が楽しめますよ!

また、こちらの梨園では珍しい品種が続々と店頭に並ぶことも一押しポイントのひとつ。
最近八千代市内でもかなり取扱い直売所が増えてきた「かおり」のほか、「夏娘」や青ナシの新品種「秋麗(しゅうれい)」なども手に入る貴重な直売所。
それぞれ収穫できる時期が限られているので、早めのお問い合わせがオススメです!

●千葉県八千代市の梨園「マル奈梨園」 047-484-2838
八千代市村上1005(千葉英和高校ひだり)
【営業時間】8:30〜9:00 から 18:30〜19:00位 まで 
【ホームページ】http://maruna74en.wixsite.com/maruna74en
【ブログ】http://maruna74en.blog.fc2.com/
※八千代ナビ!八千代の梨園マップ
〔関連レポート〕
⇒2005年10月03日/ジャンボ梨「新高」も販売開始!マル奈梨園の追加レポート
⇒2006年08月11日/今年も到来!梨の季節です。
posted by やちなび子 at 13:07 | 千葉 ☁ | Comment(2) |  > 果物・野菜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月15日

八千代の梨情報 まとめ

かれこれ梨園をめぐり始めて約10年!!

八千代市内には沢山の梨園がありますが、コンテストで八千代市長賞を受賞されたことがあったり、世代交代を進めてより一層梨づくりを意欲的に進めている梨園さんや、うちにぜひ取材に来てほしい!!!と自信あふれるお声掛けをしてくださった梨園さんなどなど、皆さんにぜひオススメしたい!と思った一押し農園を、私なび子がひとつひとつ足を運んでお話を伺って情報をまとめた直売所一覧「八千代の梨園マップ」をやちなびで紹介しています。

ただ、梨園さんごとにまとめてしまったので、それぞれのレポートの中で八千代全体の梨情報を書いていることが、パッと分かるものがあれば便利だなぁと思いまして・・・。

どんな話題に触れているのかをまとめてみました!

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<八千代市内での梨づくりのこだわり いろいろ>
★「梨っていうのは、置いておけば色がつくけど追熟はしないからね。やっぱり木で完熟したものは味が違うんですよ。」←どう違うの?!
★薬を使わず虫被害に効くフェロモン剤「コンフューザー」
★慎重に収穫した梨を選果機(せんかき)に流してサイズ選別する様子
★「梨はね、幸水の木から出来る実の種を蒔いたからといって、幸水が出来るとは限らないんですよ。」のワケ
ほか
⇒【梨園レポート】果秀園(かしゅうえん)より

★自然治癒力など、人間が本来持っている力が十分に発揮出来るようコンディションを整えておくことで、病気に負けない生活が送れるというわけですが、こうしたことは植物にも通ずるものなんだそう。「木自体を丈夫にすることが、薬に頼らず育てていける秘訣です。」→どんな工夫が施されているのか?!
★「愛宕(あたご)という梨も10月上旬から販売するんだけれど、これはとても日持ちのする種類なんですよ。」→どういう梨?!
★殺虫よりも殺菌を重点的に行っている梨づくり
★根からだけではなく、葉からも栄養を添加する技術とは?
★幸水梨の魅力
ほか
⇒【梨園レポート】梨園またべーより

★麦丸は、梨畑として開拓されたのは比較的新しいんです。市内の古い産地の生産者が3代目だとしたら、麦丸の生産者は2代目あたり。→八千代市内でも梨園の場所で新旧がある?!
★鮮度を維持するための効率的な収穫の様子
★八千代市の農業士等協会に依頼している、農業ボランティアの方々とは?
★実はトマトも人気の梨園
ほか
⇒【梨園レポート】周郷梨園(すごうなしえん)より

★“阿蘇ナシ”の名で全国各地に出荷されている八千代の梨。そのルーツとは?
★樹齢90年以上!年季の入った梨の木を、いかに健康なまま維持・育成するか。
★袋をかける梨、そうでない梨の違いとは?
★ヒョウの被害にあった当時の様子
⇒【梨園レポート】豊梨園(ほうりえん)より

★「大玉専門店」と呼ばれるほど、品種に関わらず大玉がゴロゴロ販売されている、その秘策とは?
★霜による影響について
★「“手をかける”ことと同じくらい重要視しているのが“目をかける”こと。」→見るポイントとは?
★直売所ってむしろフレンドリー!?接客の凄さ
★3kg箱、1000円袋売りなども!贈り先のニーズに応える工夫
★キウイもすごく人気なんです
ほか
⇒【梨園レポート】幸果園(こうかえん)より

★市内でも広く使われている“害虫交信かく乱剤”で虫の被害を予防する取り組み
★日中30度以上もの状態がずっと続くと、中が腐ってしまう“芯ぐされ”とは?
★ここで差が出る!ベストな収穫のタイミングについて
★なぜか八千代の梨は“糖のバランス”が良いらしい?!八千代の土壌のヒミツ
★最近人気の品種「秋月(あきづき)」の魅力
⇒【梨園レポート】丸勘梨園(まるかんなしえん)より

★幸水・豊水だけじゃない!梨には沢山の種類があるんです。
★ホームページで広く情報を紹介している梨園も数多く!そのひとつがこちらの梨園さん
⇒ジャンボ梨「新高」も販売開始!マル奈梨園の追加レポートより


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<やちよの梨 味自慢コンテスト〜八千代市園芸農産物(梨・豊水の部)共進会>
★近年は、毎年豊水の時期に緑が丘イオンの広場で開催されています。どの農家さんが、今年の「八千代市長賞」を受賞するのか?!
⇒2014年度の様子
⇒2013年度の様子
⇒2012年度の様子
⇒2011年度の様子
⇒2010年度に八千代市長賞を受賞された梨園さんを直撃!
⇒2009年度の様子
⇒2007年度の様子

<千葉なし味自慢コンテスト>
⇒快挙!千葉なし味自慢コンテストで八千代梨園が1位!

<過去にはN−1(梨ワン)グランプリも開催>
★記念すべき第1回N−1グランプリに審査委員として参加してきました!このときは、まだ消費者枠は募集せず、生産者のみでの開催でした。
⇒第1回八千代市N-1グランプリ2011に参加してきました!より

★第2回目は、事前に抽選されたお子さんと保護者の皆さんも参加!同じ幸水なのに、こんなに味が違うんだ!とビックリしていた様子です。
⇒一番うまい梨決定戦!『第2回八千代市N-1グランプリ』に行ってきました

★最終回となった第3回は、道の駅やちよの農業交流センターで。今回は異種格闘技戦の如く、なんと自分の好きな品種でOK!というルールに。沢山の子どもたちも参加し、それはそれは熱い戦いとなりました!初めて口にする品種にも出会えて、他にはないイベントでした!
⇒第3回八千代市N-1グランプリに参加してきました!より

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<梨を買うなら、買ったなら。>
★道の駅やちよの直売所にも、新鮮な梨が毎朝届く!
★箱売り、配送もOK
⇒幸水梨スタート!あともう少し夏野菜続きます(道の駅やちよ農産物直売所クラフト)より
⇒【追加記事】梨が最盛期!ナスやカボチャも出始めました(農産物直売所クラフト)より

★梨が届いても、決してそのまま玄関に放置・・・なんてしないように。痛みますよ!!
⇒直売所から梨が箱で届いたら。より

<色んな梨を食べてみました!>
⇒梨「秋月(あきづき)」を食べました!
⇒櫻井梨園さんのあきづきと、ブルーベリーやっち飴。
⇒【梨食べ比べ】なつしずく、絵里、なつひかり
⇒2014年「まるな梨園」さんで幸水梨を食べました!
⇒2013年幸水梨の食べ歩き(丸勘梨園さん、マルツ綱島梨園さん)


これらのレポート以外にも、梨園マップの「詳細ページ」で各直売所の「他の写真」を掲載していまして、ここにもチョコチョコと情報を掲載しているので(⇒例/山中園さん)気になる直売所はぜひそこもチェックしてみてくださいね!

ちなみに、2015年には八千代市梨業組合さんを通して、まいぷれの(株)宣美さんが作成された「やちよ梨100年記念公式サイト」というのもありまして、そちらは市内の梨園さんがほぼ網羅されています!
場所などをチェックするにも、とても便利そうですよ!

〔関連情報〕
⇒八千代ナビ!八千代の梨園マップ
posted by やちなび子 at 13:13 | 千葉 ☁ | Comment(0) |  > 果物・野菜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月19日

【梨食べ比べ】なつしずく、絵里、なつひかり

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↑ 左/絵里(えり)、奥/なつしずく、右/なつひかり

8月中旬、幸水を知人に贈ろうと思いまして、村上にある丸勘梨園さんへ伺いました。
丸勘さんと言えば、品種の多さで有名!
とにかく、いつ行っても一種類ってことは無いですからね。
この日も奥のテーブルに、あまり見かけない梨を発見!

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↑ 丸勘さんは、ピピゴルフの看板や七百餘所神社のある通り沿い。瓦屋根の長屋門が目印です。

幸水がいよいよピークという売り場で、青い梨は目を惹きます。
この品種は何ですか??
『もうそろそろシーズンが終わるけれど、これは「なつしずく」っていう品種ですよ。同じ青い梨でも、ちょっとカタチが少し長丸なこちらは、「絵里(えり」という品種。こっちは、赤なしの「なつひかり」』

と紹介いただいて、3種類みんな頂いて帰りました!

なつしずくって、最近市内のいろんな直売所でよく耳にする品種。
そういえば、まる奈梨園さんでも数年前から「人気が出てきた梨なんですよ!」と聞いた覚えが。
でも、口にするのは初めて!!

帰ってから、本当はちょっと冷やせば良かったんだろうけど、待ちきれず切り分けて試食・・・。

まずは、なつしずくから。
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まず、口に入れたときの香りが違う!
プラムのような、桃系のあまい香りが、ふわっと鼻を抜けていきます。
歯ごたえは、割とシャリ感がしっかりしていて、カット面を見てもう少しキメが細かいのかと思いましたが、思いのほかざらつきがある、梨らしい食感です。

もしかしたら、ちょっと冷やせばもう少し甘みが前面に出てきたかな??
どちらにしてもピーク終盤とのことだったので、これは来年ちゃんと旬の時期に食べてみたい品種です!


で、こちらが同じような名前の「なつひかり」。
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数年前に一度食べた以来だったから、あまり味を覚えていなかったんだけれど・・・。
とにかく、面白い味!
ジューシーで、わりとキメもそこそこ細かくて、舌触りがなめらか。
ほんのりと芯のあたりから酸味がジュワーっと感じられて、幸水の時期には新鮮な感覚です。なんだろう?この風味は、甘い柑橘系を彷彿とさせるような爽やかさだわ。
ちなみに酸味はそこまで強くないので、芯は浅めにカットして大丈夫そうです。

ラストは、聞きなれない品種の「絵里(えり)」
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たっしか、えりの漢字はこうだったと、丸勘さんが教えてくれたんですけれど・・・聞き間違えだったらゴメンナサイ。念のためネットで探してみたけど、見当たらなかった。
そして、たーしーかー、千葉のどこかで作られた最近の品種だったとおっしゃっていたような。間違いないのは、この「えり」というのネーミングは、作った方のお孫さんの名前から取ったということ。
これは記憶にしっかり残ってたから間違いない!

ジューシーなんだけど、結構食感がゴロっとした、歯ごたえのしっかりした梨です。梨らしい梨ってところかしら。
酸味も結構高めで、さっぱりした味わいでした。
口の中にあまったるさが残らないので、夏にスッキリと食べるのにピッタリなイメージ!


梨って、思っている以上に新品種が続々と出てくるんですね。
もっと長いスパンで生まれてくるものなんだと思っていたんだけれど、毎年のように新しい品種に出会えるのも、直売所めぐりの楽しいところ!
これは、同じ梨園さんに通い続けていては、なかなか無い経験なのです。
ぜひお気に入りの梨園さん以外も、飛び込みで訪れてみてはいかがですか?
posted by やちなび子 at 00:00 | 千葉 ☁ | Comment(0) |  > 果物・野菜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月20日

酸っぱいイメージを覆す!梨農家が本気で手掛けた奇跡のキウイフルーツ

【追記】2014.9.28
今年もおいしいキウイフルーツの季節がやってきました!昨年、こちらのレポートをシーズン終盤にご紹介することになってしまったので、あらためて再掲載します。


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キウイフルーツって、ものすごーい数の品種があるんですって!

パッと思い描く緑色の“あのキウイ”の他に、食味が良く積極的に栽培されているものだけで100種類近くあり、さらに開発中のものなどを加えると数百種類もの品種が存在するらしいのです。
ちなみによく見かけるあのキウイは「ヘイワード」という品種で、同じ緑のキウイにも大きさや形、表面の産毛の有無だったり、甘さやスッキリ感の違いなどなど、本当に様々な種類があるんだとか。

↓ 4種類のキウイ。中央がへこんだ形、小ぶりでちょこんと立つ形、産毛の様子から、切り口のカラーまでさまざまです。
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さてさて、そんなキウイフルーツですが、イメージはどれも「甘酸っぱい」。

キウイの宣伝文句にも必ず“酸っぱい”という言葉を添えるほど、その酸味が特徴のようにもなっている果物ですから、特にまだ幼い子どもたちには魅力が伝わりにくいという難点も。
小学校の給食では、地産池消ということで千葉県産のキウイフルーツが出されるのですが、ニガテで食べられない子も少なくないようで・・・。
そんなニガテ意識を持つ子どもでも「これなら食べられる!!」と、むしろ大好物になってしまうようなキウイフルーツが八千代市内のとある農家で作られているというのです。
某番組のコーナーを彷彿とさせる、「嫌いな子でも食べられるキウイ」が今まさにシーズンを迎えているということで、直売所を訪れてきました!

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場所は八千代市村上、国道16号の宮内交差点のすぐそばにある「幸果園(こうかえん)」という梨園。
この梨やさんは、とにかくアッと驚くような大玉で有名です。
有機栽培や育て方の技術面などの工夫だけで大玉にし、たとえ幸水などなかなか大玉になりにくい品種ですら5Lサイズ以上を普通に用意できるということで、わざわざ市川や松戸、白井などの“梨どころ”からお客さんが足を運ぶほど、知る人ぞ知る直売所のひとつ。

そんなこだわりの梨と同じ土壌で、手間をかけて数年前から密かに販売しているのが、今回紹介するキウイフルーツなんですが・・・とにかくその特長は、何といってもサイズ感!!
特大・大・中・小とサイズ別にコンテナに分けられ販売されているのですが、小サイズがスーパーで見かける輸入キウイフルーツの大サイズ並み。
贈答品にピッタリなので、特大サイズを専用の箱に詰めて地方発送される方が後を絶ちません。
そして送られた方がリピーターとなり、直接依頼をするといった感じで広まり、ここ数年は予約完売してしまうために宣伝もほとんどされてこなかったとか。

↓ 10月1週目から販売が始まり、3週目半ばの取材時には今年分の特大と大サイズは売切れ!!もう中以下のコンテナもあとわずかしか残っていませんでした。
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↓ 引っ切り無しに、ご予約のお客さんが来店されます。この時期に賑わっている梨の直売所、見たことない!
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ところが昨年あたりから収穫量がかなり多くなってきたので、予約分以外でもお分けできる余裕が出来てきたそうで、今回こうして取材させていただけることとなったわけです。
果たして、どんなこだわりが人気のキウイを生み出しているのか?!
直接生産者の方から、お話を伺ってきました。

『幸果園さんのキウイフルーツのヒミツ』
その1. キウイなのに手抜きなし!手間を惜しまぬ独自の育て方

キウイは基本的に、オスの木とメスの木が両方植えてあれば自然交配して実のなる植物です。
それをあえて、幸果園さんでは実の生る「メスの木」しか植えず、限られた土地でも安定した収量を確保できるようにしています。
ひとつひとつ丁寧に花粉を付けて、確実に人工交配させる手間を惜しまず、さらに普通は7〜8個ぶら下がる果実を2個だけ残し、あとは摘果するという作業までも。
梨のために用意する贅沢な土壌で、さらに幾度となく手を加えて見栄え良く成長させる。
そんなこだわりによって、幸果園さんのキウイフルーツはびっくりするような大玉で、しかもキウイとは思えない味わいに仕上がるということなんです。

その2.見たことのないような特大キウイ

品種的にはゴールドキウイ系ですが、特段大玉に仕上がるものではありません。
スーパーで販売されている外国産の大サイズが100g程度、市内の直売所で見かけるような小ぶりな八千代産キウイだと50g前後くらいだったりします。
ところが、ここのキウイは一番小さいサイズが100g前後!
特大サイズは185g以上にもなってきて、200g超えのキウイも去年はゴロゴロ収穫されたとか!

↓ 左から、大・中・小サイズ。この大サイズは165gで、参考までに、一番右に置いたのは50g前後のキウイです。
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その3.酸味ゼロ!とにかく甘くて濃厚な味わい

サイズ以上に、その美味しさに驚いてリピーターになる方が続出!
栽培している品種はいくつかあるそうですが、現在は2つの主力品種が人気です。
ひとつは、うすーい緑色のキウイ。ゴールドキウイの一種だそうで、一般的に見かけるような、あんなグリーングリーンした色味ではありません。

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試食させていただいたのですが、「酸っぱくないですよ!」と聞いたうえで口にしたにも関わらず、想像していたよりはるかに甘いキウイフルーツ。
第一声が、『なにこれ!?』ですよ・・・。

全く酸味がなく、甘ーい濃厚な味わい。
それでいて、後味がスッキリで爽やかさが残る。

恐らく“キウイフルーツ”という果物から離れないと、ちょっとこの味は伝わらないんじゃないかと思うので・・・あえて別のモノで例えますが、これはまさに高級マスカットのような上品でコクのある甘さと風味!

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切り口が特徴的なこちらが、もうひとつの人気品種の赤いキウイ。
先のゴールドキウイと同じ土壌で育てるものの、どうにも大玉にはならない品種ようで、ちょこんとお座りするような可愛らしいカタチ&サイズです。
特大サイズのゴールドキウイと比べて見栄えがしないので、贈答品に使う方は多くないようですが、こちらは一度食べるとちょっと忘れられない味わいでした。

もう、とにかく、ただただ甘い!
舌にねっとりとくる独特の食感と、とろりとしたはちみつのような甘さは、くどくさえ感じてしまうほど。
『毎日食べるならゴールドキウイのほうが飽きないけれど、たまにすごーく恋しくなる“ケーキのような存在”』というお客様の感想が、まさにピッタリ!
完熟マンゴーを彷彿とさせるような強烈な甘みが忘れられず、毎年ファンが絶えない赤いキウイ。収穫量が少ないので、まさに幻の逸品になっているようです。
ちなみに、常連のお客様から『他で赤いキウイを見つけて食べたけど、味がぼやけててちっとも甘さが濃くなくてがっかりだったわ』という声も届いたとか。
どうやら、こちらのお店ならではの味わいのようですね!

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贈答品として用意されるのは、こんな感じです。
まだまだ固い状態で地方発送するので痛みにくく、長く美味しく楽しめるというのも魅力のひとつ。
もちろんご自宅用に購入される方も多いのですが、販売期間が10月〜売切れ次第終了(毎年10月下旬頃)と限定されているので、中には5キロ〜7キロなどまとめ買いされる方もいらっしゃるとか!

↓ 以前は上の箱に中玉サイズ12個入り(2,300円程度)を用意されていたそうですが、もっと数多く送りたい!送って欲しい!というご要望にお応えして、中玉が20個入る3kg箱(左・2,800円程度)や、通常のキウイ箱の倍入る箱(右)のご用意もあるそうです。
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実は、価格はサイズに関係なく一律1g=1円!!
販売価格はすべて量り売りになっています(例えば、1.2kgなら1,200円)。
サイズ別でコンテナに入れてあり、大をいくつ、中をいくつ・・・とバラ売りしてくれるため、ご家庭用に買いに来られた方も「せっかく食べるなら大きいサイズがいいわ!」というケースが大半。
特大サイズから売り切れていくんだそうです。

↓ お店の前を通りがかった方が、梨の袋売りのように置かれた「500円袋」「1,000円袋」を手にされることも。
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梨のイメージが先行し、つい「キウイを木で完熟させたものを収穫して、店頭にご自宅用で並べたりはしないんですか?」と伺ってしまったのですが・・・
キウイフルーツって、樹に生っている間は完熟しないんですって!

さらに言えば、収穫したあと放っておいても、自分だけでは追熟が進まない果物なんだとか。
知らなかった!!

追熟が必要な果物や野菜は、そのために必要なエチレン(植物ホルモン)を自ら出して成熟するそうです。ところがキウイは、エチレンを生成しない珍しい特徴を持っているんだそうです。市場に出回っているキウイのほとんどは、人工的にエチレン処理が施されているので、ご自宅で普通に常温保存しておけば柔らかくなるかと思いますが・・・こちらのキウイは、必ず他の果物や野菜と一緒にポリ袋に入れて、常温(20℃前後が最適)に1週間程度置くのをお忘れなく!
成熟したかどうかは、見た目ではほとんど分からないため、軽く指で持ってみてください。固かったキウイが、持った瞬間に“ふわん”と柔らかく感じるタイミングが来るはず!あまり置きすぎると傷んでしまうので、食べ頃になったら野菜室へ入れて美味しく召し上がってみてくださいね!

※キウイに傷がついたり追熟中に腐ってしまう軟腐病菌にかかっていると、その腐敗過程でエチレンが発生するために周囲のキウイが追熟するケースもあるようです。まだ追熟させたくない分のキウイは、他の果物や野菜に触れないよう袋に入れて野菜室で保管しておくのがベスト!保存状態が良ければ数か月は持つようですよ!

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↑ 同封にオススメなのは、リンゴやバナナ、メロン、スライスしたカボチャなど。キウイが出す二酸化炭素がこもらないように、密閉しないで軽く口を閉じるか、小さな穴をあけておくのが良いそうです。購入時には追熟の方法についてメモを付けてくれます。


売り切れ次第、今年の販売は終了となります。
梨の販売が終わる10月中旬頃には正面のシャッターもおろしてしまうので(まだ梨が売っていると思って来店される方がいるため)、キウイを受け取りにいらっしゃる方は事前にお電話等で日時を決めて来店されています。
今年すべり込みで「ぜひ食べてみたい!!」という方は、あと6コンテナくらいしか残っていなかったので・・・ぜひぜひお早目にお問い合わせくださいね。
来年以降なら、梨のシーズンが始まる8月以降、早めにご予約するのが確実!

幻のキウイフルーツ、おすすめです。

●幸果園(こうかえん) TEL(FAX)047-483-7348
千葉県八千代市村上750-15(地図
【営業時間】9:30〜
【駐車場】有り
⇒八千代ナビ!梨園マップはこちら

〔関連レポート〕
2011年08月17日 【梨園レポート】幸果園(こうかえん)
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2013年08月10日

2013年の幸水梨を堪能!八千代の梨情報

いよいよ幸水梨がピークを迎えはじめました!
今年は梨の開花が例年に比べて早く、梨のシーズンも10日ほど早まりました。
いつもなら、この週末くらいが幸水の本格的な出始めといった頃ですが、私が6日頃に直売所へ行ったときには、かなり収量も増えてお盆さながらの賑わいをみせていました。

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最初に立ち寄ったのは、村上の七百余所神社近くにある丸勘梨園さん。
大きな瓦屋根の長屋門が目印で、左奥に直売所があります。

昨年、直売所をリニューアル。
以前はすぐ前にキウイが栽培されていたのですが、その木を無くして販売スペースを広げました!

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丸勘さんの特長といえば、取扱い品種の多さ。
幸水の前にピークを迎える若光(わかひかり)も並んでいます。
甘みを比べると、やっぱり幸水のほうが抜きんでているけれど、ややざらつき感のある梨らしい固めの食感がお好みの方には、若光もおすすめですよ!
(自然な優しい甘さなので、濃厚な幸水を食べた後では全く味がしないように感じてしまうかも。別々のタイミングで頂くことをオススメします。)

↓ この写真は幸水。もうこの時期で5Lサイズの数もかなり揃っているようです!今年は天気も良かったので、梨の生育も順調なようですね!
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↓ 試食コーナー。テーブルに置いてある梨を、自分でむいて食べられます。すぐ隣に手洗い場もあるので、なび次男のベッタベタな手を洗うのに助かった!
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丸勘梨園さんの息子さんも参加されている、N-1グランプリの情報をちらりと伺いました!
今年も9月に開催される予定で、もう八千代市の広報でも参加親子の募集がされていますが・・・9月13日の開催ということで、豊富な品種が出揃っている時期!前回までのように幸水のみの出品ではなく、どんな品種でもOKにしようという話がでているとか。
とにかく味で勝負!という趣旨ならではの、面白い企画ですよね。
豊水と幸水では全く味わいが異なるし、もしかしたら南水や白鳥などの品種も今年は早めに収穫できたりしたら、違いがありすぎて皆さん「これ、全部梨?!」とビックリするかも。
実際、どんな戦いになるのか?!
今年も見に行けることになったら、またレポートでご紹介しますね。

そうそう、毎年恒例の「梨の共進会」は、8月末に予定されているそうです。
多分今年も緑が丘イオンのアゼリア広場で行われると思いますが・・・こちらも詳しい情報が発表され次第追記します。

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さらにもう一軒。
16号の米本交差点近くにある、マルツ綱島梨園さんにも幸水を買いに行きました。
こちらの直売所も、毎年常連さんが何箱も買いに来たりと大賑わい。
いらっしゃった方も「今年は幸水早いね!」と口にしていたくらい、やっぱりどこもピークが早くきているようです。

↓ マルツさんには3kg箱の手提げがあるので、手土産に持っていきやすいですよ!
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以前うかがった時も、「痛んだ梨を畑に捨てておくと、そこにカブトムシやクワガタが寄ってきて昼間でもたくさん採れるんですよ!」と、何匹かプレゼントしていただいたんですが・・・今年もそれは健在。
なび息子たちは梨そっちのけで、大量のカブトムシを前に大興奮!
その間に、私もゆっくり試食をさせていただけました。

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市内の梨をいろいろと食べ歩いていると、お店の違いもあるけれど、地域によっても味の方向性が出るんだということが分かってきます。このマルツさんの幸水は、ほんとに香りが良い!!
16号沿いのお店は、ガツンと甘みがまっすぐ伝わる幸水が多いけれど、米本交差点に入る前までの通り沿いの幸水は、酸味まではいかないけれど爽やかなアクセントが効いているものが多い気がします。
香りもとても堪能しやすくて、品の良い味わいが楽しめました。
お店で差がでるのは、やっぱりざらつき具合や食感かしら。
滑らかな口当たりかどうかは、地域が同じでもお店によってぐっと変わりやすいポイントかも。

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今年の豊水は、9月を待たずに出回りそうです。
今日なんて外に30分出ていられないくらい、ひどい暑さですけれど・・・ぜひみずみずしい八千代のフルーツ梨を食べ比べて、8月を乗り切ってみてはいかがですか?

★なび子が食べ歩いた梨の直売所をマップで紹介!
⇒八千代ナビ!梨園マップ はこちら

〔関連レポート〕
2012年08月11日 一番うまい梨決定戦!『第2回八千代市N-1グランプリ』に行ってきました
2012年09月09日 「やちよの梨 味自慢コンテスト2012」〜八千代市園芸農産物(梨・豊水の部)共進会に行ってきました!
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2006年08月11日

今年も到来!梨の季節です。(2006年・マル奈梨園)

八千代の特産と言えば、梨!
長い梅雨が明けて、ようやく梨園も本格的に直売シーズンを迎えました。
うっかりすると、すぐ幸水は時期を逃してしまいがちなので、今年もなび家が毎年買いに行っている「マル奈梨園」さんへ初梨を買いに行ってきました!

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↑ 2013年9月の様子。

昨年レポートした際は9月の初め頃で、終盤の幸水とピークを迎えた豊水、長十郎など種類も豊富で大玉も出揃ってましたが、まだ8月はじめだけあって幸水のみの陳列になっていました。
いつもどおり、袋入りで5〜7個(1キロ)入りで1,000円ほどのものと、箱売りが用意されています。Mサイズ20個入りで2,400円〜4Lサイズ12個入り3,900円と、豊水や新高など大玉に比べてもお求めやすい価格帯です。

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マル奈梨園のご主人によれば、今年の幸水は8月25日頃まで、豊水は8月末〜9月15日頃まで、新高は9月中旬以降に店頭へ並べられるとのこと。ちなみに、昨年のレポートでご紹介した幻の梨「長十郎」も、「欲しいと言ってくれれば袋詰めしますよー」とおっしゃってましたよ!
※長十郎はこれを書いた当時以降、全国各地からお問い合わせいただいているようで・・・予約完売してしまう状況だそうです。気になる方は、必ずお問い合わせください。

なび家では、お中元用に毎年箱売りのものから選び、ゆうパックの紙を書きながらテーブルに用意してくれている梨をいただくのが恒例になってるのですが、今年は出産の内祝い用にしようかなと思っています。ちなみに、ちゃんと“のし”もつけてもらえますよ。
もう少し価格の高い大玉系がお盆過ぎに出回るそうなので、その頃また来なきゃ!

そうそう、今年も「八千代ナビを見た」とお伝えしてくれれば、購入した梨のほかにおまけの梨をつけてくれます!どんな梨をおまけしてくれるのかはお楽しみ。店頭では通常販売していないレアものの梨をつけてくれるかも?!

〔梨園レポート〕
2005年09月11日/八千代市の梨〜マル奈梨園で幻の長十郎発見!
2005年10月03日/ジャンボ梨「新高」も販売開始!マル奈梨園の追加レポート

●マル奈梨園 047-484-2838 
千葉県八千代市村上1005(地図)千葉英和高校ひだり
営業時間/8:30〜9:00から18:30〜19:00位まで
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2005年10月03日

ジャンボ梨「新高」も販売開始!マル奈梨園の追加レポート

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↑ 2013年9月のマル奈梨園さん。

豊水の時期も終盤を迎え、ようやくジャンボ梨「新高」が出回る時期となりましたので、再びおいしい梨園としてご紹介しました「マル奈梨園」へ足を運びました。昨年は新高が不作であっという間に時期が過ぎてしまいましたが、今年はどんな具合なんでしょうか?

いつものとおり店先にはお母さんと、今日はお父さんがのれんの奥に見えました。こんにちはー。と声を掛けると、「あらー、八千代ナビを見ていらっしゃった方が沢山見えたのよー!今年は“長十郎はありますか?”と尋ねて来られる方が多くて・・・」と、第一声にうれしいお話!レポートをご覧になった皆さん、ありがとうございました。八千代ナビ限定のサービスを思い切って頂いてきた甲斐がありました。いかがでしたか?おいしかったですよねー。

今日は新高を買いに来たんですとお伝えすると、今年は途中で雨が続いたので日照時間が多すぎず、どれもかなり大きめの良品に仕上がったとのこと。
確かに・・・。

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大きいものだと1個1.2kgはあるそうですが、贈り物にするには話題性のある大きめの新高を選ばれる方が多くて、すぐに売れてしまうんだとか。新高は、大きいほど味が乗っておいしいそうです。もちろん小さめのものを選んだとしても、新高独特のシャキシャキ感や、若干の酸味はそのままでおいしいのには変わりありません。小さめといっても、豊水と並べると全然大きいですからね。

私も実家への手土産用に1kgの大玉(1,000円)と、自宅用に若干小さめのものも混じった4個入りを1袋(1,000円)購入しました。この大きさを実感できるように、1kgの新高を携帯電話と並べて撮影。(8等分に切ったら大きすぎて楊枝で支えきれませんでした・・・。)

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今日は、おまけに2種類の変わった梨をいただいてきましたので、ちょっとご紹介。
ひとつは、新高の枝変わり(突然変異のようなもの)で、20世紀のような真っ青な梨です。

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切ってもいないのに、甘い香りがふんわり。初めて見ました・・・。「採れたタイミングによって、買いに来てくださった方に配るくらいで、売ってはいないのよ。」とのこと。家で包丁を入れると、若干やわらかめの感触。味わいは、やっぱり何となく20世紀に似ている感じがしました。そして、食べた瞬間に鼻に伝う香りが印象的。新高のイメージとは随分かけ離れていましたが、爽やかさという部分では似ているかも。

もうひとつは、「幸水」と「にっこり」という梨から出来た「あきづき」。こちらは、数は少ないですが、9月末くらいに販売していたようです。

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まさに幸水!とてもみずみずしくて、歯ごたえもしっかりしていて、且つ甘みと酸味が丁度いい。しかもかなりの大玉。うーん、これは凄く好きな梨かも。(来年は9月末にも見に来なければ・・・。もう無いのかしら?)

今回も色々と聞き込んでしまいましたが、梨の系図まで持ち出してお父さんとお母さんで丁寧に説明してくださいまして・・・。本当に、お忙しい中ありがとうございました。こんな和みの梨やさん「マル奈梨園」も、あと2、3週間で今年も販売終了の時期を迎えてしまいます。新高は固めの梨なので冷蔵庫でかなり日持ちしますし、ぜひ今年最後のおいしい梨を堪能しに行かれてみてはいかが?
(毎年10月下旬頃販売終了)

●千葉県八千代市の梨園「マル奈梨園」 047-484-2838
八千代市村上1005(地図)千葉英和高校ひだり
【営業時間】8:30〜9:00 から 18:30〜19:00位 まで
【ホームページ】http://maruna74en.wixsite.com/maruna74en
※まだまだ続いています!八千代ナビ限定お得情報。「八千代ナビ見ました」の一言で、さらに梨をおまけでプレゼント!
※前回の「マル奈梨園レポート」はこちら
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