レポート以来、勝田台の小さな工房ながらスコーンを買い求める方の列が絶えない人気のパニパニさんでしたが、以前から念願だった古民家カフェを印西市でオープンすることになったんですって!
すでに5月末に勝田台の工房は閉めていらっしゃり、新店舗の開店は7月上旬予定とのこと。
⇒7/17(日)オープンだそうです!(詳細はこちら)
【新店舗情報】
千葉県印西市笠神381(地図)印西市役所本埜支所近く
ジョイ2やビッグホップよりもちょっぴり遠いんですが、車だったらチャチャっと寄れちゃう?!
八千代市から離れてしまうのは残念ですが、並んで購入したり事前注文する手間を考えると、カフェのほうがチャレンジしやすいかも。
パニパニさんのスコーンをまだ食べたことがない!という方、ほんとにオススメですよー!
私も夏になったら、立ち寄ってみようかと思ってます!
2012年11月21日
皆さん、スコーンって耳にして、どんなものをイメージしますか?
私がパッと思いつくのは、イギリスのお茶菓子として出てくる、あのパックリと割れ目が入った感じのもの。
ホテルのおしゃれなアフタヌーンティーで添えられてきたりすると、その頂き方のマナーにやや躊躇したりして。フォークなどで横に割りつつ、フルーツジャムと、こってりしたクロテッドクリームをたっぷり塗って・・・で、良いんでしたっけ?
はたまた、スタバなどでチョコチップが入ったものなどもスコーンと称されてますけれども、あれはアメリカンタイプと言うのかしら。とにかくずっしりとした生地でボリューム感満載!おまけに、大抵は何かつけるどころかそのままでも十分甘く仕上がっているから、ひとつ400キロカロリー近くあったりすることも。
そんなカフェでのサイドメニューだったり、パンやさんで並ぶ商品のひとつとして選ぶ機会はあっても、スコーン“だけ”をわざわざ買いに行く経験はなかったんですが・・・。
実は今、スコーンが流行ってきているらしい!
一昔前はベーグルだったり、焼ドーナツを扱うお店で溢れていましたが、最近は六本木や銀座にスコーン専門店がオープンしたり、都内のおしゃれな街にはカフェと併設してスコーンを扱うお店が続々。
とは言え、八千代を離れる機会がめっきり減った私は、そんなおしゃれスコーンに出会うことすらままならないわ・・・と思っていたらば、スコーン専門店がなんと勝田台にあるんですってよ!!
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↓ 勝田台駅南口から徒歩約4分。八千代高校のすぐ前あたりにある茶色の建物1階。
こちらは工房で、カフェは併設されていません。
店頭販売しているわけでもなく、あくまで基本はオンラインショップでの取り扱いのみなんですが、来店可能な方には「直接受け渡し」というスタイルで販売してくれるというもの。
ただ正直なところ、“スコーン”だけで勝負できるものなのか?
都内で売られているスコーンはひとつが結構良いお値段だったりするようですし、そもそもスコーンのイメージって、飲み物がないと口中の水分をうばわれて窒息しそうな、モクモク、ぼそぼそっとした感じが強くて、気軽にパッと口に出来る“普段使い”向きの食べ物という感覚がないせいか、おみやげなんかでときどき頂く程度が丁度良いような・・・。
ところが、このオンラインショップにはプレゼントだけではなく、ご家庭用を目的として依頼するリピーターさんが多いらしいのです。
最近では“対面販売を介して、お客様の生の声を参考にしたい!”と、白井市の神々廻の森(ししばのもり)公園で行われた「三十祭(さんじゅうさい)」など、近辺で行われるイベントへ積極的に参加されているそうですが、いずれのブースでもあっという間に完売。連日に渡って行われるイベントでは、「美味しかったから!」と翌日も買いに来られるケースが多いほど、クセになる味わいなんだとか。
普通なら配送料がかかるわけですが、直接受け渡しなら送料ゼロはもちろんのこと、簡易包装なら1個40円引きになるという大特典が!!そんなスコーン工房が勝田台にあるというのに、なんせお店の看板があるわけでもないので近くに住んでいる方ですら知らないというもったいない状況に・・・。
これはぜひ八千代の新たなグルメスポットとしてご紹介しなければ!
と、普段は立ち入ることができない『Scone Kitchen パニパニ』さんの工房の中へ、特別におじゃましてまいりました。
↑ Scone Kitchen パニパニの 川満(かわみつ)さん。
玄関をあがると、すぐ先がスッキリと清潔感のある広い工房になっています。2面に窓がある角部屋なので、風通しが良くてすがすがしく、気持ちのよい陽の光が射し込みます。
こんな素敵な工房で、パニパニのスコーンづくりを手掛けている川満(かわみつ)さんの姿がありました。他にスタッフさんなどはいらっしゃらないので、個別包装も、配送準備も、すべてお一人で行われています。
『なび子さん!丁度良かったわ。今日は秋のカラッとした気候で、スコーンづくりがとってもはかどる良いお天気だったのよ。』と、にこやかに出迎えてくれました。
湿度によっては、焼きあがってから冷ましている間に、まわりのサクッとした感じが薄れてしまうこともあるそうで、毎日のように水分などの配合や焼き加減を調整しているとか。
スコーンキッチン パニパニさんが目指すのは、食卓だけではなく戸外や職場などでもパクパクお手軽に食べられる、冷めてもふんわりしっとりと美味しいスコーン。
『イギリス式の上品なイメージをお持ちかもしれませんが、上下に割る作法や、クリームやジャムを付けながら食べたりといったことをせず、そのままでも美味しくいただいてもらえる味、食感、カタチを追求してきたんです。毎日のように食べても飽きず、パンのようなお手軽感覚があるものを目指し続けてきました。』と、川満さん。
商品のラインナップは、プレーンのほか、現在は6〜7種類程度のバリエーションがあるのですが、中でも人気の「雪塩(ゆきしお)」と「黒糖」を試食させていただきました!
雪塩(ゆきしお)は、パニパニさんで一番売れている商品。
スコーンだけではなく、マフィンとかキッシュとかパウンドケーキとか、そういうのって女性は好きでも男性には受けが悪かったり(私のまわりだけ?)するんですが、こちらは男性からも大変受けが良いんですって!
その秘密は、周りをコーティングしているアイシング。
『ここが絶妙な甘じょっぱさで、あとをひくと言っていただけます。素材の味わいを出したいので、生地自体の甘みはとっても控えめ。キビ砂糖を少し加えている程度ですが、それが周りのアイシングとのベスト・バランスを生み出すよう考慮しました。』
↑ 雪塩(ゆきしお) 1個220円。(持ち帰りで簡易包装の場合は180円)
↑ コーヒーカップと比べてみると、大きさが伝わるかしら?
実際に手に取ってみると、大きめな手の人のげんこつくらいあって、上品な小ぶりタイプのスコーンとは大分様子が違います。いわゆる“オオカミの口”と呼ばれる割れ目もきちんと開いていますが、左右に花が咲いたように膨らんでいて、見ただけでパッと「スコーン」とは思いつかないかも。
その謎は、口に入れてもなお続きます。
サクサクっとこぼれ落ちる周りの皮は、まるでクロワッサンさながら。
焼きあがってからしばらく時間が経っていて、すっかり冷めてしまっているんですが、中は何重もの層になっているかのような、パイさながらの歯ざわり・・・なのに、ふんわり。ホロホロとした感じも、水分を奪われるような粉っぽさもなく、しっとりした中身からはこぼれ落ちるものは何もなく。
「え?これがスコーン?!」とつい言葉に出してしまったほど、今までスコーンだと思って食べてきたものとまるで異なるこの食感。
どこかで出会ったような・・・と思い返してみれば、そうそう、ケンタッキーのビスケットが一番近い感じ!
この軽さを出すために、グルテンを抑えるようにバターと粉を混ぜ込むなどいくつも技が隠されているようですが、重量感たっぷりのスタバスコーン系との大きな違いは、パニパニさんのスコーンに卵が使われないこと。
卵が入るとどうしてもしっとりしすぎて重くなり、膨らみが悪くなってしまうとか。
冷めても美味しく!を追求したというこだわりが、この食感だけでも十分伝わります。
が、肝心のお味や風味もこれまたしかり。中身はクセのないミルク風味一杯の生地、ここに和のテイストさえも感じる上品な甘じょっぱいアイシングが程よい加減でほどこされていて、最後のひと口まで飽きることなく食べきれるのです。塩スイーツはすっかりお馴染みですが、まろやかな甘みのある塩気だからか、変に塩分だけが誇張するわけではなく、イメージで言えば焼もちにつける甘醤油とか、おせんべいの雪の宿っぽい方向の甘さかしら。
また、より甘さを惹きたてるために、プレーン味には牛乳のみを使っているのに対し、雪塩の生地にはヨーグルトも使って爽やかな風味を出しているそうです。牛乳じゃなく生クリームも試してみたことがあったそうですが、それではこってりし過ぎてしまうため牛乳で生地のバランスを整えているとか。
川満さんのオススメの食べ方は、一度トースターで温めること。
『冷めても美味しいスコーンを目指してはいますけれど、やっぱりオーブンから出したばかりの焼きたては、ほんとに美味しいんです。常温に置いたスコーンをアルミホイルにふんわり包み込んで、600Wで5分ほどトースターに入れます。最後にアルミホイルを外して、30秒ほどトーストすると外側がカリッと仕上がりますよ!』
↑ 持ち帰らせていただいたスコーンで、家のトースターに入れて試してみました。
もう一度熱してしまうと、何だかアイシングが溶けてしまわないかと心配でしたが・・・全く問題ナシ!
ホイルで包んだからか思っていたより熱くなり過ぎず、丁度焼きたてをしばらく置いて粗熱が取れた感じになりました。
もう、中はより一層ふんわりに!
冷めていたときにはあまり感じなかったけれど、芳醇なバターの香りが鼻を伝います。
トーストしたほうが、しっとりした柔らかさがアップするようで、イメージ通りのスコーンぽさが戻る感じかしら。冷めたままのほうが斬新な食感が味わえるようにも思えるし、それぞれの魅力がありそうです。
ところで、このスコーンの名前に使われている「雪塩」。
これは川満さんがイメージで付けた名称ではなく、沖縄の宮古島で造られている有名な“あの塩”の名前です。
宮古島はサンゴが隆起して出来たと言われているそうで、この“琉球石灰岩”と呼ばれる独特の地層が生み出すミネラル豊富な海水を、出来る限り成分そのままに加工した「雪塩」は、沖縄土産としても大変人気高いですよね!
実は、沖縄の宮古島で生まれ育った川満さん。
素材にはぜひふるさとのものを・・・という思い入れもあり、沖縄の素材を他にも多く取り入れていらっしゃいます。
『故郷の良さは、島を離れ、そして歳を重ねてきたからこそ実感出来るものでした。今の自分は、宮古島の生活があったからこそ。少しでも自分がつながっていたい、何か故郷の良さを皆さんに伝えたい、そんな思いでこだわりの素材を扱うようになったんです。』
もうひとつの人気商品「黒糖」スコーンも、今は沖縄縄県多良間村の良質な黒糖が使われています。多良間の黒糖は、沖縄のおみやげコーナーに並ぶ色んな産地の黒糖の中でもお値段が張りますよね。特に今年は台風の影響で大変な品薄状態だったそうですが、探しに探してようやく仕入れた貴重な一袋!
雪塩を売り出してからは1位の座を譲ってしまったものの、今でも根強いファンが多い黒糖スコーン!
はじめは生地に入れ込んでいたそうですが、せっかくの黒糖らしさがぼやけてしまったそうです。そこで、プレーンな部分と黒糖部分を層状に重ねて焼き上げることで、より黒糖らしい“本当の味わい”を演出できました。
『こだわったのは、本当の黒糖の美味しさを表現すること。自分が幼い頃には製糖小屋がすぐ近くにありまして、大きな鍋で黒糖の元となるサトウキビの汁をぐるぐる煮込んでいる様子は、ごくごく身近な光景だったんです。作り終わった鍋をのぞいて、淵のほうのちょっぴり焦げて固まった黒糖をつまんで口に放るのが楽しみでしたが、そのときの抜群の美味しさは、大人になった今でも忘れることはありません。』
その味わいを、ぜひとも再現したかった!というこだわりから生まれたスコーンがこちら。
シナモンロールのように包みこまれた黒糖の層。
口に含めば、耳元がツーンとするほどに強い独特の甘みがガツンと到来。
びっくりするほど甘い!!
けれどもいつまでも後をひくわけではなく、とてもキレのある甘味なんです。
生地部分は、雪塩と同じく素材感を大切に甘さが抑えられているので、黒糖の甘みが際立ちます。
最初は驚いた舌でしたが、2口、3口・・・と食べ進めていると、いつの間にか心地良く黒糖らしい風味が口中に馴染んできました。
ちなみにこちらもトーストしてみましたが、黒糖はうっすら湿って香りがさらにまろやかに!
↑ この固まった部分が、まさにあの思い出の味なんですって!
他にも、“シマナー(島菜)”というからしなの一種の野菜を使ったり、沖縄産の生姜を練りこんだスコーンなどもありました。これらの野菜は沖縄県の北部地区にある「やんばる光花園」から仕入れているそうです。生産者の光行八重子(みつゆき・やえこ)さんに直接お願いし、特別に乾燥粉末へと加工をしてもらった状態で入手しているので、生の状態を練り込むよりも素材感がアップ!
シマナーはヨモギパンのような色合いになるほか、ほんのりと感じる辛みと甘味が評判。お菓子としてではなく、お食事と合わせてもオススメだとか。
生姜は生地に練り込み、さらに雪塩のようにアイシングにも使われています。ピリッとした生姜そのものの風味が面白い、こちらも人気のスコーンです。
↑ 乾燥粉末に加工されたシマナー。野菜は無農薬で育てられていて安心!
沖縄のものばかりではなく、良いものは積極的に取り入れてみようと模索されている川満さん。
最近では、川満さんの「今」を支える地元八千代のものにも着目し、牛乳を直売所などでよく見かける“八千代牛乳”に変えたそうです。
また、プレーンタイプは通常タイプと石臼引きタイプの二種類あるのですが、石臼引きのほうは“小麦の味わい”が好きな方に人気。粉は“熊本製粉”の石臼引きを使っているそうで、ミネラルが豊富に含まれていて栄養的に優れているのはもちろん、粉独特の甘みや風味に魅了される方が多いんですって。ちなみにプレーンといっても、何もつけなくても食べられる!と好評なので、ぜひそのままの風味をお楽しみくださいね。
↑ 左が石臼引き。右は通常タイプです。色の違いが伝わるかしら?
そんな魅力満載なパニパニさんのスコーン!
注文はすべてホームページのオンラインショップで受け付けています。
欲しい商品をカートに入れて手続きをすると、送料や振込先についての内容確認メールが返信されてきます。
先払いなので、銀行振込が確認された時点で配送日の連絡がきます。
土日は定休日ですが、金曜日に振り込みを確認した分については日曜日に焼いて、月〜火曜あたりには着くよう調整しているとのこと。
なお、お一人ですべての作業をされているので、注文状況によっては多少お時間をいただく場合もあるそうですので、プレゼントなどでご予定をされる場合はお早目にどうぞ!
また、冒頭にも書きましたが、直接工房で受け渡しをすることも出来ます。
その場合もオンラインショップから注文をし、メモ欄に『工房受け取り希望、受渡し時間帯 ○○時頃』と書き添えればOK!受付後にパニパニさんから受け渡し時間についてのご連絡がいきます。
※工房受け渡し分の注文は、他の依頼が重なっていなければ前日までに申し込みをもらえれば対応できることもあるそうですが、一日に作れる量が限られているので、確実なのは前々日までにご連絡を、とのことでした。
受け渡しのタイミングですが、
2013年11月から以下の焼き上がり時間でスコーンをお渡しすることになりました。
11月以降のご予約は以下いずれかの時間で受け取りをご指定ください。
第1回焼き上がり時間・・・13:30
第2回焼き上がり時間・・・16:30
お支払いは、振込ではなく受け渡し時に現金にて精算です。
簡易包装なので、パン屋さんのように種類ごとにビニール袋に入れて、レジ袋にまとめてお渡しとなります。
この「個別包装無し、食品表示をしない、工房で直接受け渡し」なら、どの種類でも一個あたり10円引きに、エコバックや容器持参なら5円引きになります!プレーンなら通常150円のところ1個135円の計算になるわけで、ご家庭で楽しむなら断然オススメ。
なお、工房受け渡しの場合でもプレゼント用に個別包装が必要な場合は値引きが適用されません(個別包装の手間や材料費などがかかるので)。
↑ 個別包装を希望の場合は、こちらのビニールにひとつずつ包んで箱詰めされます。
↑ こんな感じで箱詰めされるそうです。ほかにも“のし”が付けられたりするようで、詳しくはパニパニさんのホームページでご確認を!
直接受け渡しの場合は2個から(できれば偶数個だと有り難いそうですが、奇数でもOK)購入できますが、まとめ買いした場合は冷凍庫へ!
冷凍庫に入れておけば一ヶ月は持つとのことですが、ぜひラップではなくアルミホイルで包んでみてとのお話でした。こちらの方が光を通さないので、より酸化を遅らせることが出来るそうです。
実際にひとつだけホイルで包み2週間後に冷凍を戻していただいてみました。
朝、冷凍庫から室内に出しておいて2時間ほど置いたものをトースターへ。ホイルに包んだだけでしたが、冷凍焼けもせず、以前トースターで焼いたときのようにサックリ仕上がりました!
ちなみに味わいは変わらない美味しさでしたし、黒糖のとろり感も健在。
ただ、口の中で広がる香りだったり、層のサックリ感がやや薄れ気味だったので、出来ればなるべく早めに食べるのがオススメです。
スコーンのイメージが、良い意味で裏切られた今回の逸品。
ぜひ衝撃のさっくりふんわり感を、堪能してみては!
●スコーン専門店「Scone Kitchen パニパニ」
千葉県八千代市勝田台1-1-8 江口ビル107号(地図・工房紹介ページ)
【注文方法】ホームページまたはメールにてお受けいたします。
※1宛先6,000円以上お買い上げで送料無料
※直接工房にて受け渡しの場合は、スコーン全品1個あたり10円引き、エコバックや容器持参なら5円引き
【工房販売デー】毎週土曜 11:00〜17:00(売切れ次第終了)
【メールアドレス】scone-kitchen@pa2pa2.jp/
【ホームページ】http://www.pa2pa2.jp/
【追記】2014年9月29日
勝田台北口にあるイタリアン「8”North(エイトノース)」のカフェタイムメニューに、パニパニさんのスコーンが加わったそうです!
⇒やちなびブログ
【追記】2014年8月11日
久々にスコーンを頂きました!リニューアルしたコーヒー味や、最近イチオシのみそ味も。
⇒やちなびブログ
【追記】2014年7月17日
7月1日(土)より下記の通り営業時間が変更されました。
月・・・定休日
火・・・予約注文
水・・・予約注文
木・・・予約注文
金・・・仕込み
土・・・工房販売デー 11:00〜17:00(売り切れ次第終了)
日・・・定休日
今年の夏は、毎週土曜日の工房販売デーはお休みせず営業されるそうです!
【追記】2013年5月24日
先週の土曜日に、久々にパニパニさんのスコーンを求めて工房へ行ってきました!
今年2月下旬からスタートした毎週土曜の工房販売は、とにかく大盛況なんです。4月にふと思い立って、15時頃に足を運んだ時にはsold out!!
今回は13時の開店には間に合わなかったものの、まだ販売時間中に並ぶことができました。
※2014年7月1日現在、工房販売デーは11:00〜17:00(売切れ次第終了)と時間変更されました
とにかく立地的には簡単に人目に付くようなところではありませんし、のぼりや目立つ看板があるわけではないので、こんな場所で開店を待つ20名ほどの行列はなんとも異様な光景。私がこの日並んでいても、前を通りがかる人からの視線が気になる気になる!
パニパニさんは、いくら人気が殺到しているからといっても、今の一人で手掛ける手作り工房というスタンスを崩す予定はありません。だから、人手を増やして量産したり、販売日を増やしたりということはなさそうですが、それでも「一人でも多くの方に、スコーンが買えるように!」と、焼き上げる個数を増やしていきました。
今では、川満さんは木曜日から泊まり込みでスコーンを作らなければならないほどだそうで、それでも必死に作って一日190個焼き上げるのが限界!
これが、13時開店と同時に飛ぶように売れていき、14時半頃には完売してしまうんです。
何しろ「店頭」と言っても、工房の玄関。
お客さん一組が入ったら、後の方々は廊下で並んで待っています。
選んで、購入して、玄関から出ると、次のお客さんが入れ代わりでお店へ入ります。
なるべく待ち時間を減らしたい!と、最近では12時には並び始める方もいる一方で、時間がかかっても手にしたい!と列に並ぶ方はなかなか絶えません。
私がようやくお店へ入れたときには、4種類のスコーン(しかもどれも残りわずか!)しかありませんでしたが、気になっていたコーヒースコーンは無事ゲット!
雪塩は完売でしたが、代わりに初めてシークワーサーのスコーンを頂きました。
子どもたちのおやつに・・・と思っていたので、酸っぱいのか心配でしたが、むしろ周りにコーティングされたシークワーサーのアイシングが、小さなお子さんに人気だと聞いて二つ購入。
変わらぬボリューム感、そしてさっくりふんわりと層が開いた可愛らしいフォルム。
私はやっぱり、トースターで温めるよりも冷めているときの食感がたまらない!
3歳のなび次男はシークワーサーのスコーンを一気にほおばり、そのまま完食していました。普通のスコーンだと詰まりそうだけれど、さすがパニパニさんのは程よくしっとりしているから水分いらず。
コーヒースコーンも、衝撃ですわよ!
コーヒーの醍醐味って「香り」だと思うのですが、この封を開けた時のような癒されるコーヒーの香りが、そのままスコーンに閉じ込められています。黒いつぶつぶとしたものが生地に練り込まれているので、食べた時にざらつくのか?と思いきや、全く食感を妨げることなくふんわりした舌触りなのが不思議。
従来通りのインターネット販売なら、お好きな種類をお好きな数だけ注文できますから、並ぶのが大変!という方にはこちらをオススメしますが、あまりの人気でこちらも1ヶ月以上待ちということなので・・・あしからず。
でも、分かります。
だって、一度食べたら忘れられないんですもの。
並んでも食べたいスコーン、皆さんもうお試しになりました?