2007年11月29日

からだポカポカ!タイ風しゃぶ鍋「タイスキ」体験(追加記事/ケイズカフェ)

※平成20年10月1日、「Kei's cafe soi99」と店名を改めリニューアルオープンされました!移転先は同じく八千代台で、駅からさらに近くなりました!(レポートの店舗写真は旧店舗のものですが、引き続き同じメニューが楽しめるそうです。)

冬と言えば鍋、鍋と言えば・・・?

日本人なら真っ先に思いつくのが水炊き、ちゃんこ、鶏団子鍋・・・他にも、豚しゃぶ鍋、もつ鍋、先日味わってきたふぐチリ鍋(→レポートはこちら)などなど。毎日食べても食べきれないくらい種類の豊富な鍋料理ですが、どうも家庭でいただく鍋には、パンチが足りない。

キムチ鍋みたいに表面からの刺激じゃなくて、食べてるうちに普段かかないような汗をかいちゃうような、身体の芯からガツン!とぽっかぽかにしてくれるような、変わったお鍋を今回はご紹介いたしましょう。

「いつも食べている鍋に飽きたら、ぜひ食べに来てくださいね!ぽかぽかになるけれど、独特のくせのあるような香辛料っぽさはありませんし、12月1日はお陰様で開店1周年記念!色々なサービスを企画してますので、ぜひ食べにいらっしゃってくださいねー!」
と、お誘いを受けましたのは、私もなび夫さんもここのお店なら食べられる!と何度か足を運んでおります八千代台のタイ料理「ケイズカフェ」。
※アジアンダイニング ケイズカフェの実食レポートはこちら

そのケイズカフェさんが食べに来てくださいねー、とオススメしている鍋というのが、最近結構耳にするタイ風しゃぶ鍋「タイスキ」なんです。
耳にはするけれど・・・実際にはどんなお料理なのか見たこともありません。予約制で2人前以上からの注文ですが、鍋なだけに人数が多い方が色々煮込めて美味しいそうなので、本日はなび子妹も参戦!3名であったか鍋を堪能してまいりました。

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久々にお伺いしましたが、さらにアジアンっぽさが増してます!入口正面左の棚には、タイ関連グッズが飾られていたり、小物などが販売されている様子。

さて、入って右手にあるテーブル席には、予約してあったタイスキ鍋セットがどどーん!とスタンバってました。タイスキ専用のスチームボードと呼ばれる、輪っかになった鍋には野菜や海鮮がぎっしり!
「いらっしゃいませー!いろいろな具材が入っているでしょう?スープは鶏ガラと豚骨、野菜をベースにしたあっさりタイプで、これから火を入れて煮込んでいきますよ。」

パッと見ただけでも、海鮮系はエビ、イカ、ほたての3種。野菜は人参、水菜、しいたけ、チンゲン菜、白菜、えのき、空芯菜(くうしんさい)。それに豆腐と春雨、しいたけの裏に卵の黄身がコロン。

「お肉の種類も豊富ですよ!豚肉、鶏肉、それに牛肉も入ってます。ちょっと奥に隠れてますけれど・・・これらを軽く煮込んで、特製タレに付けながら召し上がっていただくんですよ。」

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煮込むために一旦厨房へ鍋は下がり・・・しばらくして、湯気の立つ美味しそうな香りとともに再登場!煮込まれてもあまりカサは減らず、ボリュームたっぷりなそのお姿。
お玉で具をよけると、透きとおるような澄んだスープがこんにちは。これだけでお味見してみますと、野菜の甘みが溶け込んでいるちょっと塩分控えめなスープといった感じです。
長めのお箸で風味豊かなスープがしみ込んだ具材を取りまして、特製タレに付けていただきまーす!

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生春巻きのタレのような、甘酸っぱい香りのしていたタレですが、実際に口にすると、かなり舌にぐーっとくるような・・・でも喉にいつまでも残らないスッキリとした辛さがあります。優しいホンワカ具材が、このタレで急にピントが合ってくるような、“タレありき”の鍋というのも珍しい!
このタレは、好みによってスープで濃度を調節するんだそう・・・ですが、この辛さがまた絶妙で、しばらくすると慣れてくるのです。もう食べれなーい!辛ーい!!というギブアップが来ないので、どんどん辛さに対する欲求がエスカレート。
いつの間にか額からは、最近かいたこともないような“食事汗”が・・・。

ちなみに、カレーのルーも甘口じゃないと食べれないという、究極に辛さがニガテななび子妹はというと、タレ1:スープ9(ほぼ透明)で、満喫しておりました。でも、具だけでも十分素材の味が楽しめて美味しい鍋なので、それはそれでアリかと・・・。

さらに辛いのがお好きな方は、一緒に運ばれてきたトウガラシを追加すると良いそうです。さすがにこれには手を出しませんでしたが、アクセントとしてにんにくの角切りやレモンを差してみました。ちょっとした味換えになりますし、さらにタイっぽさが演出されます。

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このタイスキ、水炊きのように一気に具材を煮込んで食べきるというものではなく、足りなくなったら追加するという食べ方なんだそう。ですので、この写真は3人前のものなんですが、もっとたくさんの人数で食べたい!これじゃ足りないのでもっと食べたい!!といった場合には、追加セットも1,050円〜で注文出来ます。
言い忘れましたが・・・タイスキは2人前で3,150円〜。予算に応じて食材を調節してくれるそうですよ!

「他にもオススメのメニューがあるんです!」ということで、タイスキのほかにも3品いただきました。
まずはこちら、白身魚のからあげ(本日の魚は石モチで1,200円・その日の魚によって多少値段が変わるそうです)。

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キレイに切り込みが入った魚の皮目は、カリッカリに揚げてあります。そこにスイートバジルが加わった辛めのソースがかかった一品。かなり迫力のある姿揚げ、衣が厚いわけではなく、ちゃんとお魚自体が大振りでございます。むしろ衣は薄めで油っぽさやしつこさがなく、カリカリの歯ごたえとふっくらした白身を堪能できる、繊細・・・いや、やはり豪快なお料理。
がっつり切り分けて、タイスキの合間にもぐもぐ。
こちらはちょっとピリっとくる刺激的な辛さなので、なび子妹にはソースは極少。

さらにガツンともう一品!
こちらは、レタスが敷かれたお皿に乗せられてやってきたタイ風やきとり「ガイヤーン(900円)」。
ターメリックの黄色で染められたお肉は、オリジナルのタレに付け込んでローストされたものだそうで、厚めに切り分けられています。

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とにかくお肉が柔らかーい!!ジューシーで「肉、食べてます!」的な食感のそれは、そのまま頂いても十分満足なんですが、添えられたスイートチリソースに付けると刺激的に。
トロっとした甘酸っぱいタレ、そんなに辛くないかな?と調子に乗っていると、あとから追っかけて喉からヒー!!

一緒にいただいた“かおり米”も、箸がすすむすすむ!
グルメ番組でも何かと取り上げられているかおり米(ジャスミンライス)ですが、本当に鼻の奥にふわーっと広がるのが、ウーロン茶のような香り(ジャスミン茶だって!)というのが何とも不思議な感覚です。前回のレポートでも書きましたが、米不足のときに食べたタイ米を想像したら大間違い!
確かにハラハラっとしていてピラフやチャーハンに合いそうな感じではありますが、米粒の食感はあくまで柔らか。そしてしっとり。普通に日本の白米みたいです。

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ボージョレ・ヌーヴォーも先日解禁!ということで、ワインに合う料理もオススメにラインナップ。こちらが牛肉のサラダ「ヤムヌア(1,200円)」です。
よりワインに合うよう、一般的なヤムヌアよりもちょっとステーキっぽくオリジナルに仕上げられています。

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敷かれたレタスの上に、キュウリと玉ねぎで和えられた牛肉スライス!これがローストビーフのような赤身の残った柔らかい薄切りで、サラダと称するには勿体無いくらい。上から散らした浅葱と輪切りミニトマト、そしてちょいピリ辛なソースと一緒にサッパリと頂きます。
確かにワインと合いそう!

ですが・・・今回は、タイのおすすめアルコールをチョイスです。

こちらが、言わずと知れたタイビール「SINGHA(シンハ)550円」。一口含むと、ちょっと苦味が強いかな?と思えましたが・・・次第に何となくフルーティな風味に。炭酸は若干弱め。何でしょうか、マンゴーっぽい南国フルーツを想わせるような香りが、ふわーっと鼻先へと抜けていきます。

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窓辺にひっそりと佇むこちらの黒ラベル。
「アユタヤ王朝の時代に琉球へと伝わり、泡盛のルーツとなったのがタイ焼酎(ラオロン)と言われています。高級ジャスミンライスを母として復活したのがこのタイ米焼酎“Mon Siam(モンシャム)”です。」と説明が付されたこの一瓶、要するに米焼酎ということですな。
先ほどから食事と一緒にいただいているかおり米が原料とは!それはそれは・・・料理にバッチシ合うに違いありません。

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お酒の風味を一番損なわないオンザロックがおすすめとのこと。アルコール度数30%とかーなーりーお強いこの一杯!ウイスキーのような香りで、軽く口に触れただけでも、ふわーっと漂うこの香り!相当きついか?と思いましたが、喉に絡みつくような感じはなく、どちらかと言えば日本酒の辛口のようなキレの良さ。
今までの食事の辛さと相まって、ぐーっと口中が熱くなるんです。けれども、そのあとスーッと口の中がリセットされていくという不思議なこの感覚。いつの間にかジンジンしていた唇が、スッキリと元に戻っているんです。

これがタイ料理に合わないわけがない!
むしろセットものだわ!!

そして、さらに箸がすすむすすむ・・・。

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刺激的なお料理と、癖のないお酒の力で、全身どこもかしこもポッカポカ!!すっかり上機嫌な私&なび子妹を前に、料理オンリーでおでこに汗ばむ運転手なび夫氏。
一足先に、食後のベトナムコーヒー(420円)に舌鼓みなさっておりました。

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本場ベトナムからコーヒー豆を仕入れているというケイズカフェさん一押しのメニューです。専用フィルターで蒸らした状態のものがテーブルに運ばれてくるので、それをカップから外します。さらに受けに溜まったコーヒーをカップに注いだら、スプーンで底に沈んでいるコンデンスミルクをかき混ぜて頂きます。

本当のベトナムコーヒーは、もっと濃く落とすのでドロドロしているそうですが、こちらでは飲みやすくするためにちょっと薄めにし、さらにチョコレートフレーバーを付けてデザート感覚で頂ける感じに仕上げているそう。
ちょっと一口いただきましたが、コーヒーとココアの中間のような風味で、程良く甘く、確かにタイスキの後にはピッタリです。
「コーヒー嫌いの方でも、ここのベトナムコーヒーなら飲めるという方も多いんですよ!隠れ人気メニューのひとつです。この豆やフィルターは販売もしているので、ご自宅でも気軽に楽しんでいただけますよ。」

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前回のケイズカフェは、タイ料理初心者向けなラインナップでしたが、今回はさらに一歩踏み入れたような、刺激的なお料理でした。とくにタイスキ、食材的にはよせ鍋風な味かしら?なんて想像してしまいそうですが、口にしたらぜーんぜん!
確かにこんなお鍋は今まで頂いたことがない!

鍋もそろそろ飽きたなぁ・・・そんな一言が出たら、ぜひ皆さんでスチームボードを囲んでみてはいかがですか?

●アジアンダイニング ケイズカフェ(Kei's cafe) 047-752-2199
※新店舗の情報です
千葉県八千代市八千代台北1-9-3コーポ総1階(ラーメン店“パンケ”さん隣り(地図)京成線八千代台駅西口すぐ
【営業時間】月〜土/ランチタイム 11:30〜14:30(LO 14:00)、18:00〜24:00(LO 23:30)
日・祝/16:30〜22:30(LO 22:00)
【定休日】水曜日
【駐車場】近くにコインパーキング有り
【ホームページ】http://www.keis-cafe.com/
※ランチ有り 830円〜
※忘年会・新年会・パーティー等承ります

〔関連レポート〕
2007年05月18日 アジアンダイニング「ケイズカフェ」



posted by やちなび子 at 00:00 | 千葉 ☁ | Comment(0) |  > アジアン料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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