2007年11月01日

居酒屋割烹 えんや 

※閉店しました(H20.9月現在)

寒さを感じる頃になると自然と食べたくなってくるもの・・・と言えば、鍋ですな。水炊き、キムチ鍋、牡蠣鍋、もつ鍋、うにゃむにゃ。数多とあるその種類ですが、やっぱり鍋の王様は「ふぐ鍋」かしら。

庶民には縁遠いふぐですが、実はこの八千代市内でふぐを取扱っている店舗というのは、意外にも27軒程もあるらしいのです。その中でも“ふぐ組合”に加盟している「ふぐ認証店舗」となると、22軒ほどに絞られてきます。
組合加盟店では毎年衛生検査が実施されていて、ふぐ処理師の動向をしっかり把握しているほか、食べれない除毒部分の処理場所を確認するなど厳しいチェックが入ります。加えて技術的な面でもきちんと指導するようですし、お店で安心して食べるには“ふぐ組合に加盟しているかどうか”が大切なポイントのようです。

ちなみに、ふぐ組合というのは保健所毎に組織されているものらしく、八千代市は習志野保健所に属します。ここのふぐ組合には八千代市だけではなく、習志野市や鎌ヶ谷市の店舗も所属しているのですが、その組合長を務めている方がなーんと八千代台で店舗を構えているんですって!

ほんと、八千代は手腕の長けた方が多いなぁ。

全国ふぐ連盟ふぐ調理技術指導員であり、且つ千葉県ふぐ連盟講師でもいらっしゃるその人は、八千代台で「えんや」という割烹料理屋さんを営んでいらっしゃいました。

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八千代台駅からすぐ近く、西口北本通り沿いにあるこちらのお店。7〜8席ほどのカウンターに4〜5名で囲む片座敷が2テーブル、お店の奥に5〜6名用の小部屋が用意されている、こじんまりとした店内です。
入口の右手には、取り寄せた活魚を入れておく水槽がありました。えんや自慢の“泳ぎ虎ふぐ”、さてはこの中に噂の虎フグ様がいらっしゃるのですね・・・ってあれ?
こりゃアジだ。

「すみませんねー、ふぐは季節料理なので年中あるわけではないんです。来月11月から仕入れを始める予定で、その頃には虎ふぐのほかにもすっぽんや鴨なんかもやりますよ。」

どーん!・・・なび子大失敗。

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でも、折角来たのにお食事しないで帰るわけにはいきません。丁度まだランチタイム時、ふぐ組合長でいらっしゃるご主人にオススメを伺いました。
「ランチでオススメといえば、なんといってもミニ会席(3,500円)。板前を雇って会席スタイルで日本料理を出そうと思ったら高くつくけれど、自分だけで料理をするから一般的な価格に比べれば安く提供できるんですよ。会席は、器の中全体を使って表現する料理です。ミニ会席とはいえ、小さい器であっても魅せる料理を提供出来るよう工夫していますよ。色々な美味しいものを少しずつ食べたい!という女性には、特に人気です。」

他にも、ミニミニ会席(2,500円)やお手軽価格のランチメニューがありまして、メイン以外にご飯・味噌汁に加えて煮物や野菜、デザートまで付きます。豚韮蒸篭(ぶたにらせいろ)、豚角煮丼、白魚柳川風の3品が850円、その日の食材にお任せの気変わりが980円、刺身が1,350円だそう。

それではオススメのミニ会席にしましょう!・・・え?なび夫さんはランチセットメニューが良いと??器に日本の雅を表現する料理よりも、ガツンと豚ニラに惹かれてしまったなび夫さんは「豚韮蒸篭(850円)」をチョイスです。

こちらがミニ会席!(どこがミニ?!)
こうやって一気に揃うととても豪勢に見えますが、通常は小鉢、口替わりあたりから2〜3点ずつをご用意いただけるとのことです。

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というのも、温かいものは出来たてを口に運んで欲しいということや、“さっぱりした味の後に揚げ物”など全体を通して考えられた料理をきちんとご提供したいということがあるからだそう。また、こんなこともおっしゃっていました。
「一気にすべて作ってしまうと、後から調整が出来ませんからね。甘い・辛い、しょっぱい・薄いなどお客様の好みを伺いながら、塩分などを加減しています。」

どれも目移りするような美しい盛りつけ!この白く巻かれたものは何だろう?お魚はどんな感じかしら??なんて気になるものから箸を伸ばしたくなりましたが・・・ここはちょっとマテ。おしながきを参照しつつ、順に頂くことにしましょう。

まずは小鉢「つぶ貝の時雨煮 柿の葉盛り」、そして4種盛りの口替わり「百合根の牛蒡射抜き 無花果の甘露煮 アケビの旬煮 つくね」。
さすが“酒の肴”として考えられた会席料理だけあって、どれもつまみに丁度良いラインナップ。これが白いご飯にもよく合う味付けなわけです。
甘辛過ぎない時雨煮は、弾力の効いたつぶ貝の食感が楽しめます。百合根は柔らかく茹でて潰し、牛蒡を巻いた射抜きと呼ばれる仕上がりになっているのですが、口にいれるとほんのり甘い百合根がほろほろっと崩れていきます。あけびの皮を醤油や酒・みりんなどで煮た旬煮は、ニガウリを彷彿とさせるような独特のほろ苦さ。

うーん、一杯やりたくなるざます。

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次はお造り「鮪腹身の紅白華造り 味の華造り 鯵の鳴門巻 大根唐草 大根の桂 胡瓜の桂 大葉 山葵」。
ちなみに、この大根唐草とか桂というのは、お料理に飾りつけられている野菜を指しています。
マグロは厚みのある3切れほどを、バラを模って盛りつけられています。同じ腹身でも、より背に近い方が赤くてさっぱりしています。アジはさっきまで水槽で泳いでいただけあって、薄めのスライスながらも歯ごたえがしっかり!鳴門巻きになっている方は、脂が程良くのってまったりとした美味しさです。

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全体的にさっぱりとしたお造りでしたが、さらにサッパリいただける酢の物「蛸 もずく 紅白ナマス 胡瓜松葉」に、揚げ物「鯵の骨煎餅 銀杏 射抜き胡瓜と茄子諸味噌」のちょっとパンチが入ったお料理を堪能。
この人参と大根のナマスは、干柿になる寸前の、柔らかく熟した柿の実で和えてあるんですって!ほんのり自然な甘さだけではなく、こっくりと深みがプラスされた味わいです。

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煮物は「岩魚の甘露煮 柿の葉」。
イワナは甘塩辛く煮詰められ、思いのほか固めの仕上がりに。単品食いはそこそこに、白いご飯(出来れば日本酒・・・)が欲しくなる、かなり濃い目なお味です。

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こちらは、熱もの「白魚の柳川風」。850円のランチでチョイスすることも出来るメニューです。
白魚が卵で閉じてあるので、ドジョウのようなくせがありません。繊細な白魚を生かすためか三つ葉ではなく水菜が彩りを添え、まとまりのある一品に。

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旬野菜「レタス 胡瓜瓢箪 人参瓢箪 百合根」。
えんやで扱っているお野菜は、ほとんど八千代産のものを使用しているそう。キュウリやニンジンがひょうたん型で抜かれ、可愛らしく盛り付けられています。その脇には細切りキュウリが添えられていまして、同じ素材でも形が違うと食感が変わって、もっと色々な野菜が入っているような印象を受けます。
これはぜひ家でも試してみたい技ですね!

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秋の味覚“松茸”のお吸い物にご飯、柿のデザートでミニ会席は終了です。
メニューの内容は季節によって変わるそう。その都度おしながきを手元に頂けるので、器と見比べながらその折々の食材を楽しみに来るのもいいですね。

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秋を堪能している一方で、豚韮蒸篭(ぶたにらせいろ)のランチセットに舌鼓を打つなび夫さん。
どれどれ、私もお味見・・・。

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太めのもやしとニラの上に、薄切りの豚肉が乗せられた状態で蒸してあり、添えられたポン酢系のタレにつけていただきます。豚肉から出るうま味と脂分がシンプルな野菜に移って、サッパリしすぎそうな野菜から、十分なコクが楽しめます。ビックリするほどもやしが柔らかい!水分が飛んでしんなりしているわけではなく、ジューシーなその食感が何ともクセになりました。
口にもやしの表面?が残らないほど柔らかいせいか、なび息子ももやしとニラに夢中・・・。
メイン料理についてくるのは、里芋と烏賊煮に生野菜、ご飯、味噌汁、デザートです。里芋がほっくりと良いお味!

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今回は目的の虎フグを口にすることが出来ませんでしたが、予想外なメニューに出会えました。サークル仲間とのランチや、ちょっとした来客のもてなし、お祝いごとに利用する方も多いとか。こういう食事が出来る場所は、いざというとき知っていると助かります!

ともあれ、やっぱりリベンジしたい泳ぎ虎フグ。
今年の冬は、絶対フグを食べに来るぞ!
→ふぐ食べてきました!実食レポートはこちら(2006.11.22)

※やちなびクーポン公開中!
サービス内容/店長のオススメの一品を人数分サービス
!→こちらをプリントアウト若しくは携帯で撮影したものをご持参ください。

●居酒屋割烹 えんや 047-485-0860
千葉県八千代市八千代台北1-10-13山田ビル1F(地図)京成線「八千代台駅」西口下車 八千代台西口北本通り  
営業時間/11:30〜14:00(ランチタイム)、17:30〜23:30
定休日/水曜日
駐車場/有り(裏に3台分・近場に限り送迎も可)  
〔関連レポート〕
冬鍋体験!ふぐ&すっぽん料理 (2007年11月21日)       



posted by やちなび子 at 00:00 | 千葉 ☔ | Comment(2) |  > 和食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ここ・・・もう閉店していますよ!
情報修正したほうが良いとおもいます
Posted by ゆっき at 2008年09月09日 00:32
ゆっきさん
情報どうも有難うございました(>_<)
他のレポートなども併せて修正させていただきました。

そうだったんですね・・・。
実は5月だか6月末だったかに最後お伺いしたとき、7月あたりからもしかしたら別の場所へ移るかもしれないというようなお話はなさっていたんです。
ですが、お話の雰囲気だと1か月程度とりあえずお休みするような感じだったので、まさか閉店なさるとは思ってませんでした!

もう連絡とれないかしら・・・。
(もしかしたら再オープンがあるかもしれないので)、とりあえずチャレンジしてみます。
Posted by やちなび子 at 2008年09月09日 04:39
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