日中はかなり並んでいる様子だったのですが、さすがに21時も過ぎるとお客さんもまばら。お店を囲むように用意されている広めの駐車場にパパっと車を停めて、いざ入店!
入ってすぐ目の前にあるチケット販売機で、何を食べようかと足をとめるや否や、店内から威勢の良いおばちゃんが出迎えてくれました。
「いらっしゃいませー!うちはね、この“角煮ばんからラーメン(880円)”が一番オススメだよ。ボタンがピンク色なのが醤油ベース、こっちの白色が白濁した豚骨ベースのスープ。」
つい、その明るい気さくな雰囲気に乗せられ、見ていて気になった“秘蔵”の付くメニューが何なのかも尋ねてみることに。
「これはね、各種ラーメンの上からねぎ油をかけてあるんですよ。え、つけ麺はどうかって?つけ麺はねー、山椒系のちょーっと辛めなスープですけれど、太麺で美味しいですよ。」
秘蔵タイプや豚骨系メニューも気になりましたが、やっぱりオススメは外せません!私は「角煮ばんからラーメン(880円)を、そしてつけ麺好きのなび夫さんは、「ばんからつけ麺(680円)」をチョイスです。
チケットを手に、さらに扉の奥にある店内へと入りましたが、外観以上に広々としたその客席にビックリさせられました。すぐ前には20名ほどが座れるカウンター席、その左側に6人掛けの長テーブルが5卓、さらにラーメン屋には珍しい座敷まで!6〜7名が囲めるその座敷も、5卓ほど用意されていますし、禁煙席(といっても、囲いはないのですが)も設けられていました。
一番窓寄りの長テーブルへ着席すると、すぐに店員の方が駆け寄ってお水を置いてくださり、購入したチケットを回収しに来ました。
「うちは、何でもお客様の好みに味を合わせます!背脂の量はもちろん、あっさりとかこってりとか、辛さの調節などもご希望に沿うようにいたしますので、ぜひおっしゃってくださいね。」
好みは・・・とお答えしたいのはヤマヤマでしたが、今日は初回。とりあえず、どちらもスタンダードでお願いします。
そして、まず到着したのがこちらのラーメン。
見た目、透明な油層が表面に出来ていますし、大きめな背油のカタマリがなんともコッテーリな印象を醸し出していますが・・・。
上に乗っているのは、海苔、輪切り長ネギ、普通のチャーシュー1枚に、大きめな角煮がひとつ。そしてところどころに、少しスパイシーに味付けされたメンマが入っていました。
麺は細すぎず、太すぎずのストレート麺。縮れてはいませんが、スープがかなりとろっとしていますし、麺自体にも色が付いているほど濃厚そうな感じなので、麺に絡むも絡まないも関係なさそうな濃い味を想像させるその見た目。
相当パンチの効いた味なのでは?・・・とドキドキしながら口に含みましたが、思いのほかあっさりした印象です。とはいえ、透明感のある澄んだ醤油のそれとは異なり、ダシの何かが舌や喉の奥につっかかるようなコテコテ感が。
目玉の角煮は、甘さほどほどに仕上げられたジューシーなトロ肉です。が、肉の部分は結構噛みごたえしっかりタイプ。うーん、私的には、普通に乗ったチャーシューの方が味も食感も好みかしら・・・(脂身がニガテなので・・・って、ならただのばんからにすれば良かったんじゃ?!)。
そしてこちらがなび夫さんが注文したつけ麺です。
太麺だけあって、かなりしっかりした歯ごたえのもっちりタイプ!これを、おばちゃんが辛いよ!と言っていた山椒ベースのスープにつけていただきます。
細切れのチャーシューと輪切りの長ネギ、白ごま、そして底にたまった大量の鰹節。一口目は少し甘めの風味にスイスイといただけますが、二口、三口・・・と食べ進めていくうちに、後からくる刺激的な辛みにヒーヒー!この辛みも、もっと強くだとか弱めに・・・だとかも注文できるそうですが、私はスタンダードタイプで丁度良く感じました。
逆に、ばんからラーメンの方は、もう少しコッテリに仕上げてもらえば良かったかな?なんて思いながら完食するかしないかあたりで、突然きました。・・・喉の奥に焼け付くような、背脂の逆襲が!!
「あ・・・胸焼け。」
だめだ!味的にはもう少しコッテリが良いかと思ったけれど、内容物的には私にとって十分すぎるほどのコッテリ加減だった!
帰りのクルマの中で、ちょっぴり苦しんでしまった私・・・。
「こんな時間に、こっそり食べに行ったりするからじゃなーい?(by なび息子)」
●東京豚骨拉麺「ばんから」八千代店 047-488-0887
千葉県八千代市島田台997-2(地図)
営業時間/11:00〜翌2:00(年中無休)
駐車場/有り
ホームページ/http://www.hanaken.co.jp/bankara/index.html