2013年10月20日

酸っぱいイメージを覆す!梨農家が本気で手掛けた奇跡のキウイフルーツ

【追記】2014.9.28
今年もおいしいキウイフルーツの季節がやってきました!昨年、こちらのレポートをシーズン終盤にご紹介することになってしまったので、あらためて再掲載します。


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キウイフルーツって、ものすごーい数の品種があるんですって!

パッと思い描く緑色の“あのキウイ”の他に、食味が良く積極的に栽培されているものだけで100種類近くあり、さらに開発中のものなどを加えると数百種類もの品種が存在するらしいのです。
ちなみによく見かけるあのキウイは「ヘイワード」という品種で、同じ緑のキウイにも大きさや形、表面の産毛の有無だったり、甘さやスッキリ感の違いなどなど、本当に様々な種類があるんだとか。

↓ 4種類のキウイ。中央がへこんだ形、小ぶりでちょこんと立つ形、産毛の様子から、切り口のカラーまでさまざまです。
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さてさて、そんなキウイフルーツですが、イメージはどれも「甘酸っぱい」。

キウイの宣伝文句にも必ず“酸っぱい”という言葉を添えるほど、その酸味が特徴のようにもなっている果物ですから、特にまだ幼い子どもたちには魅力が伝わりにくいという難点も。
小学校の給食では、地産池消ということで千葉県産のキウイフルーツが出されるのですが、ニガテで食べられない子も少なくないようで・・・。
そんなニガテ意識を持つ子どもでも「これなら食べられる!!」と、むしろ大好物になってしまうようなキウイフルーツが八千代市内のとある農家で作られているというのです。
某番組のコーナーを彷彿とさせる、「嫌いな子でも食べられるキウイ」が今まさにシーズンを迎えているということで、直売所を訪れてきました!

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場所は八千代市村上、国道16号の宮内交差点のすぐそばにある「幸果園(こうかえん)」という梨園。
この梨やさんは、とにかくアッと驚くような大玉で有名です。
有機栽培や育て方の技術面などの工夫だけで大玉にし、たとえ幸水などなかなか大玉になりにくい品種ですら5Lサイズ以上を普通に用意できるということで、わざわざ市川や松戸、白井などの“梨どころ”からお客さんが足を運ぶほど、知る人ぞ知る直売所のひとつ。

そんなこだわりの梨と同じ土壌で、手間をかけて数年前から密かに販売しているのが、今回紹介するキウイフルーツなんですが・・・とにかくその特長は、何といってもサイズ感!!
特大・大・中・小とサイズ別にコンテナに分けられ販売されているのですが、小サイズがスーパーで見かける輸入キウイフルーツの大サイズ並み。
贈答品にピッタリなので、特大サイズを専用の箱に詰めて地方発送される方が後を絶ちません。
そして送られた方がリピーターとなり、直接依頼をするといった感じで広まり、ここ数年は予約完売してしまうために宣伝もほとんどされてこなかったとか。

↓ 10月1週目から販売が始まり、3週目半ばの取材時には今年分の特大と大サイズは売切れ!!もう中以下のコンテナもあとわずかしか残っていませんでした。
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↓ 引っ切り無しに、ご予約のお客さんが来店されます。この時期に賑わっている梨の直売所、見たことない!
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ところが昨年あたりから収穫量がかなり多くなってきたので、予約分以外でもお分けできる余裕が出来てきたそうで、今回こうして取材させていただけることとなったわけです。
果たして、どんなこだわりが人気のキウイを生み出しているのか?!
直接生産者の方から、お話を伺ってきました。

『幸果園さんのキウイフルーツのヒミツ』
その1. キウイなのに手抜きなし!手間を惜しまぬ独自の育て方

キウイは基本的に、オスの木とメスの木が両方植えてあれば自然交配して実のなる植物です。
それをあえて、幸果園さんでは実の生る「メスの木」しか植えず、限られた土地でも安定した収量を確保できるようにしています。
ひとつひとつ丁寧に花粉を付けて、確実に人工交配させる手間を惜しまず、さらに普通は7〜8個ぶら下がる果実を2個だけ残し、あとは摘果するという作業までも。
梨のために用意する贅沢な土壌で、さらに幾度となく手を加えて見栄え良く成長させる。
そんなこだわりによって、幸果園さんのキウイフルーツはびっくりするような大玉で、しかもキウイとは思えない味わいに仕上がるということなんです。

その2.見たことのないような特大キウイ

品種的にはゴールドキウイ系ですが、特段大玉に仕上がるものではありません。
スーパーで販売されている外国産の大サイズが100g程度、市内の直売所で見かけるような小ぶりな八千代産キウイだと50g前後くらいだったりします。
ところが、ここのキウイは一番小さいサイズが100g前後!
特大サイズは185g以上にもなってきて、200g超えのキウイも去年はゴロゴロ収穫されたとか!

↓ 左から、大・中・小サイズ。この大サイズは165gで、参考までに、一番右に置いたのは50g前後のキウイです。
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その3.酸味ゼロ!とにかく甘くて濃厚な味わい

サイズ以上に、その美味しさに驚いてリピーターになる方が続出!
栽培している品種はいくつかあるそうですが、現在は2つの主力品種が人気です。
ひとつは、うすーい緑色のキウイ。ゴールドキウイの一種だそうで、一般的に見かけるような、あんなグリーングリーンした色味ではありません。

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試食させていただいたのですが、「酸っぱくないですよ!」と聞いたうえで口にしたにも関わらず、想像していたよりはるかに甘いキウイフルーツ。
第一声が、『なにこれ!?』ですよ・・・。

全く酸味がなく、甘ーい濃厚な味わい。
それでいて、後味がスッキリで爽やかさが残る。

恐らく“キウイフルーツ”という果物から離れないと、ちょっとこの味は伝わらないんじゃないかと思うので・・・あえて別のモノで例えますが、これはまさに高級マスカットのような上品でコクのある甘さと風味!

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切り口が特徴的なこちらが、もうひとつの人気品種の赤いキウイ。
先のゴールドキウイと同じ土壌で育てるものの、どうにも大玉にはならない品種ようで、ちょこんとお座りするような可愛らしいカタチ&サイズです。
特大サイズのゴールドキウイと比べて見栄えがしないので、贈答品に使う方は多くないようですが、こちらは一度食べるとちょっと忘れられない味わいでした。

もう、とにかく、ただただ甘い!
舌にねっとりとくる独特の食感と、とろりとしたはちみつのような甘さは、くどくさえ感じてしまうほど。
『毎日食べるならゴールドキウイのほうが飽きないけれど、たまにすごーく恋しくなる“ケーキのような存在”』というお客様の感想が、まさにピッタリ!
完熟マンゴーを彷彿とさせるような強烈な甘みが忘れられず、毎年ファンが絶えない赤いキウイ。収穫量が少ないので、まさに幻の逸品になっているようです。
ちなみに、常連のお客様から『他で赤いキウイを見つけて食べたけど、味がぼやけててちっとも甘さが濃くなくてがっかりだったわ』という声も届いたとか。
どうやら、こちらのお店ならではの味わいのようですね!

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贈答品として用意されるのは、こんな感じです。
まだまだ固い状態で地方発送するので痛みにくく、長く美味しく楽しめるというのも魅力のひとつ。
もちろんご自宅用に購入される方も多いのですが、販売期間が10月〜売切れ次第終了(毎年10月下旬頃)と限定されているので、中には5キロ〜7キロなどまとめ買いされる方もいらっしゃるとか!

↓ 以前は上の箱に中玉サイズ12個入り(2,300円程度)を用意されていたそうですが、もっと数多く送りたい!送って欲しい!というご要望にお応えして、中玉が20個入る3kg箱(左・2,800円程度)や、通常のキウイ箱の倍入る箱(右)のご用意もあるそうです。
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実は、価格はサイズに関係なく一律1g=1円!!
販売価格はすべて量り売りになっています(例えば、1.2kgなら1,200円)。
サイズ別でコンテナに入れてあり、大をいくつ、中をいくつ・・・とバラ売りしてくれるため、ご家庭用に買いに来られた方も「せっかく食べるなら大きいサイズがいいわ!」というケースが大半。
特大サイズから売り切れていくんだそうです。

↓ お店の前を通りがかった方が、梨の袋売りのように置かれた「500円袋」「1,000円袋」を手にされることも。
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梨のイメージが先行し、つい「キウイを木で完熟させたものを収穫して、店頭にご自宅用で並べたりはしないんですか?」と伺ってしまったのですが・・・
キウイフルーツって、樹に生っている間は完熟しないんですって!

さらに言えば、収穫したあと放っておいても、自分だけでは追熟が進まない果物なんだとか。
知らなかった!!

追熟が必要な果物や野菜は、そのために必要なエチレン(植物ホルモン)を自ら出して成熟するそうです。ところがキウイは、エチレンを生成しない珍しい特徴を持っているんだそうです。市場に出回っているキウイのほとんどは、人工的にエチレン処理が施されているので、ご自宅で普通に常温保存しておけば柔らかくなるかと思いますが・・・こちらのキウイは、必ず他の果物や野菜と一緒にポリ袋に入れて、常温(20℃前後が最適)に1週間程度置くのをお忘れなく!
成熟したかどうかは、見た目ではほとんど分からないため、軽く指で持ってみてください。固かったキウイが、持った瞬間に“ふわん”と柔らかく感じるタイミングが来るはず!あまり置きすぎると傷んでしまうので、食べ頃になったら野菜室へ入れて美味しく召し上がってみてくださいね!

※キウイに傷がついたり追熟中に腐ってしまう軟腐病菌にかかっていると、その腐敗過程でエチレンが発生するために周囲のキウイが追熟するケースもあるようです。まだ追熟させたくない分のキウイは、他の果物や野菜に触れないよう袋に入れて野菜室で保管しておくのがベスト!保存状態が良ければ数か月は持つようですよ!

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↑ 同封にオススメなのは、リンゴやバナナ、メロン、スライスしたカボチャなど。キウイが出す二酸化炭素がこもらないように、密閉しないで軽く口を閉じるか、小さな穴をあけておくのが良いそうです。購入時には追熟の方法についてメモを付けてくれます。


売り切れ次第、今年の販売は終了となります。
梨の販売が終わる10月中旬頃には正面のシャッターもおろしてしまうので(まだ梨が売っていると思って来店される方がいるため)、キウイを受け取りにいらっしゃる方は事前にお電話等で日時を決めて来店されています。
今年すべり込みで「ぜひ食べてみたい!!」という方は、あと6コンテナくらいしか残っていなかったので・・・ぜひぜひお早目にお問い合わせくださいね。
来年以降なら、梨のシーズンが始まる8月以降、早めにご予約するのが確実!

幻のキウイフルーツ、おすすめです。

●幸果園(こうかえん) TEL(FAX)047-483-7348
千葉県八千代市村上750-15(地図
【営業時間】9:30〜
【駐車場】有り
⇒八千代ナビ!梨園マップはこちら

〔関連レポート〕
2011年08月17日 【梨園レポート】幸果園(こうかえん)


posted by やちなび子 at 00:00 | 千葉 ☁ | Comment(0) |  > 果物・野菜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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