前から気になっていたラーメン店「麺や田中」に行ってきました!
2010年にオープンしたこちらのお店、以前なび夫さんだけが食べに行ったんですが、カウンター席しかないので子供たちを連れていくには難しいかも・・・と思っていたので、子供たちがいないタイミングに合わせて、11時半の開店と同時に向かいました。
場所は勝田台駅南口から歩いて3分ほど。
南口の正面にあるサンクスが入っているビルの右横の通りをまっすぐ進むと、つぼ八を過ぎた右手あたりに見えます。みずき通りから向かう場合は、八千代高校方面に2本入った通り沿いにあります。
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↑ 駐車場はありませんが、周辺にはコインパーキングが多く、店の向かいにもコインパーキング(ナビパーク勝田台第一)がありました。
店内に入ると、すぐ目の前がカウンター席。9席が横に広がっていて、テーブルやボックス席などはありません。子供連れはダメなのかしら・・・?と尋ねてみたところ、「いやいや、フレンチや高級イタリアンならともかく、ラーメン屋だもの。子供連れでも全然問題ないでしょう?ただ座席が固定されているから、間における子供用チェアが見つからなくてね。テーブルにひっかけて使うベビーチェアならと思って、実はカウンターをちょっと厚めにしたんですよ。といっても、まだそのチェア自体がなかなか用意する機会がなくて。」
もしご自宅にあるなら、持ち込みしてもOKとのことでした!
↑ 明るく清潔感のある店内。店長の田中氏はとっても気さくな雰囲気!
こちらのお店はチケット制。まずは左奥にある販売機で、私は人気だと聞いた「塩ラーメン550円」を、なび夫さんはこの前食べたという「青唐辛子麺(あおとんめん)750円」をチョイスしチケットを購入しました。
さらになび夫さんがホームページのクーポンをチェックしてきていて、『味玉子無料サービス』をそれぞれつけていただきました!
このサービスは、先月9月に緑が丘で2号店「麺たなかや」がオープンした記念に10月末まで行われているもの。実はこの前、丁度「塩らーめんチャボ」があった場所を通りがかったら、この麺や田中の2号店に変わっているのを目撃してたんです。
だからすかさず私も、チャボの後のところですよねー!と口にしたらば、田中店長から驚愕の事実が!
「いや、実はあのチャボも、私が店長だったんですよ。」
都内の有名塩ラーメン店で腕を磨いていた田中氏でしたが、チャボの初代店長に誘われて一緒に緑が丘で開業。ところが訳あって初代店長が辞めることになり、田中氏がチャボの店長となりました。
そしてチャボがオープンした2年後くらいに、この「麺や田中」を当初はちゃぼ2号店として出店しようと考えていたところ、結局店長の名前で独自店として開業することになったとか。
初期はチャボとは違う色を出すべく醤油ラーメンをメインにしていたり、やはり人気の塩ラーメンも置こうとチャボと同じ塩ラーメンを作っていたようですが、日々見直しを重ねて改良。
チャボは別の方に任せて、勝田台でラーメンを作り続けた田中店長でしたが・・・結局、今回「麺たなかや」として2号店をチャボのあとにオープンすることになったそうです。
さて、そうこうしているうちに、ラーメンご到着!
↑ 塩らーめん(550円)、トッピングに味玉子。
函館塩ラーメンの味わいを目指しているとお品書きにありましたが、スープの透明感といい、上品な麺とシンプルな具材からも、この夏ほんとに北海道で函館あじさいのラーメンを食べたばっかりだったので、それに近い雰囲気を感じました。
スープは変なクセもなく、後味がすっきり!
しっかりとした塩加減の中に、旨みがじゅわーっと口中に広がるんです。なんだろう?他のラーメンでは、あまり感じたことのない方向の旨みなんですが・・・。
『これはね、鶏と豚の骨をじっくりと煮込んでるんですよ。そこに野菜などバランスを見て色々と加えているんですが、中でも面白い素材なのがこれ。煮干しを作る過程で取り除かれるイカで、なかなか手に入れにくいんですけれど、別に秘密でもなんでもないですから、どうぞご覧になってください。』
なんと気前良く大公開!!
だけでなく、イカの足先を折って「しゃぶってるとじんわりと旨みがでてきますよ!」と差し出してくださった!!
↑ 味わってみて、なび夫さんと顔を見合わせてしまった。同じように思ったみたいです、「ああ!この味だ!」と。
白っぽさが際立つ細めのストレート麺は、千葉市花見川区にある(株)藤代製麺で独自開発された特注麺だそうです。あまり誇張することなく、スープを邪魔せずに食感良く頂けました。
厚めにスライスされたチャーシューからは、十分な焼き目から放たれる香ばしさが楽しめます。
しっかりめの食感と濃いめの塩加減!
また、トッピングの味玉子も、ゆるめの黄身に程よく塩味が差し込まれていて、食べているうちにより落ち着いてくるスープに、アクセントを加えてくれました。
そしてもう一杯。
なび夫さんがリピートするほどの「青唐辛子麺(あおとんめん)」、写真では見るからに辛そうだったけど・・・実際にも輪切りの青とうがらしがスープ一面に浮かんでます。
うーん、これは辛いモノ苦手な私はチャレンジできるかしら??
顔を寄せたときにふわっと香る、爽やかさときたら!!
もっと青臭さがあったりするのかと思えば、スープも塩らーめん同様にとても澄んでいて、“唐辛子”から想像するようなコッテリしたイメージは全然ありません。
スープを頂きましたらば、確かに、確かに、確−かーにー・・・
辛い!!
辛いけど、
喉の奥だけで辛い。
赤唐辛子ラーメンってよく見かけるけれど、あのむさ苦しい辛さとは全くの別物だった!
どちらかといえば、和風の辛さ・・・あ、柚子こしょうだ!あのこしょうっぽい辛さだから、舌をダイレクトに痺れさせて刺激的な感じにならないのかしらね。
『もっと辛いのがお好きなら、これを追加できますよ!』
取り出されたのは、このラーメンに加えている青唐辛子&にんにくのジェノベーゼ的なもの。
田中店長曰く、スープから直接青唐辛子を煮込まずに“後入れ”することで、辛さがきつくなり過ぎずスープの味わいそのものも楽しめるそうです。
確かに、慣れてくればスープも普通に飲み干せそうになってくる!
(でも、このラーメンから元の塩ラーメンに戻ると、かなり舌がマヒしててしばらく痛辛さを耐えることに・・・。)
この青唐辛子のラーメンは他ではなかなか見かけませんし、最初はもの珍しさで注文するかもしれません。
けれど、深みのある塩ラーメンならではの旨さにプラスされた心地よい刺激感を一度味わってしまうと、なび夫さんのようにリピートしたくなること請け合い!
塩・醤油に並ぶ、麺や田中の一押しメニューとなっている理由も納得です。
●麺や田中 047-486-7200
千葉県八千代市勝田台1-26-8(地図)勝田台駅南口から徒歩3分
【営業時間】11:30〜14:30、17:00〜翌1:00
【定休日】日曜日(年末年始は通常営業)
【駐車場】無し(周辺にコインパーキング多数)
【ホームページ】http://locoplace.jp/t000134942/