ストレス解消法と言えば、“おしゃべり”が最強だろうと思う。
運動で汗を流すも良し、食に走るも良し、ひたすら寝るも良し。
でもおしゃべりを禁止されたら、私なんて絶対むずむずしちゃっていてもたってもいられません!
「もー、なび長男!手提げ袋を毎回引きずって帰って来ないで!」
「その帽子のゴム、どうやったらそんなにびろんびろんに伸びきっちゃうの?!」
「なび夫さん!何回言ったら靴下を裏返しにしないで洗濯カゴに出してくれるの?!」
そんな日々の積もり積もった小さなモヤモヤも、「そうそう!うちもそうなのよ!」なんて分かり合ってもらえる人とのおしゃべりで、スーッとスッキリしてしまうのです。
ちなみにこのおしゃべりタイム、出来ればランチをかねてゆっくり過ごせればなお良し。おしゃれな雰囲気のイタリアンにする?喫茶店のほうがゆっくりできるかしら?むしろ家でお昼用意するから遊びに来る??などなど、おしゃべりするにもシチュエーションを整える努力を厭わないのが女子心。
今回は、そんな“おしゃべりスポット探し”の選択肢にぜひとも加えていただきたいお店に出会いました!
勝田台駅北口から村上団地方面へ徒歩数分、ガストのお隣り“仏蘭西料理 貝殻亭”を左折した通り沿いに今回ご紹介するお店「リゾートダイニングカフェ清祥庵(せいしょうあん)」があります。この通りは貝殻亭リゾートの4店舗が並んでいるのですが(⇒貝殻亭リゾートについてのレポートはこちら)、黒澤池市民の森の丁度裏手に位置することもあって、いつも四季折々の薫りで溢れている素敵な一角!
勝田台駅の近くだとは思えない雰囲気が味わえるのですが、清祥庵の中には更なる異空間が待っているんです。
↑ 仏蘭西料理「貝殻亭」の角を曲がり、白い建物の洋菓子店「ソレイユ」を通り過ぎ・・・
↑ 砥部焼の店「山椒房」に続いて、一番奥に位置するのがリゾートダイニングカフェ「清祥庵」です。
↑青山とか麻布の住宅街にひっそりと佇んでいそうな、隠れ家的なカフェがこんな場所に!
清祥庵のオーナー曰く、一番の売りは「空間」なんだそう。
『邸宅を利用していることを最大限に生かすべく、“お客様が過ごす空間を、いかに非日常的に演出するか”という点に注力いたしました。1階・2階合わせて4部屋ある個室はそれぞれ世界的に有名なリゾート地にある別荘をイメージして本物センスの調度品を用意し、その部屋にいるだけで旅行先に滞在しているような気分を味わっていただけるよう工夫しています。また、個室のご利用も2名様からお受けし、最大2時間までお使いいただけますから、お客様にはゆっくりとお過ごしいただければと思っております。』
しかも、コース料理やお食事などをせずとも、コーヒー1杯の注文から個室を利用させてもらえるそうなんです。ランチタイムは大抵どこも混んでいて、食事が終わると食後のお茶を楽しむ間もなく「そろそろ席をはずしませんか?」オーラを感じて居辛くなってしまったり、少人数では個室を予約させてもらえないお店も多い中、これだけおしゃべりに適した飲食店ってなかなか見つかりません!
お料理を提供することだけを目的とせず、この清祥庵で過ごす時間を楽しんでもらいたい!という発想が根底にあるからこその営業スタイル。
このコンセプトがぐわし!とおしゃべり女子の心をワシ掴み!!
奥まった隠れ家的な場所にも関わらず、予約必須のお店というのもうなずけます。
↑ 靴は玄関先で脱いで、用意されているスリッパへと履き替えてから上がります。靴はお部屋別に区切られた棚へお店の方がしまってくれます。ちなみにこちらの玄関、一枚板で作られたこだわりの床です。
さて、そんな自慢の各部屋を拝見させていただくべく、店内を拝見させていただきました。
まずは階段をのぼった先にある、2階の3種類の個室から。
ここには一番人気の「シェラネバダ」というアメリカ中西部の山小屋をイメージした個室、南フランスの可愛らしい個室「プロバンス」、そして真っ赤なソファに心躍る北イタリア「ミラノ」を再現した個室があり、シェラネバダは2名〜7名まで、プロバンスとミラノは4名まで利用できるレイアウトとなっています。
↑ 玄関から入ってすぐ右手にある階段を上って2階へ
↑ 一番人気の「シェラネバダ」のお部屋。
↑ デスクの上の小物まで、細かいところにも手が行き届いています。
↑ フランス東部に位置するプロバンスをイメージした個室。白を基調にした花柄付きの壁紙、そこに配置されるナチュラル家具や小物の数々に囲まれ、女の子の可愛らしい住まいにでもいるような雰囲気が味わえます。
↑ こんなお部屋でお食事していいの?!と思うくらい、調度品が素敵すぎな「ミラノ」。
↓
2012年5月に食事に行ったとき、お部屋が模様替えされてテーブル席になっていました!
⇒こちらでその時の様子を少し書きました
1階には京都をイメージした和室のお部屋があります。
特にお子様連れのお客様に人気だそうで、ママ友達同士の1歳バースデーパーティに利用したり、七五三や節句のお祝いなどおじいちゃんやおばあちゃんを招いて家族で囲む一席として予約されるケースも多いんですって。
こちらの部屋は8名までとなっていますが、席が椅子ではないのでお子さんを入れて最大10名というご利用もあったとか。
『ご相談いただければ、洋菓子店ソレイユからバースデーケーキをご用意したり、集合写真もスタッフがお撮りいたしております。また、ご希望があれば仏蘭西料理貝殻亭でお出しするようなワインをお持ちすることも可能ですので、ご要望がありましたらお気軽にご予約の際におっしゃってください。』
↑ 京都の雰囲気を演出した和室。お子様連れのママに特に人気のお部屋です。
↑ 赤ちゃん連れの場合、ベビーカーは店内へ持ち込めないので玄関先の空きスペースに置いて入店となります。ちなみに、そのすぐ左側には山椒房への入口が。清祥庵でお茶を楽しんだ方が、よくこちらから食器を見るために抜けて行かれることも多いとか。
↑ 和室の出入り口そばには、ちょっとしたプレゼントなどに使えそうな雑貨や文具類が販売されています。
この4つの個室はそれぞれ予約時間帯が決まっていて、「シェラネバダ」「プロバンス」は(1)11:30〜13:30(2)13:45〜15:45(3)16:00〜18:00のいずれかを、そして「ミラノ」「京都(和室)」は(1)11:00〜13:00(2)13:15〜15:15(3)15:30〜17:30から選択するようになっています。
そしてもう1種類、1階には「カリブ」をテーマにしたラウンジも用意されていて、こちらは好きな時間帯を自由に選べるようになっています。ちなみにここのラウンジも、10名〜14・15名程度で貸切利用ができるそうです。
↑ 1階ラウンジ「カリブ」をテーマにした空間。
清祥庵の客層を伺うと、ダントツでランチにいらっしゃる主婦の方々なんですって(やっぱり!)。そのため、夏休みなど長期休暇中はお子さんが在宅していることもあって割と予約が取りやすく狙い目です。また、以前は11時〜18時のランチ&ティータイムのみの営業でしたが、「ぜひディナータイムの営業もお願いしたい!」という声が多かったため、事前予約があった場合に限り6名以上から受け付けているそう。
『ディナータイムは完全予約制で、予約が無ければ18時で閉店しますので必ずご連絡ください。日中は直接お越しいただいても空きがあればご入店いただけるようになっていますが、特に週末は結婚式の控え室や2次会パーティ会場として終日使用する場合がありますので、直接ご来店いただいてもお断りしなければならないことも。昼間の時間帯は完全予約制ではないのですが、当日予約でも結構ですのでぜひお問い合わせの上お越しください。』
↑ こちらに置かれているテーブルは貝殻亭リゾートの建具職人・平塚氏が手掛けた品。以前はソレイユの2階カフェで使用されていたものでしたが、テーブル数を増やす都合で不要となったのでカリブのラウンジへ転用されたんだとか。ちなみに、調理場はラウンジに面したカウンター奥にあります。
“清祥庵”という古風なイメージが沸く店名なので、どういう感じのお料理が用意されているのかと思っていましたが、意外にどれも洋風なラインナップ。開店からラストオーダーの17時半までいつでもチョイスできるランチセットメニューには、カレーやパスタなど4種類ほどのメイン料理が並びます。
『清祥庵の建物は、もともとこちらの場所にあった邸宅をそのまま利用しており、一般住宅のキッチンを使っています。建物の改築などは雰囲気を壊しかねないことから避けており、そのため厨房設備がプロ仕様に整っていないため貝殻亭などでお出しするような凝った料理をご用意するには限界があるんです。そこで、炒めたり強火で調理するような火加減で左右されるものではなく、煮込み料理を中心としたメニューを選ぶように配慮しています。とはいえ、お客様が十分に楽しんでいただけるよう、盛り付けやご提供の仕方にこだわったり、パスタなども季節に合った具材となるよう定期的に変更するなどしております。』
さらに清祥庵では、来店されたお客様へ旅行気分を盛り上げていただくべく、ウェルカムドリンクのサービスまであるんです。提供されるのはフレッシュジュースで、旬の果物を使って、例えば新鮮な梨のジュースだったり酸味の少ないオレンジを使ったジュースだったりと、来店する季節によって変わるそう。
この日はキーマカレー、カニとトマトのパスタ、ドライトマトのパスタ、そして一日限定10食の煮込みハンバーグという4種類のセットメニューからチョイスできるようになっていました。どのセットにもスープ・サラダ・プチデザートがついて、プラス100円でコーヒーか紅茶、オレンジジュース、ウーロン茶からひとつドリンクをつけられます。
また、子供向けにもスープ・サラダ・プチデザート付きのお子様パスタ(750円)やKid'sロコモコ丼(900円)が用意されていました。このロコモコ丼は季節によってオムライスセットだったりするようです。
私は一番人気という煮込みハンバーグセットを頂きました!
趣きのあるプレートの上には、ずっしりとやや大きめで厚みのあるハンバーグ、そしてサラダとパンが添えられています。左側には自家製スープ、そして洋菓子店ソレイユで作っているチーズケーキがデザートに。
煮込んで仕上げたハンバーグ!焼き上げたハンバーグとは異なって外側まで柔らかく、中はしっとり。ジューシーな肉汁が染み出る系ではなく、しっとりとまとまった生地がもっちりとした食感を口いっぱいに広げてくれます。
スープは2〜3ヶ月毎に変更しているんですって。季節によって、ブロッコリーとマッシュルームのスープとか、一口いただいても具の想像がつかない面白い組み合わせのものもあるようですが、今回はポピュラーな冷製コーンスープ。ミルクスープのようなまろやかな牛乳の風味一杯な、冷たいスープでした。
デザートも、“プチデザート”という表記から思い描いていた感じではなく、ソレイユのケーキが頂けるなんて嬉しい!レモンが薫る柔らかくこっくりしたチーズケーキで、お腹も気持ちも大満足!女性ならこのセットで十分満腹になりそうです。
そして、午後のティータイムにお茶メインで来店されるお客様にも満足いただけるよう、清祥庵イチオシの金沢マーメイドコーヒースペシャルティコーヒー(600円)や、妊婦さんにも嬉しいノンカフェインのローズティー(600円)など、飲み物も充実しています。
『海外旅行のワクワク感を演出するため、各国のスペシャリティコーヒー、紅茶、ワインを口にするだけで旅行気分が味わえるよう、その一杯の産地や品質、淹れ方にこだわりを持っています。』という清祥庵さん。例えばそのイチオシのコーヒーは軽井沢の丸山珈琲さん(⇒ホームページはこちら)から直接豆を仕入れているというスペシャルティーコーヒーで、頂き方もフレンチ・プレスに入って運ばれてきます。私はこのフレンチ・プレスは紅茶専用なんだとばっかり思っていたのですが・・・実は逆。もともとはコーヒーを抽出するためにフランスで作られた器具だったそうですが、日本で広まる際に紅茶用として販売されていたため、すっかり“茶葉専用”として定着してしまったようなのです。
どんな風味なのか?!ぜひご来店時にお試しあれ。
↑ コーヒーの美味しさを引き出してくれると、丸山珈琲さんオススメの淹れ方がこのフレンチ・プレス。山椒房に置いてある砥部焼のカップで頂けます。
また、今イチオシの人気メニューがあるということで、通常2名以上から注文できるセットを特別にご用意いただきました!
『14時〜17時半までの時間限定メニュー「英国式のアフタヌーンティーセット(1,300円)」です。ランチを終えたお客様がご来店した際、午後のお茶タイムでも充実したメニューを何か提供できないか?と思いまして今年7月限定でご提案したところ、大変ご好評をいただきました。8月以降も続けて欲しいというお声が多く、定番メニューとして現在もご用意しております。』
↑ 写真は2名分です。ミニバーガー、サラダ、小菓子4つがセットになったプレートに、コーヒー又は紅茶が付いて1,300円。おしゃべりしていても、やっぱりお茶だけでは口寂しいもの・・・こんな素敵に盛り付けられたセットを、ミラノのお部屋で頂きたーい!!
↑ 添えられている4種類のお菓子は洋菓子店ソレイユのもの。マカロンやチーズケーキ、そして貝殻亭リゾートイチオシの八千代菓子「バラのマドレーヌ」も。
ちなみにセットメニューだけではなく、予約があればディナータイムに用意するようなチーズフォンデュを使ったコースも、3,500円でランチタイムに用意してもらえるということでした。また、貝殻亭で出しているワインも注文できるとのことでしたが、実はそのワインセラーはここ清祥庵の地下にあるんですって!
ワインセラーは邸宅だった頃からのものではなく、先代オーナーからの夢だったものを増築したそうです。調理場の右側にある扉を開けると、急勾配の階段が下へと続いています・・・。
室内は独特の香りに包まれひんやりと涼しい空間に。
ワインがずらりと貯蔵されているその奥には、丁度カリブのラウンジと同規模の部屋が!
↑ あまり聞かれたくない話題の会合が、こちらで開かれたりするとかしないとか・・・知る人ぞ知る秘密の一室。
↑ このテーブルもラウンジのものと同じく、職人の平塚氏さんが手掛けた品。ろうそく台などがいかにもな雰囲気です。ディズニーランドみたい・・・。
これからピークを迎える七五三の時期には、お参りを終えてからのアフターパーティとして2〜8名様を対象とした「特別ランチコース(3,000円)」や「七五三チーズフォンデュセット(3,500円)」なども用意されています。さらに恒例の12/18(土)〜25(土)限定「フォンデュで楽しむクリスマスコース(3,800円)」も企画されています!クリスマスコースは一応12/13まで予約受付とされていますが、毎年大人気で予約が埋まってしまうので、気になる方はお早めにご連絡を。
おしゃべりが弾むこと必至の清祥庵、ぜひ仲の良いお友達を誘って足を運んでみてはいかがですか?
●リゾートダイニングカフェバー 清祥庵(せいしょうあん) 047-484-1555
千葉県八千代市勝田台北2-4-5(地図)勝田台北口から徒歩6分
【営業時間】11:00〜18:00(LO 17:30)
※ただし、6名以上のご予約に限り18:00〜22:00のディナータイムも承ります(完全予約制)。
【定休日】毎週火曜日(年末とGWを除く)
【個室予約】完全予約制・利用時間120分(室料無料)・利用人数2名〜・部屋タイプ/シエラネバダ風〜7名、プロバンス風〜4名、京都風(和室)〜8名、ミラノ風〜4名
※シエラネバダ及びプロバンスは@11:30〜13:30A13:45〜15:45B16:00〜18:00から、京都及びミラノは@11:00〜13:00A13:15〜15:15B15:30〜17:30の時間帯からお選びいただけます。
⇒お部屋紹介の詳細ページはこちらhttp://www.gpi-group.co.jp/seisyouan/room.html
※個室のほか、カリブ風のラウンジ席もあります(2〜14名・お好きな時間帯を選択可)。
※結婚式の2次会パーティなど貸切も可。要問合せ。
【ホームページ】http://www.gpi-group.co.jp/seisyouan/
〔関連レポート〕
2009年12月02日 地元八千代の頑張り企業!(株)GPIって?
2010年02月11日 陶磁器の店 山椒房(さんしょうぼう)
2009年12月08日 ル・ジャルダン・デュ・ソレイユのクリスマスケーキ
#ママ友ランチは、個室が使えるのでいつもゆりのきの庄やなの〜。
そのうちご一緒できたらいいなぁ〜。
帽子のゴムや手提げ袋引きずるの、ウチの長男も一緒!(ゴム直さなきゃ…)
お手拭タオル持ち帰るの忘れて、3日分まとめて持ち帰ったり、お箸の先を曲げちゃったり片方なくす、とかもしょっちゅう。ヒドイでしょ〜!!!
それから、やちなびの管理3時起きだとか…お疲れ様です。どうぞお体に気をつけてくださいね。応援してまっす!
コメント有難うございます^^
ゆりのきから少し距離はあるけれど、駐車場も台数が結構あるし村上駅前の道を直進して右折すればすぐ!ぜひぜひお兄ちゃんママさん達とも一度お試しを。私ともぜひランチしてくださーい!!話に飢えてます(^^;)
お手拭タオル3日分はスゴイ〜!箸もスプーンとかとセットになっていると「コラー!!」って怒らずにはいられませんね(>_<)
うちは歯ブラシを噛んでくるので、買っても買ってもすぐ流し洗い用におろさないといけなくなります・・・。